御神火ライドのプレ企画初心者のキャンプツーリングを手ほどき アドベンチャーサイクリストの山下晃和さんがトークショー

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 アドベンチャーサイクリスト・山下晃和さんによるトークイベント「キャンプツーリングのすすめ」が7月3日、東京・台東区のモンベル御徒町店で開催された。キャンプツーリングの初心者を対象にしたイベントで、山下さんが自身の経験をもとにキャンプや自転車旅についてレクチャー。会場には約30人の参加者が訪れ、熱心に聞き入った。

山下晃和さんと愛車のTHOMPSON「R9300 GRAVEL」。スタイル紹介のため、パニアバッグと大型サドルバッグを装備している Photo: Kairi ISHIKAWA

長年の経験を生かして語る

 同イベントはCyclistが運営する大会「伊豆大島御神火ライド」内で実施されるキャンプ(9月7日開催)のプレ企画。Cyclistの連載『“キャンプ”ツーリングの達人』でもおなじみの山下さんが自転車のキャンプツーリングについて語った。

 山下さんは10代の頃から登山やトレイル、トライアスロンなど様々なアクティビティを経験。スポーツサイクルも色々な車種に乗り、親しんできた。多様な楽しみ方がある中で、山下さんが最も好きなのが自転車旅だ。過去に東南アジア8カ国、中南米11カ国を自転車で走破したという。

自身の経験をビギナーに語った山下晃和さん Photo: Kairi ISHIKAWA
トークショーには約30人の参加者が集まった Photo: Kairi ISHIKAWA

 総距離500km、約2週間に渡って走破したアメリカ・フロリダ縦断旅の話題では、「グーグルマップで下調べした時は写真映えするスポットがあまりなく、見どころが少ないと感じていましたが、実際に走ってみると雄大な景色が広がっていました。」と、下調べと実走のギャップを明かした。

 また、その当時のギアや、自転車の積載方法を振り返りながら、現在の事情について披露。時代とともにキャンプツーリングのスタイルが多様化している点について、自身のバイクを例に紹介した。

自身の自転車を用いて詳しく解説する山下晃和さん Photo: Kenta SAWANO

 さらに山下さんは、2000年代は特に用品が進化した時代(日本は2010年頃)で、自転車はカーボン素材の変更、バックパックは固定観念から外れたデザインになり、アウトドアギアは軽量化の追求が始まったと推察。「特に登山では水、食料、燃料など消費する物を除いて、バックパックの総重量を4.5kg以下に抑える『ウルトラライト(UL)』という言葉が誕生しました」と解説した。

 そうした変化の中で、自転車旅でもパニアバッグを使った従来のモデルから新たなスタイルが登場。大型のサドルバッグ類が進化し、最低限の荷物で走行性を損なわないバイクパッキングが確立したと考察した。

 イベントの終盤に行われた参加者による質問コーナーでは、自転車でのキャンプツーリングでの話題になった。山下さんが旅をする場合の荷物の重量や、海外の幹線道路を走る場合のナビゲーション方法などの疑問に回答。その中でも盛り上がったのがトラブルの話だ。

 山下さんが東南アジアを自転車で走行中、ホイールのスポークが破断。このままでは走行できないため、現地の人に修理できる人を紹介してもらったという。紹介された人は非常に親切で、かなり時間をかけてホイールを調整してくれたそうだ。山下さんはあまりの丁寧さと時間のかけ具合に、高額な修理費を危惧していたところ、なんと日本円で約140円ほど。「内心冷や冷やしていましたが、高くなくて安心しました。そして何より、日本との物価の差に驚いた経験でした」と語った。

じゃんけん大会は大いに盛り上がった Photo: Kenta SAWANO
本にサインを貰った豊田大輔さん(写真右)。著者の山下晃和さんと記念撮影 Photo: Kairi ISHIKAWA

 トークショーの終盤には山下さんの著書、『自転車ロングツーリング入門』などをかけたじゃんけん大会を実施。その後参加者全員で記念撮影をしてお開きとなった。

 じゃんけんの末、『自転車ロングツーリング入門』を手に入れた豊田大輔さんは「いつも山下さんの連載を楽しみにしているので、今日は生の話を聞けて良かったです」と嬉しさを滲ませた。

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