日本代表ジャージも公開固定ギヤバイクの世界大会「Fixed nations cup」初開催、競輪選手・児玉利文さんら日本人3人が出場

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 5月31日~6月2日、フランス中部の都市ディジョンでトラック競技のバイクによる世界選手権「第1回 Fixed nations cup」が開催され、日本代表として3人が出場します。現役競輪選手として活躍しながら、スポーツ自転車店「104サイクル」も営む児玉利文さん(sfiDARE CRIT JAPAN)のリポートでお届けします。

「第1回 Fixed nations cup」に出場する日本人ライダー3人 ⒸFixed nations cup

フランス・ディジョンで開催

WAVE ONE製の日本代表ジャージ 

 3月30日、31日とアーバンバイクロア大阪の会場で行いました、sfiDARECRIT大阪ステージ#4の余韻も冷めやらぬ中、フィクスドギヤクリテリウムの、第1回世界選手権が開催され各国から選抜されたライダーが参加します。このレースに日本代表として私を含む3人が参加してきます。メンバーは児玉利文、妻の児玉和代のsfiDARECRITメンバー2人、滋賀県在住のホビーレーサー高橋健一(WHITE JACK)となります。

sfiDARECRITを率いる児玉利文 ⒸsfiDARECRIT
2018キングオブトラック(韓国.ゴーヤンシティ)で優勝した児玉和代 ⒸsfiDARECRIT 

 フィクスドギヤクリテリウムとは、競輪やオリンピックなどで行われているトラック競技のバイクを、そのまま使用するクリテリウム(周回レース)です。レギュレーションにブレーキを装着しないことや、固定ギヤ(回転している脚を止めることが出来ない)が義務とされているレースです。(フィクスドギヤをもっと知りたい方はこちら→https://www.104cycle.com/beginners#bg-voice

世界大会初挑戦の高橋健一(WHITE JACK) ⒸsfiDARECRIT
第1回の「FIXED NATIONS CUP」はフランス・ディジョンで開催 ⒸFIXED NATIONS CUP

 日本ではあまり知られていませんが、ニューヨークのメッセンジャーから初まったこのレースは、アメリカ東海岸、ヨーロッパでは大人気で、今回の世界選手権の開催となりました。

 大会の概要は以下の通りです。

Fixed nations cup日程

5月31日 チームタイムトライアル(TT)(7.5㎞)空港特設コース
6月1日 フィクスドギヤクリテリウム(32㎞)デジョン特設コース
6月2日 ヒルクライム&ベロドローム

変速なしのヒルクライムも

FIXED NATIONS CUP

 3日間に渡り、4種目が行われますが「クリテリウムのみならず、チームTTはまだしも変速なしの固定ギアでヒルクライムなんて!」という、まさにフィクスドギヤライダーの世界一を決めるにはふさわしい大会ですね。ちなみにすべてのレースをノーブレーキ、固定ギヤで行うこの大会はヒルクライムも変速なしの1枚のギヤで行います。土地勘などないので、どの程度の勾配なのか、少し怖い気持ちもあります。

RED HOOK CRITなど世界中のフィクスドギヤクリテリウムレースに参戦経験があるカナディアンライダー・Jasmin Ten Have。今回はナショナルチームではなく個人参加となる。Photo by Kenji Muto

 また6月1日のフィクスドギヤクリテリウムには、ナショナルチーム以外に一般参加があり、我が「sfiDARE CRIT JAPAN」のJasminも参加します。一般参加は予選がありますが(ナショナルチームは決勝のみ)彼の実力なら勝ち上がってくるでしょう。

 しかし一応ナショナルチームで予選シードの私は、夜に行われる「スーパーファイナル」からの参戦になり、今から武者震いしております。大変なレースになるのか、あっけなく終わるのかのどちらかでしょう(笑)。

RED HOOK中止で盛り上がり

 私としてはベロドロームで行われる、ロンゲストラップ(足を地面につかずに、バランスをとって停車した状態から1周のレース)で世界一を目指そうかなと思っております。トラックスタンド(足を地面につけずに停車した状態を保つこと)は得意だし、ダッシュは「?」ですが、競輪で養っている勝負勘で戦ってきます。

 今年は本家ニューヨークのクリテリウムイベント「RED HOOK CRIT」が中止になったこともあり、各国のライダーたちの気合の入りようが異常な感じ。第1回の世界選手権ということもあって、猛者達が虎視眈々と狙ってくるでしょう。日本でもじわじわ人気が高まってきているフィクスドギヤレース、ぜひチェックと応援をよろしくお願いします。

児玉 利文(44歳)

現役競輪選手(通算218勝)
1992年 インターハイ3000mインデビディアルパーシュート優勝(高校記録)
1992年 ジュニア世界戦出場
1999年 アジア選手権4000mチームパーシュート優勝(日本記録)
2013年 全日本プロ自転車競技大会チームパーシュート優勝
2015年 全日本プロ自転車競技大会チームパーシュート優勝
2017年 RHC ブルックリンステージ ラストチャンスレース45位

児玉 和代(42歳)

1994 第12回アジア大会スプリント8位
1995 ワールドカップ スプリント出場
1996 アジア選手権スプリント5位
1998第13回アジア大会スプリント5位
1999 アジア選手権スプリント3位
1995~1998年 全日本選手権スプリント優勝
2018レッドフッククリット(アメリカ.ブルックリンステージ)ファイナル進出
2018キングオブトラック(韓国.ゴーヤンシティ)優勝

高橋 健一(WHITE JACK)

滋賀県在住のホビーレーサー、フィクスドギヤクリテリウムにドはまりして世界選手権に出場するまでになってしまったスーパーライダー!
主な戦歴
sfiDARE CRIT#3  5位
sfiDARE CRIT#3.5 2位
sfiDARE CRIT#4 Final進出

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