ミニトークショーとサイン会別府史之がショップイベントでファンと交流 来年の東京五輪「精一杯目指して走る」

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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別府史之選手がショップイベントでファンと交流 Photo: Ikki YONEYAMA

 サイクルロードレースの本場、ヨーロッパでトッププロチームに所属して長年活躍している別府史之選手(トレック・セガフレード)が7月6日、関西のサイクルショップを訪れてミニトークショーとサイン会を開き、ファンと交流した。

 別府選手がこの日午後に訪れたのは、兵庫県尼崎市の「THE EARTH BIKES」(アースバイクス)。かつてマウンテンバイク(MTB)の選手としてアジア王者に輝くなど活躍した野口忍さんが、昨年オープンしたトレックコンセプトストアだ。野口さんは選手時代に、当時中学生の別府選手とMTBでチームメートだったり、引退後もトレックのスタッフとして、別府選手の国内レースの現地サポートを行ったりと、長年の信頼関係で結ばれている間柄だ。

別府選手との思い出を語る野口忍さん。元MTBクロスカントリーのアジア王者だ Photo: Ikki YONEYAMA
ショップ代表の野口忍さん(左)と、共同経営の増永康己さん(右)は、ともにトレック社員時代に別府選手をマーケティングチームでサポートしていた Photo: Ikki YONEYAMA

 昨年4月のショップオープン後、今回初めて別府選手の訪問が実現。同時にミニイベントを開くことになり、急な告知にもかかわらず、ショップ2階の多目的スペースには約50人のファンが詰めかけた。

 野口さん司会で行われたトークショーでは、2人が初対面だった21年前のMTBレースでの様子に触れ、野口さんが「中学生なのに最後まで食らいついてきて驚いた。最後は大人のテクニックで勝ちました」と笑いを誘うと、別府選手は「当時は憧れの選手でした。いつか負かしてやると思っていました」と少年時代の思い出を語った。

国道171号線沿いのショップの2階がイベント会場に Photo: Ikki YONEYAMA

 1週間前に静岡・富士スピードウェイで行われた全日本選手権ロードレースでは、2年ぶりに出場した別府選手のサポートに、今回も野口さんが同行。レースではサポートカーのハンドルを握った。すでにトレックを退職していた野口さんだったが、春頃に別府選手から直に連絡があり参加を決めたという。

 レースで別府選手は序盤から積極的な走りを展開したが、3度目の優勝はならずに最後は力尽きた。アシスト選手のいない単騎参戦ながら、自らの力を惜しまない走りを展開したことについて、「強い選手が生き残るレースにしたかった。(本場ヨーロッパの)プロのレースは、前に前に行かないと生き残れない。プロで15年間やってきたスタイルを貫きたかった」と攻撃を続けた走りの理由を明かした。

野口忍さんからサプライズで信楽焼のタヌキを贈られ笑顔の別府史之選手 Photo: Ikki YONEYAMA

 来年に迫った東京五輪に向けては「富士スピードウェイのゴールは家から70kmくらいで練習でも走っていた場所。出られるポジションにいるので、精一杯それを目指して走っていきたい」と意気込みを語った。翌週にはフランスの自宅に戻り、7月後半からのレースに向けて準備するという。

 トークでは、「おとぎ話の世界だった」という本場ヨーロッパのプロレースに挑戦した青年時代のエピソードや、プロ選手のトレーニング、レースでの食事方法など、参加者からの質問にも答える形で幅広い話題が語られた。トーク終了後はサイン会が行われ、参加したファンたち一人ひとりと会話を交わした。

トーク終了後はサイン会 Photo: Ikki YONEYAMA
記念写真にも応じて、参加したファン一人ひとりと交流 Photo: Ikki YONEYAMA

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