Cyclist・週刊「エディターズ・チョイス」編集部のイチオシ記事「元富士ヒル女王・ますこさんインタビュー<後編>」など 6月29~7月5日掲載

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 『Cyclist』に掲載された今週のイチオシを編集部員のコメントとともに紹介する週刊「エディターズ・チョイス」。6月29~7月5日からは「私はこうして富士ヒル女王になりました 2018年大会優勝・ますこさんインタビュー<後編>」など5本を紹介します。

編集長 澤野健太のイチオシ記事

【詳報】與那嶺恵理が前半から独走の圧勝劇でV5 2位に金子広美が入り五輪に近づく

 レースが折り返しに差し掛かるよりも遥か前、女王・與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)が自ら仕掛けて独走を開始した。他を寄せ付けない強さを示し、13周回のうち9周を単独で走り切って優勝。女子エリート4連覇を飾った。東京オリンピックの選手選考に関わる2位争いは金子広美(イナーメ信濃山形)が制した。

 與那嶺恵理選手の圧勝はチームで勝ち取ったものでもありました。当初、女子エリートはチームカー使用が認められなかったところを、與那嶺陣営が男女平等の観点から改めるよう日本自転車競技連盟(JCF)に指摘。日本スポーツ仲裁機構に対し、仲裁を申し立て、チームカー使用を勝ち取った形。その本番で使用したのは、関係者所有の『ダットサン・ブルーバード』でした。雨の富士スピードウェイを走る1966年製の小型車は、與那嶺選手の走りを最後までサポート。日本一のゴールとともに、チームカーも声援を浴びていました。

編集部 大澤昌弘のイチオシ記事

私はこうして富士ヒル女王になりました 2018年大会優勝・ますこさんインタビュー<後編>

 2018年6月開催の「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」(以下、富士ヒル)に初出場して女子総合で優勝、2019年大会は女子選抜クラスで2位になった増田菜穂子さん(通称:ますこさん)。前編ではロードバイクを始めてから、わずか1年あまりで富士ヒル女王になるまでをお伝えした。短期間でのビッグタイトルの獲得。才能がそうさせたと思う人がいそうだが、詳しく聞くと印象は大きく変わるはずだ。

 インタビューを通じて感じたのは、この人には何をやっても勝てないな、という敗北感でした。記事中にあるように「その日に出し切らないと夜になって後悔するんですよ」なんてこと、かつて一度も思ったことがありません。パワートレーニングという現代的なトレーニング手法への取組みも伺いましたが、最も面白いのは、きついことをナチュラルにこなせてしまう才能だと思います。インタビューからそのあたりを汲み取ると、彼女が短期間でトップになれた理由がよりよく理解できると思います。自分だったら、この距離、このトレーニングをこなせるだろうか、練習を振り返って悔しいと感じるだろうか、と照らし合わせて考えると、リアリティをもって、彼女のすごさがわかるのではないでしょうか。

編集部 松尾修作のイチオシ記事

東京五輪プレ大会ロードレースの出場チームが決定 フランス、イタリア、ベルギーチームも

 7月21日に開催される、2020年東京五輪の自転車ロードレース競技のテストイベント「READY STEADY TOKYOー自転車競技(ロード)」に出場するチームの陣容が明らかになった。6月28日時点で日本を含むナショナルチームが12チームと、国内外コンチネンタルチーム10チーム、計22チームが参戦予定となっている。

 プレ五輪ロードレースの詳細がようやく判明してきました。国内のコンチネンタルチームのほか、イタリアやベルギー、フランスといった強豪国の代表チームが集まり、日本の公道を走る機会などめったにありません。どんなメンバーが来日するのか心待ちにしたいと思います。
一方で、勝負所となるであろう三国峠や籠坂峠の観戦が禁止、もしくは制限がかかるという個人的には少々残念な情報も。安全を第一にスムーズな競技運営が求められますが、どの競技よりも間近で観戦ができることが魅力のスポーツなので、ぜひその素晴らしさを伝えられる演出も取り入れてもらえると今後の発展につながるのではないかと思います。

編集部 後藤恭子のイチオシ記事

私はこうして富士ヒル女王になりました 2018年大会優勝・ますこさんインタビュー<後編>

 2018年6月開催の「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」(以下、富士ヒル)に初出場して女子総合で優勝、2019年大会は女子選抜クラスで2位になった増田菜穂子さん(通称:ますこさん)。前編ではロードバイクを始めてから、わずか1年あまりで富士ヒル女王になるまでをお伝えした。短期間でのビッグタイトルの獲得。才能がそうさせたと思う人がいそうだが、詳しく聞くと印象は大きく変わるはずだ。

 まっさらなビギナー女子がヒルクライム女王になるまでの道のりを綴った後編。先週公開した前編に続き、ますますおもしろさが加速しています。一人の女性がここまで確実に進化できるパワートレーニングのすごさはもちろんですが、何よりもそれを遂行できる彼女の努力と計画実行能力が見事です。この記事がおもしろいのは、ただストイックなトークだけでなく、彼女の人としての魅力が垣間見えるところ。笑って読めるパワトレの記事は初めてでした。

編集部 石川海璃のイチオシ記事

e-BIKE普及促進プロジェクトの「E-BIKEアクションしまなみ」始動、しまなみ海道で実験スタート

 愛媛県が広島県や自転車メーカーらと連携して推進するe-BIKEを活用したプロジェクト「E-BIKEアクションしまなみ」がスタートする。しまなみ海道の拠点でe-BIKEのレンタサイクルなどを行い、e-BIKE体験者の声などを全国に向けて発信、e-BIKEの普及を図る。愛媛県ほかプロジェクト参画メーカーらが7月3日、都内で概要発表会を実施した。

 自転車の聖地しまなみ海道から、国内のe-BIKE普及が始まります。金額は6時間で3000円。メーカーの協力を得てこの金額に抑えたそうで、中々頑張った金額だと思います。しかし、スポーツサイクルに縁のない人には高いかも知れません。
…というのも、そういった人たちがレンタサイクルの基準にするであろう価格としてシェアサイクルが挙げられます。千代田区で展開している「ちよくる」の料金は30分で150円。e-BIKEと同じ時間借りても1800円です。これを踏まえて考えると、まだまだ価格の障壁が高いように感じます。それこそ家族で4人でe-BIKEを借りたら、ちょっといいレンタカーを借りられる金額になる訳ですから、価格以外で付加価値が欲しいところです。

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