オリジナルウェアのプレゼントもBESVの最新e-MTBをインプレッション オフロードから街乗りまでこなす本格派の2台

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 e-BIKE(電動アシスト付き自転車)の専門ブランドBESV(ベスビー)から、マウンテンバイク(MTB)タイプの「TRS2 AM」と「TRS2 XC」が登場した。前後サスペンションとハードテールの両モデルともにダウンチューブ内に大容量バッテリーを内蔵し、スマートな外観を実現。悪路での走破性を高めるサスペンションを装備した本格e-MTBを試した。

BESVの本格e-MTB「TRS2」2車種を乗り比べ Photo: Masami SATOU

体力がなくても未舗装路を楽しめる

 BESVはライフスタイルを彩る“街乗り”e-BIKEをいくつもラインナップしている。フロントモーターで優れた安定性を誇る軽快車タイプの「CF1 LENA」や、スタイリッシュでカラーも豊富な小径車「PS」シリーズは男女問わず幅広い層から人気を博している。一方で、本格的なスポーツラインも充実。MTBタイプのTRS2シリーズは走りの質と、優れた実用性を纏っての登場となった。

前後にサスペンションを備えた「TRS2 AM」 Photo: Masami SATOU

 フルサスペンションモデルの「TRS2 AM」は前後に150mmトラベルのサスペンションを装備。ユニットはシマノSTEPS「E8080」で、最大140kmのアシスト航続距離を誇るBESVオリジナルのバッテリーがダウンチューブ内に収まっている。バッテリーをフレームに内蔵したことで一体感を持ったデザインとなり、一見するとe-BIKEには見えないスマートなフォルムを実現した。

150mmストロークのサスペンションを備え、トラクションのロスをなくす Photo: Masami SATOU
STEPSの小型ディスプレイSC-E7000 ©BESV

 TRS2 AMを体感するため、東京・稲城市にあるMTBパーク「スマイルバイクパーク」でインプレッション走行を行った。バンプトラックやバンクが設けられた区間や、森の中を掛け抜けるクロスカントリーコースなど、走りを試すには最適なフィールドである。

上りだけではなく、下りも走りを楽しめる本格派 Photo: Masami SATOU

 最初に断っておくが、筆者はロードバイクを専門にしており、MTBは趣味程度にしか乗っておらず、プロ選手のように本格的な走りを評価するテクニックの引き出しはない。しかし、乗り始めると筆者のようなMTBビギナーだからこそ楽しめるポイントが満載であると感じた。

 クロスカントリーのコースではきつい斜度の上り坂にも挑戦した。最大の特徴でもある電動アシスト機能をフルに活用し、技術がなくとも脚を地面に着くことなくクリアすることができた。搭載したSTEPSの出力特性は至極自然で、脚の力をリニアに増幅し、タイヤにパワーを伝えてくれる。想定以上に出力が上下することないので、モーターのパワーが介入しているようにさほど感じない。自分の脚がパワーアップしたのではないかと錯覚させるほどだ。

バッテリーはダウンチューブへスマートに収まる Photo: Masami SATOU

 トルクフルな走りはe-MTBならではだった。日本国内では「走り始めを最大として時速24kmでアシストをゼロにしなければならない」というe-BIKEの規格が決まっている。ロードバイクタイプであれば巡航時に超えてしまうこともままあるだろうが、MTBであればスピードレンジが下がるため、常にアシストを効かせた速度帯を楽しむことが可能。太いタイヤも相まって、ぐいぐいと上りを上っていく。いままで辛いと感じていたMTBの上りを、e-BIKEがアトラクションに変えてくれた。

 石が転がり、木の根がところどころに張り巡るなどの滑りやすい路面の下りは細心の注意が必要だが、前後のサスペンションは常に仕事をし、タイヤを路面に密着させようとしてくれる。多少ミスをしてもサスペンションが許容し、ショックを吸収してくれるので、何度も助けられる場面もあった。まるで1段階自分のテクニックレベルが上がったかとも思うほどだ。前後ともにストローク量を調整できるので、コースに合わせたセッティングを試してみるの楽しみの一つである。

 当然、走行中のバランスは乗り手が取らなければならない。滑りやすい路面ではリアタイヤが空転することもある。よって、上体の重心移動やハンドルコントロールをしなければならない。コース上では心拍数も上がったし、汗もかいた。電動アシストに頼り、楽をして走るわけではないのである。立派にスポーツライドであった。筆者のようなMTBビギナーでも、体力がなくても楽しめる、オフロード走行の敷居を下げてくれる、e-MTBの良さが全てが詰まった1台であった。

■BESV「TRS2 AM」
税抜価格:445,000円
カラー:ブラック
サイズ:S/M
重量:23.2kg(Sサイズ)

ジャンルに捕らわれない拡張性

 ハードテールのTRS2 XCは、TRS2 AMとはまた違った意味でスマートなe-MTBである。サンツアー製130mmトラベルのフロントサスペンションを擁し、2.35サイズのブロックタイヤを装着しているので、オフロード走行は得意だ。AMと異なり、リアタイヤが跳ねるが、コントロールする楽しさがある。だが、TRS2 XCが生きるのは未舗装路だけではない。

ハードテールタイプの「TRS2 XC」 Photo: Masami SATOU

 TRS2 XCのフレームにはダボ穴が設けられており、リアキャリアを装着することができる。純正でフェンダー付きのリアキャリアも用意されており、拡張性に優れているのだ。キャンプやロングツーリングに行く際にも重宝するだろう。テントやレジャー用品といった重い荷物を積んでも、電動アシストを生かした軽快な旅ライドが可能となる。

504Whのバッテリーはダウンチューブ内に内蔵 Photo: Masami SATOU
キャリアの取付が可能なダボ穴 Photo: Masami SATOU
純正のキャリアやフェンダーもラインナップ ©BESV

 太いタイヤや電動アシストは市街地でも活躍する。信号が多くストップアンドゴーが多い地域では、踏み出しを助けてくれるうえ、安定感抜群のタイヤは出だしもふらつかず、段差や溝があっても足元をすくわれづらい。見た目に反してアーバンライドも得意なので、通勤や通学にも適している。色々な使い方が考えられる楽しみな一台だ。

通勤やシティライドにも最適だ Photo: Kyoko GOTO
ハードテールらしくきびきびと走る Photo: Masami SATOU

■BESV「TRS2 XC」
税抜価格:360,000円
カラー:ブラック
サイズ:S/M
重量:20.8kg(Sサイズ)

TRS2発売記念BESVオリジナルジャージ&キーホルダープレゼントキャンペーン

プレゼントされるウェアは爽やかなデザイン。キーホルダーは高級感溢れる作りだ Photo: Kyoko GOTO

 BESVはTRS2の発売を記念して、オリジナルサイクルウェアとキーホルダーのプレゼントキャンペーンを行います。ウェアはロードバイクタイプのe-BIKE「JR1」の世界観をイメージしたデザインを採用。キーホルダーは高級感が溢れる造りで、e-BIKEのバッテリーの鍵に最適です。

 プレゼントはウェア(S、M、L、XLサイズを各1着ずつ)とキーホルダーをセットにして4名様に当選します。下記のアンケートページにお答えのうえ奮ってご応募ください。期間は6月28日から7月7日まで。

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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