「休養をとり今後の目標や将来設計を行う」と発表マルセル・キッテルがカチューシャ・アルペシンを退団 チームと双方合意で契約解除

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 カチューシャ・アルペシンに所属していたマルセル・キッテル(ドイツ)が5月9日、双方合意のうえでチームとの契約を解除し退団することが明らかになった。

マルセル・キッテルの退団を報じるカチューシャ・アルペシンのチームウェブサイト。キッテル本人の声明が掲載されている

 これは現地時間同日午前11時に各所へ配信されたリリースによるもので、チーム、キッテル本人それぞれが退団する旨を発表している。この決定はキッテルからの申し出によるものだとしており、「人として、アスリートとしてどうあるべきか、本当に重要なことについて考え抜いた末の長いプロセスで決断した」としている。

 キッテルは今年、2月のトロフェオ・パルマ(UCI1.1)で優勝し、幸先のよいシーズンインを果たしたかに見えたが、その後は勝利に恵まれず。4月のシュヘルデプライス(99位)以降、レースから遠ざかっており、出場を予定していた5月上旬のツール・ド・ヨークシャーを体調に問題があるとして欠場。間近に迫っていたツアー・オブ・カリフォルニアも「体調的にレースに向けた準備ができる状態にない」として、メンバーから外れることが明らかになっていた。

 なお、今後もレース活動は継続する意思があるとしており、時間をかけて新天地を探していくことになると見られる。

マルセル・キッテルの声明

「私の希望により、チーム カチューシャ・アルペシンと私は現在の契約を早期に解除することを双方合意のうえ決定しました。

 人として、アスリートとしてどうあるべきか、本当に重要なことについて考え抜いた末の長いプロセスで決断をしました。私はサイクリングを愛していて、この美しいスポーツへの情熱は消えることはないですが、同時に私自身が成功するために何を必要としているかも理解しています。選手には長所も短所もあり、強くなり、成功するためにはチーム内で理解し合える継続的なプロセスが必要だと考えています。この2カ月間、私は疲れ切っているような気分でした。現在、私は最高レベルでトレーニングすることができず、レースに臨むこともできません。そのような理由により、私は休養をとり、自分自身の時間を確保し、今後の目標や将来設計を行うことに決めました。

 1年半にわたりサポートしてくれたチームには感謝しています。特に、チームスタッフには心の底から感謝を伝えたいです。私にとって今まで見た中で最高かつ最高に勤勉な人たちであると言うことができます。彼らの情熱に対し、多くの勝利と結果をもって返せなかったことに申し訳なく思っています。また、スポンサーやパートナーにも感謝しています。

 私の決断は、変化によって新たな道のりや機会につなげてきた私自身の経験からきています。不安はありますが、私は新しいチャンスと挑戦すべきことを見つける自信があります。幸せや喜びとともに、自らの将来を見つける方法を探っていきます。これから先、何が起こるのか本当にワクワクしています。もう一度レースに挑み、この目標を達成できるよう計画していきます」

カチューシャ・アルペシン ゼネラルマネージャー ホセ・アセヴェド氏の声明

「これはマルセルによるレースから離れたいという希望に応えざるを得ない、悲しい合意です。われわれはマルセルの状況を把握しており、この困難から彼を支えたいと思っています。今後もチームメンバー全員がマルセルをサポートし続けます。そして、すぐにチャンピオンとしてレースに復帰してくれることを願っています。

 チーム カチューシャ・アルペシンとすべてのスポンサー、およびパートナーを代表して、マルセルが今後も最高の成果を挙げられることを願います」

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