バイクインプレッション2019エアロ+ディスクブレーキを組み合わせた優等生 トンプソン「ブレード」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ベルギーのブランドTHOMPSON(トンプソン)のエアロロードバイク「ブレード」を試した。ディスクブレーキを採用した堅牢な走りが特徴で、同ブランドの得意とする美しいペイントが映える1台だ。

トンプソンのディスクブレーキ搭載エアロロード「ブレード」 Photo: Masami SATOU

 トンプソンンは1921年に創業した老舗ブランドで、過去にはロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)の優勝バイクとしても名を刻んでいる。ベルギーの自転車らしく質実剛健な走りでハードな走りを支えている。

ケーブルは内装ではなくシンプルな配線 Photo: Masami SATOU
シートステーは細身ながらベルギーのハードな石畳にも対応 Photo: Masami SATOU
塗装はベルギー国内で手作業で行われる Photo: Masami SATOU

 ブレードはトンプソン初となるディスクブレーキ専用設計のロードバイク。これまでディスクブレーキを搭載したモデルはラインナップしていたが、ブレードは最適なカーボンレイアップを施し、新設計のハイエンドバイクとして誕生した。ホリゾンタルなトップチューブに、小さめのリア三角というエアロロードでは流行りの形状。フィンや特異なスタイルを取り入れることなく、“ツボ”を押さえたエアロ設計となった。

4万パターン以上のカラーパターンも

 もはやエアロロードバイクの必需品であるディスクブレーキが、バランスよく融合した優等生だった。勝手にもっとガチガチな硬さを想像していたが、拍子抜けするくらい扱いやすい。ペダルを踏みこむとスーっと気持ちよく前進する。スルーアクスルの強さと、フレームの剛性が一体感を生んでいる。

ディスクブレーキ+エアロを組み合わせた最先端の速さを体験できた Photo: Masami SATOU

 ハンドリングもとてもニュートラル。下りで60km/hからスプリントを試みてみたが、もがいている間にも高いスタビリティを示し、走りたいライン上に留まる剛性と安定性を発揮した。高い速度域からの減速は言わずもがな、160mmのディスクブレーキローターがその性能を発揮し、フロントフォークもその制動力に応えてくれる。

 ハイエンドの位置づけられるブレードだが、身構えるほどハードではなく、速く扱いやすいエアロロードであった。選手クラスももちろん満足するが、ホビーレーサーでも存分に脚力を発揮できるだろう。完成車のラインナップはデュラエースDi2から105まで揃い、選択肢は幅広い。

カラーオーダーシステム「Be Creative!」の一例 ©THOMPSON

 今回試した車体は標準カラーのレッド/ブラックで、メタリックとラメの美しい塗装が施されていた。また、トンプソンのカラーオーダーシステム「Be Creative!」の対象車となっており、車体価格にプラス2万円で10万パターン以上の組み合わせにもなる。ペイントは全てベルギー国内で行われるこだわりようだ。

■トンプソン「ブレード」
税抜価格:400,000円(フレームセット)、470,000円(105完成車)、550,000円(アルテグラ完成車)、680,000円(アルテグラDi2完成車)、720,000円(デュラエース完成車)、870,000円(デュラエースDi2完成車)
サイズ(トップ長):XS(520)、S(530)、M(550)、L(570)、XL(595)

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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