一般開放分チケットは完売と盛況トレックワールド2020が東京で開幕 新型「ドマーネ」など注目製品が一堂に集う

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 トレックの注目バイクや新製品が一堂に集う「トレックワールド2020」が7月30日、東京都内で開幕した。会場ではフルモデルチェンジを果たしたエンデュランスロードバイク「ドマーネ」や、新ペイントが施された車体が展示。店舗関係者のほか、一般サイクリストが2020年モデルを一目見ようと活況を帯びた。

フルモデルチェンジした「ドマーネSLR」 Photo: Shusaku MATSUO

意匠を凝らした新カラー

 トレックワールドは例年、店舗スタッフや関係者向けに京都で行われていたが、今年から東京五輪の選手村が建設中の中央区・晴海エリアで2日間に渡って開催。夕方からの部では一般にも開放されるが、平日にもかかわらず各日200人の前売り券は完売し、注目度の高さをうかがわせた。

トレックの最新バイクや注目製品が集まった「トレックワールド2020」 Photo: Shusaku MATSUO
販売実績の好調さをアピールしたトレック・ジャパンの田村芳隆社長 Photo: Shusaku MATSUO

 開幕に先立ち行われたトレック・ジャパンの田村芳隆社長はプレゼンテーションで「ロードバイクの需要が鈍化していると言われているが、変化や課題を掴むことが重要です」と述べ、同ブランドが先を見据えた製品作りとプロモーションが行われていることをアピール。

 同社はロードバイクで15%、クロスバイクのFXシリーズで24%の販売台数の伸びをみせ、今後は伸びしろがあるe-BIKE部門へ積極的に投資していくことが発表された。今後は電動アシストユニットサプライヤーであるボッシュと協力し、e-BIKEに特化したコース整備を行っていくという。

「ドマーネSLR」は「マドン」と同様のIsoSpeedを装備 Photo: Shusaku MATSUO

 会場に入り、正面に鎮座していたのは第3世代へと進化した「ドマーネSLR」。抜群の振動吸収性能を誇るIsoSpeed(アイソスピード)をヘッドチューブと、トップチューブからシートチューブにかけて採用。リアのアイソスピードは「マドン」と同様にL字型ものが取り入れられ、しなり具合を調整できるようになった。下位グレードのSLでは、リアのアイソスピードは従来の非調整式となっている。

ダウンチューブ内に設けられたストレージスペース Photo: Shusaku MATSUO
専用のアクセサリー収納袋も付属する※小物を除く Photo: Shusaku MATSUO

 また、フレームは全体的にエアロ化が推し進められた。フロントフォークもストレート形状になり、よりエアロロードバイクのマドンに近い精鍛なルックスとなった。ケーブルが内蔵されるほか、ダウンチューブ内にはストレージスペースを確保。ボントレガーのマルチツールを格納できる専用設計で、ライドの必需品をスマートに携帯できるようになった。サドルバッグを取り付ける必要性がなくなったため、空いたサドル下にはリアライトを取り付けることも可能だ。

ボントレガー「フレア」バックライトをスマートに取り付けることが可能 Photo: Shusaku MATSUO

 ドマーネのラインナップ全てがディスクブレーキ化され、拡張性が高まったこともポイントだ。クリアランスを確保したことで、タイヤ幅は38Cまで対応。フェンダーやバイクバッグなどを装着することで、ツーリングシーンやグラベルでの走破性や快適性を高め、マルチパーパスとして活躍できる仕様となった。

トレック・セガフレードがツール・ド・フランスでも駆ったモルテンマーブルカラー Photo: Shusaku MATSUO
コスモスは宇宙の広がりを表現したペイントに Photo: Shusaku MATSUO

 オーダーシステムの「プロジェクトワン」には新カラーも加わった。ツール・ド・フランスでトレック・セガフレードが駆ったバイクにも採用されていたモルテンマーブルはラップペイントで表現したランダムなパターン模様が特徴。コスモスは宇宙の広がりを表現したカラーで、見る角度によって色彩が変わる美しい塗装となる。どちらも職人による緻密なペイントで、シートポストやヘッド部といった細部に至るまで塗装が施されている。このほか、好評だったICON(アイコン)カラーも継続するという。

 軽量ロードバイクの「エモンダ」は、ディスクブレーキ仕様のフロントフォークがケーブル内蔵となるマイナーチェンジが行われた。セカンドグレードのSLクラスにもディスクブレーキ仕様が追加されたことで、トレックがラインナップする車種のほぼ全てでディスク化した。

ボントレガーは安全啓蒙活動に注力

 トレックが手掛けるアクセサリーブランド「ボントレガー」からは、企業ミッションとしているライダーズセーフティを前面に押し出したWaveCel(ウェーブセル)を採用したヘルメットが並んでいた。

外傷を伴わない脳震盪や頭蓋骨内出血を防ぐ「ウェーブセル」 Photo: Shusaku MATSUO

 ウェーブセルは落車などで頭部を強く打った際、外傷を伴わない脳震盪や頭蓋骨内出血を防ぐシステム。ロードバイクヘルメットのほか、シティライドに最適な「チャージ ウェーブセル コミューターヘルメット」や、トレイルライドにマッチする「ブレイズ ウェーブセル マウンテンバイクヘルメット」も登場し、全てのサイクリストへ向けた安全啓蒙を促していた。

シティライド用ヘルメットにも採用されている Photo: Shusaku MATSUO
アッパーの形状を変え、よりフィット感を高めた「XXXサイクリングシューズ」 Photo: Shusaku MATSUO

 ロード用ハイエンドシューズ「XXXロードサイクリングシューズ」はより日本人の足型にフィットする形状に進化。シューズ先端の幅が広がり、アッパーは2枚構造をBoaクロージャーで包み込むように締まる。全体に通気口が設けられ、快適性とパフォーマンスを同時に向上させている。

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