観光地が拠点、メーンスポンサーは「じゃらん」新しい地域密着型プロチーム「那須ブラーゼン」誕生 Jプロツアーに参戦

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 栃木県那須地域を拠点とする自転車ロードレースの地域密着型プロチーム「那須ブラーゼン」が誕生、4月開幕のJプロツアーに参戦する。那須町の観光関係者らが設立した運営会社「NASPO(ナスポ)」(大田原市、前田幸雄社長)が立ち上げた。栃木県内では宇都宮ブリッツェンに次ぐプロチームで、初年度はツアー6位以内を目指す。(産経新聞宇都宮支局 伊沢利幸)

自転車ロードレースJプロツアー参戦に向け、必勝祈願に臨んだ「那須ブラーゼン」の選手ら=那須町湯本の温泉神社自転車ロードレースJプロツアー参戦に向け、必勝祈願に臨んだ「那須ブラーゼン」の選手ら=那須町湯本の温泉神社

 「ブラーゼン」はドイツ語で「風が強く吹く」という意味。「那須地域に自転車の風を」「国内ロードレースシーンに新たな風を」と命名、チームは昨年10月に発足した。国内で初めて観光地を拠点としている。

「那須ブラーゼン」チームジャージのデザイン「那須ブラーゼン」チームジャージのデザイン

 ロゴマークは那須に伝わる伝説「九尾の狐(きつね)」やリンドウの花をデザイン。キツネの色からチームカラーをイエローとしている。

 那須町では平成23年から那須高原を舞台にしたサイクルイベント「那須高原ロングライド」を開催している。企画運営に当たる観光関係者らでつくる「那須高原オールスポーツアソシエーション(NASA)」のメンバーらが、イベントに参加しているブリッツェンに刺激され、ナスポを設立。社長には写真家として活躍する前田さんが就任した。今後、「那須=自転車」のイメージを広げ、福島第1原発事故による風評被害で低迷する那須観光の復興につなげたいという。

 選手は、かつてブリッツェンに所属し、昨季はチームUKYOでJプロツアー総合32位の清水良行選手(30)を主将に、ブリッツェンから移籍した若杉厚仁選手(23)ら6人。中田真琴監督(36)は選手も兼任する。約1200万円の年間運営費はスポンサー料で賄い、メーンスポンサーには、リクルート発行の旅行専門誌「じゃらん」、セカンドスポンサーには「那須ガーデンアウトレット」と那須町が決まった。

 選手とナスポ役員らは、必勝祈願のため那須町湯本の温泉神社を訪れた。清水主将は「まず1勝、団体6位以内を目指したい」。前田社長は「初年度なので選手にはけがをしないで走り抜けてほしい」と話した。

 チームは那須地域でトレーニングを続けている。Jプロツアーは4月14日の伊吹山ヒルクライム(岐阜県関ケ原町)で開幕。20チームが参戦し、17戦を戦う。
 

地元警察署の交通安全アドバイザーに

 交通事故防止に向けプロの目線で自転車の指導をしてもらおうと、栃木県警那須塩原署は31日、「那須ブラーゼン」に交通安全アドバイザーを委嘱した。

那須ブラーゼンに交通安全アドバイザー委嘱那須ブラーゼンに交通安全アドバイザー委嘱

 清水良行主将ら選手3人と「ナスポ」の前田幸雄社長が同署を訪れ、茂木勉署長から委嘱状を手渡された。清水主将らは早速、近くの大原間小学校の交通安全自転車教室に参加。4、5年生の児童約300人に自転車の安全な乗り方などを指導した。

 チームは今後も、子供たちを中心に自転車安全教室を開き、実技や交通ルールなどを指導する。

産経新聞栃木版より)

「那須ブラーゼン」ホームページ

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Jプロツアー 那須ブラーゼン

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