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ライドをより快適にするサイクリングウェア 性能、機能、必要性とは

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 サイクリングをする際には、サイクリング用に作られたウェアを着て走ると快適です。わざわざ専用のウェアを用意する必要があるの?ちょっと恥ずかしいような?と思うかもしれません。普段着でサイクリングすることも可能ですが、その機能を知ればやはり専用ウェアがベストであるという結論にたどり着きます。

ライドをより快適にするサイクリングウェアの実力とは? Photo: Shusaku MATSUO

ライドに適した生地やカットを採用

 私たちが普段着ている服は、歩いたり、立ち止まったり、座ったりといった日常の動作範囲で快適になるよう、機能設計されています。一方でサイクリングは、以下のような特徴があります。

風の影響が少なく、ピタリと体にフィットするサイクルウェア Photo: Naoi HIRASAWA

・長時間の有酸素運動で発熱・発汗量が多い
・前傾の乗車姿勢で、長時間サドルに乗って過ごす
・風を受けて進む
・フィールドが刻一刻変化するため、運動強度や、気温などの外的環境も大きく変化する

 普段の生活とは異なる動作・環境となるため、普段着ではカバーできない範囲が出てくるということが想像できるでしょう。

吸汗・速乾性能に優れた素材が用いられている Photo: Shusaku MATSUO

 まず重要なのが、汗の処理です。サイクリングでは、峠の上りを時速10km以下のスピードで汗ダラダラになって数十分走った直後、下りでほとんど脚を動かさないまま時速40kmで風を受けて10分以上走る、といった場面が普通にあります。よくある綿のTシャツで走っていたら、汗をたっぷり吸ったシャツが下りですぐに身体を冷やしてしまうでしょう。このためサイクリングウェアには、汗を肌面からなるべく早く外に出し、なおかつすぐに乾く吸汗・速乾の機能性繊維(主にポリエステルの合成繊維)が使用されています。

 乗車姿勢に合わせた作りも見逃せません。サイクリング特有の前傾姿勢でも快適に着られたり、ペダルを漕ぐ脚の動きがしやすかったりと、布地の量やカッティングなどが工夫されています。

快適さが段違い!サイクリングパンツ

 専用のサイクリングパンツのポイントは、サドルに長時間座った際にお尻が痛くならないよう、衝撃を吸収して股ずれを防ぐためのパッドが付いている点です。これが有ると無いでは大違い。大げさに言ってしまうと、人生が変わったレベルの快適性が得られます。

サイクリングパンツの内側にはパッドが備えられている Photo: Kairi ISHIKAWA
股ずれや痛みを和らげるサイクリング用パッド Photo: Shusaku MATSUO

 また、普通の下着やズボンだと、ペダルを漕いだ際に縫い目が圧迫したり擦れたりと、サドルとの接触部に不調をきたす可能性が高まります。サイクリングパンツは縫い目の位置や構造を工夫することで、こういった不具合が起こりにくく作られています。

 専用ウェアの機能を完全に発揮するために、サイクリングパンツは下着を着けず直接穿くようにしましょう。下着が間に入ってしまうと、擦れなどの原因になってしまいます。

速度を上げるならピタッとジャージにレーパンを

 平らな道を走る場合、サイクリングにおける最大の走行抵抗は、実は「空気抵抗」です。風で服がバタつくのは、パラシュートを背負って走るようなもので、とても非効率(無駄に苦しいだけ)なのです。このため、スピードを上げたサイクリングを志向するのであれば、ピタッと身体に密着する「レーサージャージ」「レーサーパンツ」とも呼ばれるサイクリングウェアを着用すると良いでしょう。

サイクリングウェアには、小物を入れるのに便利なポケットが付いている場合が多い Photo: Kenta SAWANO

 ジャージの腰部分にはポケットが付いているので、数時間のサイクリングに必要な食料、財布、折り畳めるウインドブレーカーなどを、カバンを背負わずに携帯することができます。派手な色使いのジャージも少なくありませんが、これは道路上で小さな存在であるサイクリストを、周囲のクルマなどから目立ちやすくして安全を確保する狙いがあります。

オシャレに楽しめるカジュアルサイクリングウェアも

 レーサー風のウェアはちょっと恥ずかしいかも…という人には、近年はカジュアルテイストのおしゃれなサイクリングウェアも充実しているので、そちらをオススメします。機能性はレーサータイプと同様ながら、印刷技術の向上により、一見天然素材のような見た目のジャージも登場しています。

カジュアルなテイストのウェアも登場している Photo: Ikki YONEYAMA
メリノウールを使ったクラシカルなジャージも色あせない魅力がある Photo: Shusaku MATSUO

 身体のラインをあまり出したくないのであれば、少しゆるめのイージーフィットのウェアを選ぶと良いでしょう。サイクリングパンツを直接露出したくないなら、パッド付きのインナーパンツの上から、ハーフパンツなどを穿くというスタイルもあります。街乗りや自転車通勤、自転車旅をおしゃれに楽しみたい人向けには、天然素材を工夫して取り入れたカジュアルサイクリングウェアも登場しています。

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