環島1000kmチャレンジ!父と娘のロードバイク旅 <3>親子で挑んだ台湾一周最終回、新竹からゴールの高雄まで 娘の巣立ちと父の子離れ

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 春休みを利用して、トミーさん親子が台湾一周の「環島」(ファンダオ)に挑戦したリポートをお届けする連載。最終回となる第3回目は、新竹から高雄までを、娘のアオイさんと父・トミーさんのリレー日記方式でお届けします。

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最終日、高雄「あひる家」に帰ってきました Photo: Takeshi TOMIOKA

◇         ◇

 “ロードバイク・パッカー”のトミーです。小学校を卒業した娘(アオイ12歳)の春休みを利用して(奪って!?)、二人で台湾を一周する“環島1000km”チャレンジ。最終回の環島8日目から10日目(新竹~台中~嘉義~高雄)は、アオイの旅日記を中心にお届けします!

環島8日目(4月2日):新竹~台中/101km

環島8日目のルート図 Photo: Takeshi TOMIOKA

 本日のリポート担当はアオイでーす。昨日、一昨日のジメジメした雨とは違い、今日は久しぶりに「暑いっ!」と感じる天気でした。海沿いの自転車専用道を走りながら、遠くに並ぶ風車を眺めるのが気持ちよかったです。

 走り始めて40km地点のセブンイレブンで休憩。そこで私たちと同じように自転車で台湾を走っているジュリアナさんという人に出会いました。彼女から分けてもらったピーナッツのお菓子がすっごく美味しかった!

 その後も順調に走り続け、今日の旅も残り20kmほど。しかーし! そこには長~い「上り坂」が待っていた!! 坂の途中で、ちぎれかける私。必死にダンシングで追いかけるもまたちぎれる…。そんなことが何回か続き、ホテルに到着する頃には、ヘトヘトになってしまいました(-.-;)

海の近くの風力発電と田んぼ Photo: Takeshi TOMIOKA

 ホテルに着いて、シャワーと洗濯を済ませ、やっと一息ε-(´∀`; ) 明日も台中に泊まることが決まり、のんびりモードで街をブラブラと散歩しました。ホテルの周りにはUFOキャッチャーやプリクラ機がいっぱいあって、まるで原宿と渋谷(行ったことないけど)を合体させたようでした!

お菓子を分けてくれたジュリアナさん(写真中央)と Photo: Takeshi TOMIOKA
長い上り坂でヘトヘト Photo: Takeshi TOMIOKA

 そして洋服やアクセサリー、おいしそうな食べ物が並ぶ屋台もたくさん! 歩き回りがいのある街だと思いました。明日はオフ日。早起きしなくてもいいし楽しみだなぁ~(´∀`=)

トミーのコメント

 毎晩僕がFacebookにアップしていた環島日記ですが、到着してからのマンネリ感を打破するため、この日からアオイに担当してもらいました。僕も明日は早起きしなくていいと思うとワクワクでした(笑)。

 台中のホテルでは、コンビニで出会ったジュリアナさんに再会しました。お互いにビックリ! 彼女はブラジルの救急救命のお医者さんで、東洋医学を勉強しに台湾に来たそうです。地球の裏側まで一人で勉強に来て、はじめての自転車旅にも挑戦する彼女の姿はアオイにはどう映ったのでしょうか。

オフ(4月3日):台中/12km

 この日もアオイがリポートを担当します。朝は8時に起きて近くのカフェで朝食。パンと台湾風オムレツを食べました。パンはハチミツとブルーベリージャム。オムレツは厚切りベーコンとチキンバジルレモンフライ。ベーコンのジュワッとした感じがたまらないっ!(≧∇≦)

 午前中はお出かけ。自転車だといろんなところへ行けて楽しいな~。まずトトロとカオナシがいる駅(?)に行きました。写真撮影をして気分ノリノリ♡  その後は国立自然科学博物館に行って来ました! 恐竜の動く模型(それも実寸大)リアルさと迫力にビックリ(°▽°)

リアルさと迫力にビックリした恐竜の動く模型 Photo: Takeshi TOMIOKA
UFOキャッチャーにチャレンジ! Photo: Takeshi TOMIOKA

 午後は自由時間になり、私は一人で街を散策。友達用のお土産にUFOキャッチャーにチャレンジ! でも、何回やっても取れず、お金が減っていくだけ…(汗)。これがUFOキャッチャーの魔力! 恐ろしや~。なんか悲しくなって、ホテルに戻ってお昼寝することに…。

おいしかった蛋炒飯(タマゴチャーハン)は40元!(約145円) Photo: Takeshi TOMIOKA

 夜はまたパパと外に出て夕ご飯のお店を探し、小さな食堂に入りました。そこの炒飯がまた安くておいしいこと!!

 「グーグルマップで美味しそうな店を探すのもいいけど、マップに載ってない店を自分で観察して見つけるのも大事」とパパから言われ、「旅も深いな~」と思いました。

 あと200km。自転車旅を満喫しつつ、台湾をもっとたくさん観察してみようと思います。それではまた明日~。

トミーのコメント

夕飯に決めたお店は、周辺のおしゃれなお店の店員さんたちがチャーハンをよくテイクアウトしていたので、これは美味しいだろうなぁと観察していたのです(笑)。1日ゆるっと台中を満喫し、父娘ともにいいリフレッシュになりました!

環島9日目(4月4日):台中~嘉義/98km

環島9日目のルート図 Photo: Takeshi TOMIOKA

 アオイです。今日は昨日に引き続きすご~く暑かったです。そのせいか走り終わった後はいつもより、何となく“疲れた感”がありました。

 でも、シャワーを浴びて気持ちよくリフレッシュヽ(´▽`)/ からの街探検。コインランドリーで洗濯のついでに、ドーナツとシュークリーム、バブルティー(タピオカ)を買ってベンチでモグモグ。

 ホテルまでの帰り道にメリダショップを発見!! 私のロードバイク(メリダなのです!)のブレーキが不調だったので、直してもらうために店に入りました。

 パパが店員さんに台湾環島をしていることを話すと「加油!」(がんばれ)と言ってすごく丁寧に、しかも無料でメンテしてくれました。すごく嬉しかったです。ありがとう!

嘉義に向けて順調に走る Photo: Aoi TOMIOKA
信号待ちで応援してくれた陽気なおじさん Photo: Takeshi TOMIOKA
とても丁寧に整備してくれたメリダショップのスタッフさん Photo: Takeshi TOMIOKA

 本場台湾のメリダショップは大きくて、たくさんの自転車があって、店員さんが優しくてめちゃめちゃカッコよかったです(o^^o)

 夜ご飯は水餃子を二人で30個食べました。中の肉汁とお酢が混ざって最高! 食べれば食べるほど、どんどん餃子が自分の胃に吸い込まれていくのがこわい…。そして、デザートに苺練乳かき氷。アイスがデカくて頭がキンキン、でもイケる!!

 残り時間もあと少し。台湾の美味しい料理でお腹いっぱいだし、バイクも直してもらったし、最後まで頑張ります!おやすみなさーい(( _ _ ))..zzzZZ

メリダショップの店員さんと Photo: Takeshi TOMIOKA
水餃子が胃に吸い込まれていく〜 Photo: Takeshi TOMIOKA

トミーのコメント

いよいよ明日高雄に戻ります。最後まで気を抜かず、無事に二人でフィニッシュします!

環島10日目(4月5日):嘉義~高雄/108km byトミー

環島10日目のルート図 Photo: Takeshi TOMIOKA

 最終日は、北回帰線を南へ超えて、台南の高鉄駅で駅弁を食べて、雨も、坂道も、出会いも、トラブルもなく、高雄の「あひる家」に帰ってきました。

 あっけない幕切れ。ラスト一日、にあっという間だった…。

 ついに親子二人の台湾環島1000kmのチャレンジが終わりました。

 その夜は「あひる家」で出会った大人たちとみんなでご飯へ。

 アオイは大人に混じってビールのようにジュースを飲みまくり、真夜中までハイテンションでしゃべりまくって、旅日記を書くことなく寝落ちしました。

北回帰線を南へ超える Photo: Takeshi TOMIOKA

台湾環島の旅を終えて byアオイ

 3月26日~4月5日までの11日間の自転車旅は、長いようであっという間でした。毎日100kmくらい走っていたせいで、今までは遠く感じていた100kmがもはやそこまで遠く感じなくなってしまいました。

環島最終日の高雄にて Photo: Takeshi TOMIOKA
親子二人で Photo: Takeshi TOMIOKA

 旅の中で、日本の教育を受けたおばあちゃんや遺骨収集をしているおねえさんに出会ったり、中国語ペラペラで台湾で働いている大人達の話を聞いたりして、世界には自分の知らないことがたくさんあるんだな、と思いました。

 台湾の料理はどれも美味しかったですが、水餃子(お酢&胡椒)とお粥の魯肉飯(豚肉を煮込んだもの)が大好きです♡

 パパは何かある度になんやかんやとうるさいですが、今までたくさんの事にチャレンジをさせてくれて、とても感謝してます。ありがとう。

 私が中学に入ったら、もっと自分で自分のことをやれるように頑張りたいです。あと英語と中国語を覚えて今度は1人で台湾に来たいです!

トミーのコメント

著者、最終日の高雄にて Photo: Aoi TOMIOKA

 娘が生まれてから、自分なりに「一緒にやる」ことを大切にしてきました。かけっこ、自転車、トライアスロン、写真、旅。僕が大好きな大人たちにも沢山会わせました。これまでよく付き合ってくれたと思います。

 それも終わりに近づきました。そろそろ彼女は一人で歩く時です。 いや、彼女が一人で歩こうとしています。環島旅は僕が彼女から離れる旅でもありました。12歳の分岐点。一人でどんどん遠くへ行ってしまえ!!

エピローグ(帰国の機内)

自宅で洗車するアオイ Photo: Takeshi TOMIOKA

アオイ:「家に帰るまでが旅だよね~」
トミー:「いや、自分のバイクを綺麗にしてあげるまでが自転車旅だよ」

 最後までなんやかんやうるさいパパでした(笑)。

 書ききれなかったこともたくさんありましたが、3回に渡り最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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