体重50kgでNPは270W與那嶺恵理がイギリスの女子ワールドツアーに出場 前半を落車なく切り抜ける調子を上げる

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 イギリス南部を舞台に開催されるUCI(国際自転車競技連合)女子ワールドツアー「OVO Energy Women’s Tour」(オヴォ・エネルギー ウィメンズツアー)に與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)が出場。落車が多く、厳しい展開が続くが、3日目まで順調に走り、コンディションを向上させている。

オヴォ・エネルギー ウィメンズツアーを走る與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ) Photo: Anton Vos

 6月10日からスタートした今ツアーは、6月15日までの計6ステージで構成。レースは雨や悪路、審判者などのアクシデントが重なり波乱の展開が続いた。幾度も落車に巻き込まれそうになった與那嶺だったが、3ステージまでの前半戦をトラブルなく終えた。7月5日に開幕するジロ・ローザへ向けてコンディションを上げ、後半戦へと臨むという。

 本人のレポートは下記の通り。

ウィメンズワールドツアー「OVO Energy Womes’s Tour」第1ステージ

イギリスで6日間のワールドツアー「OVO Womes’s Tour」が始まりました。武井コーチとトレーニング期間を終え、程よいコンディションでレースに入りました。160kmを超えるステージもあり、ジロ(・ローザ)に向けて良い乗り込みレースにします。

 初日はアップダウンのローリングも多く、狭い道。クロイをエースにスプリントで上手く持ち込めるように展開します。スタートまで持ちこたえた空でしたが、スタート後は雨が降り出しとても寒い。ホットオイルを塗り忘れてしまい…。

 序盤からUKのチームが鼻息も荒くアタックの連続。フォローをしながらチームでまとまってレースを進めます。中盤で身体が完全に冷え切ってしまい、体が全く動かない状況に。

 ボーナスポイントごとに伸びる集団。クロイの位置を見失わないようにもう必死に。

 道が狭いUK。しかしモトは強引に選手を抜いて行きます。そしてKOM。強引なモトが原因で落車。チームメイトのアンナが巻き込まれ脳震盪でリタイア。私も、前の選手のホイールに突っ込みましたが、ぎりぎり耐えきって落車はありません。とにかく怪我無くジロに繋げないと。

 ゴール手前30km。集団が伸び切って私は“チキチキ”の状態でつくだけ。お仕事も大してできず、ちょっと残念。ここまで身体が冷えるとは思わなかったです。

そしてゴール。クロイは6位を獲得! 復調してきています! 私はガタガタ震えながらゴールをし、次のホテルへ移動。そう、毎日ステージ後の移動があり、これもレースの日常。

翌日は70kmのクリテリウム(大汗) クロイのためにお仕事頑張ります。

ウィメンズワールドツアー「OVO Energy Womes’s Tour」第2ステージ

OVOワールドツアー2日目。冷たい雨、震える中、前日の160kmのステージを終え今日は70kmのクリテリウム。コースは普通にアップダウンの連続です。スタート前から(大汗)。前日のクロイが6位を獲得し復調。今日もクロイで狙っていきます。

 スタート後から活発に集団は動きます。私達もチームでまとまりながら走りますが、コースがきつい! パワーメーターが壊れているのか。と思うぐらいの数値。(レース直前に校正済み)ボーナスポイントごとに集団は伸び、私はチキチキの状態。クロイのポジションをみなで守りながら、ですがもう限界。終盤は伸び切った集団につくのが精一杯でゴール。

 チームもロミーの31位が最高位と全く振るわず。こんな日もある。仕方がない。ちなみに、1時間半を超えるレース時間。NPは(体重は50kg)、ストラバで269W、ガーミンで270Wでした…。

 明日からいよいよ上りのステージが始まります。上手く集団内を泳ぎなら、少しでも前でゴールができますように。

ウィメンズワールドツアー「OVO Energy Womes’s Tour」第3ステージ

今まで見たことのない規模での大クラッシュ。運良く前方で生き残ることが出来ました…。

 OVOワールドツアー3日目。UKの狭い道。ローリングがひたすら続き、曲がりくねっています。とにかく道が細いので前で展開をしないと、あっという間に集団後方に押しこまれます。

 作戦はクロイかロミーで狙う。

 スタートからノコギリの歯のように登りと下りが続きます。集団も緊張感が激しく、選手同士の喧嘩も…。本当に危ない。前で展開をしながら序盤を過ぎ中盤へ。2度目のスプリントポイントへ至る下り、CCCがマリアンヌを中心としてトレインを組んでいた所、突然先頭で落車!

 すごい音と共に私はとっさに音から逃げました。振り返ると道をほぼすべて塞ぐ形での多重落車。ここまで落車は見たことがなかったです。落車を避けた20人ほどで先を急ごうとしたところ、コミセールの判断でレースストップ。なんとほぼ全ての救急車が出動してしまい、これ以上のレース続行が難しい状況。30分ほどレースが止まり、その後レース再開となりました。数えきれないローリングをこなして、チームでまとまりながらゴール。

 身体は冷え切りましたが、とにかく落車に巻き込まれず、コンディションも初日、2日目より良い状態になってきました。明日も上ります。ジロに向けて怪我無く望めますように。

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