地元勢も活躍Jプロツアー、広島2連戦は岡篤志と黒枝士揮が優勝 ツアーリーダーは岡の手に

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 国内最高峰のロードレースシリーズ、Jプロツアーの今季第10戦「東広島サイクルロードレース」が7月6日、また第11戦「広島クリテリウム」が7日、ともに広島県内で連日開催され、東広島ロードでは岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、広島クリテでは黒枝士揮(チーム ブリヂストンサイクリング)がそれぞれ優勝した。年間ポイントランキングでは岡が首位を奪回、プロツアーリーダージャージに再び袖を通した。

7月6日の東広島ロードは、宇都宮ブリッツェンの岡篤志が最後独走に持ち込んで優勝(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

最後飛び出した岡が今季2勝目

 初開催となった東広島ロードは、東広島市の広島大学外周に1周5.5kmのコースを設け、トップカテゴリーのP1クラスタはこれを17周する93.5kmで行われた。レースは1周目の上りから6人が抜け出し、さらに後方から選手が合流して4周目には12人の逃げ集団となった。

レース前半に形成された12人の先頭集団(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)
メイン集団はブリヂストン勢がコントロール(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

 メイン集団はチーム ブリヂストンサイクリングがコントロールする形で、中盤まで落ち着いて進んだが、10周を過ぎて後半戦に入ると集団はペースアップ。逃げとのタイム差は縮まっていった。

 これを受けて逃げ集団でも動きがあり、新たに6人の集団が形成された。13周目になると後方にメイン集団が迫ったことで、これを嫌った小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)、吉岡直哉(チームUKYO)、西尾勇人(那須ブラーゼン)の3人がアタック。ここからさらに小野寺が単独で抜け出す展開になった。

逃げ集団の背後にメイン集団が迫る(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)
逃げから単独アタックして独走を続けた小野寺玲。この日の敢闘賞を獲得した(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)
最終周回、1週間前に全日本選手権を制した入部正太朗がアタック(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

 しかしペースアップしたメイン集団は15周目に小野寺を吸収。レースは振り出しに戻った。上り区間を中心に各チームがアタックの応酬となったが、決定的な抜け出しは生まれないまま、レースは最終周へ。ここで岡が、上り区間の入口でタイミングを見計らってアタックした。単独での抜け出しに成功した岡は、そのままゴールまで逃げ切って優勝。第4戦東日本ロードクラシック群馬大会に続いて、今季シリーズ2勝目を挙げた。岡はツアーリーダーの奪回にも成功した。

 地元広島のヴィクトワール広島も、谷順成が最後4位に入る健闘を見せた。

P1表彰式。(左から)2位の黒枝士揮、優勝の岡篤志、3位の湊諒(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

東広島ロードレース P1結果
1 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) 2時間21分42秒
2 黒枝士揮(チーム ブリヂストンサイクリング) +11秒
3 湊諒(シマノレーシング) +13秒
4 谷順成(ヴィクトワール広島) +15秒
5 橋本英也(チーム ブリヂストンサイクリング) +17秒
6 ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +20秒

広島クリテはブリヂストンがワン・ツー

 2連戦2日目となる広島クリテリウムは、広島市西区の商工センター内に設けられた1.7kmの周回コースで行われた。P1クラスタはこれを30周する51kmの戦いだ。

 レースは序盤にできた3人の逃げで、吉岡直哉(チームUKYO)、小森亮平(マトリックスパワータグ)、岸崇仁(リオモ・ベルマーレ レーシングチーム)が終盤まで先行する展開に。一方のメイン集団は、シマノレーシング、宇都宮ブリッツェンの2チームが中心となって、ペースをコントロールした。

序盤から逃げ続けた3人(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)
メイン集団先頭をシマノレーシングがコントロール(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

 残り5周の段階で逃げ集団から岸が脱落。入れ替わるようにメイン集団から、内間康平(チームUKYO)が単独アタックを仕掛けて先頭に合流した。しかしメイン集団は残り3周で逃げを全て吸収。残り2周では地元出身の大町健斗(JCF強化指定選手チーム)がアタックするなど見せ場を作ったが、この動きも集団に吸収され、最後は大集団でのゴールスプリントになった。

4人が並んだゴールスプリントは黒枝士揮に軍配(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

 集団から飛び出す形で黒枝士揮、沢田桂太郎(ともにブリヂストン)、黒枝咲哉(シマノレーシング)、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)の4人が横一線でスプリントを繰り広げたが、僅差で黒枝士揮が先着。チームに今季4勝目をもたらした。2位は沢田が入り、ブリヂストン勢がワン・ツーとなった。

 敢闘賞は逃げ続けた地元出身の小森が獲得。Jプロツアーリーダーは岡がキープした。

P1表彰。(左から)2位の沢田桂太郎、優勝の黒枝士揮、3位の黒枝咲哉(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)
プロツアーリーダーは岡篤志がキープした(提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)

広島クリテリウム P1結果
1 黒枝士揮(チーム ブリヂストンサイクリング) 1時間23分15秒
2 沢田桂太郎(チーム ブリヂストンサイクリング) +0秒
3 黒枝咲哉(シマノレーシング) +0秒
4 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +0秒
5 ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +1秒
6 横塚浩平(チームUKYO) +1秒

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