「e-bike ファンライド in 修善寺」リポートe-BIKEと観光が絶妙にマッチ、ミヤタサイクルのイベントで見えたこと

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
  • 一覧

 e-BIKEは海外でヒットし、国内では今後の普及が期待されている。誰がどのように使うのが最もハマるのか。ロードバイクと同じ目線で捉えていいのか。そこは考える余地があるところだ。今回、4月29日に静岡県の修善寺で開催されたe-BIKEを使ったサイクリングイベント「e-bike ファンライド in 修善寺」に参加して、その魅力を考えた。

「e-bike ファンライド in 修善寺」に集まった参加者とゲストライダーの杏寿沙さん(写真左端) Photo: Masahiro OSAWA

気軽に参加できるイベント

 「MERIDA CYCLING ACADMY e-bike ファンライド in 修善寺」は元ブリッツェンフェアリーの杏寿沙さんとともに、レンタルe-BIKEで修善寺の名所を巡りつつ、グルメも味わえるイベント。ミヤタサイクルは伊豆の試乗・展示施設「MERIDA X BASE」(メリダ・エックスベース)において、地域へのスポーツ自転車の浸透・発展を促進するためのプログラム「MERIDA CYCLING ACADEMY」を推進しており、同イベントはその取り組みの一環となる。

筆者がレンタルしたミヤタのe-BIKE「クルーズ」。豊富なバッテリ容量で1回の充電でエコモードなら約115km走行可能とする Photo: Masahiro OSAWA
レンタル車にはメリダのe-MTB「eBIG.SEVEN 600」も Photo: Masahiro OSAWA

 今回のイベントは、午前10時に修善寺駅をスタート、途中、修善寺の温泉街で休憩をはさみながら、約18km(実測16km超)、標高差210mをこなし、修善寺駅に戻って駅前のカフェで食事をとり、午後3時には解散という流れ。コース長、時間を見てもサイクリング要素は控え目で、初心者でも安心して参加できる。e-BIKE、ヘルメットも貸し出してくれ、ほぼ手ぶらで参加できるのは嬉しいところだ。

ラクラクなのに運動しているという感覚

 一行はミヤタサイクルの山田将輝さん(元ミヤタメリダバイキングチーム選手)を先頭に、時速20km程度でゆっくりと走行していった。

最初の目的地、旭滝に向かう一行。取材では先頭に出て写真を撮るのが一苦労だが、クルーズのおかげでラクラク Photo: Masahiro OSAWA

 このスピードが心地いい。牧歌的な伊豆の風景をじっくりと目に納めることできる。それは坂道でも変わらない。筆者が借りたクルーズは、踏み込むとスムーズにアシストしてくれ、風景が自然に目に入ってくる。ロードバイクにはない感覚が味わえた。

 ギヤ比の低い、いわゆるアウタートップの状態でも、グッと踏み込めばすんなりと進んでくれる。この「踏み込むと」というのが実にいい塩梅で、坂道でもめちゃくちゃ楽なのだが、運動しているという感覚はきっちりと残してくれる。

誰も千切れることなく走れるのもe-BIKEイベントの魅力 Photo: Masahiro OSAWA
川沿いのサイクリングロードも通る Photo: Masahiro OSAWA

e-BIKE小旅行はニーズがありそう

 まずはe-BIKE「クルーズ」のことを書いてみたが、今回はサイクリングというよりは、観光・グルメのほうがメイン。修善寺駅からほどない場所にある旭滝に行き、修善寺の温泉街へ到着したら、寺巡りをしたり、デザート&お茶を楽しんだり、足湯に浸かったり…。e-BIKEはサブ的な要素にとどまっているのだ。

修善寺駅からほどない場所にある旭滝。石垣のように積みあがっているが自然の手で出来上がったという  Photo: Masahiro OSAWA
スタートから1時間後には修善寺温泉街の甘味処竹の里水ぐちであんみつなどを食す Photo: Masahiro OSAWA
自由時間に足湯に浸かってリラックス Photo: Masahiro OSAWA
最後は修善寺駅前のカフェ&バー「The Crank」で昼食をとりながら歓談 Photo: Masahiro OSAWA

 それでも、e-BIKEの存在は無視できない。観光・グルメオンリーにするのではなく、アクティビティ要素も欲しいというニーズはあるだろうし、そこにピッタリとマッチする。サイクリングともなると、連れ立つ仲間の体力差や脚力差を考慮する必要があるものの、e-BIKEがあるならその心配はない。これならば幅広い年代の人と行動できそうだ。e-BIKEなら、親子三世代でも楽しめてしまうのではないか。

 それだけ、幅広い人を受け入れる能力がe-BIKEにはある。観光メインのe-BIKEイベントに参加できたからこそ、ありそうでなかったアクティビティの価値に気づけたと思う。

 ちなみに、「MERIDA CYCLING ACADEMY」のライドイベントは不定期ながら、今後も順次開催される予定だ。たとえば、6月5 日(水)、6月23 日(日)には「伊豆箱根鉄道 共同企画 e-bikeで巡る三嶋大社・スカイウォーク食べ歩きサイクリング」が実施される。e-BIKEに興味を持ったなら、伊豆半島を観光してみようと思ったら、こうしたライドイベントへの参加を検討してみてはどうだろうか。

関連記事

この記事のタグ

e-BIKE ミヤタ ミヤタサイクル

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載