バイクインプレッション2019上位モデルの軽やかな走りを継承 メリダ「スクルトゥーラディスク200」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 メリダのオールラウンダータイプのロードバイク「スクルトゥーラディスク200」をインプレッション。トリプルバテッドアルミフレームにディスクブレーキを採用したエントリーグレードの走りを試した。

メリダ「スクルトゥーラ200」 Photo: Masami SATOU

機械式ディスクブレーキを採用

 スクルトゥーラはメリダのオールラウンダーとして、幅広い層のサイクリストから支持されている。カーボンモデルは軽量ながらセミエアロな形状を生かし、ヒルクライムから平地のコースまでマッチ。今季はUCIワールドチームの新城幸也選手が同モデルを選び、プロが集うトップシーンで活躍している。

 その弟分に当たるのが今回試したスクルトゥーラディスク200である。素材にはトリプルバテッドアルミニウムフレームを採用し、フォルムも上位モデルと遜色なく仕上げられた。上下異径のヘッドチューブには、トップチューブとダウンチューブが広い面積で接続し、捻じれ剛性を確保。シートステーは扁平形状を採用し、振動吸収性も考慮されている。

トップチューブとダウンチューブは、ヘッドチューブに広い面積で接続 Photo: Masami SATOU
扁平シートステーが快適性を向上 Photo: Masami SATOU
機械式のディスクブレーキを採用 Photo: Masami SATOU

 また、税抜きで13万円を切る価格ながら、機械式ディスクブレーキを装備。天候を気にすることなく、安定したブレーキングを可能にしてくれる。クランクはFSA製のオメガを採用しているが、メインのドライブトレインはシマノの「SORA」。信頼のおけるシフトチェンジが期待できる。

低重心で軽い振りが特徴

 走り始めると、ペダルを漕ぎ出した瞬間からスクルトゥーラらしさがよく表れていた。ヘッドチューブ周辺の捻じれ剛性が高く、BBの重心が低く感じるため、車体の振りが軽い。Sサイズで9.8kgという重量ではあるが、数字以上にスイスイと加速する良さが光る。

スクルトゥーラの弟分ながら、上位モデルのエッセンスを感じる走り Photo: Masami SATOU

 カーボンモデルのスクルトゥーラディスクのハンドリングは機敏であり、人によってはシビアに思える上級者向けなハンドリングであったが、今回のモデルは角にエッジがなく扱いやすい。コーナーに向けて徐々に倒しこんだ際、タイヤのグリップを感じつつも、車体が自然と出口に向かうので、必要以上に気を使わなくてよかったのが印象的だった。

 ブレーキのフィーリングは今一歩といったところ。握りこんでも利きがイマイチで、もう少し制動力が欲しい。おそらくローターとパッドの相性の問題だろう。サイクリング程度の速度であれば気にすることはないが、峠の下りや緊急の際にはやや心もとない。

 素性はとても良いバイクで、ロングライドからイベント参加まで万能に活躍する文字通りオールラウンダーだ。カスタムベースとしても優秀だが、まずは走りに合わせてブレーキ周りからカスタムしていくことをお勧めする。

■メリダ「スクルトゥーラディスク200」
税抜価格:129,900円
サイズ:44cm(XXS)、47cm(XS)、50cm(S)、52cm(SM)、54cm(ML)
カラー:レッド、シルクチタン

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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