主催団体の会長に注目人物も就任ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが10月27日に開催 スーパーアリーナ通過ルートが復活

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 世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した自転車興行レース「2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が10月27日(日)に開催される。さいたま市内で4月15日、2019年大会のコースや関連イベントの概要が発表された。2019年大会からは主催がさいたま市から一般社団法人さいたまスポーツコミッションとなり、同団体の会長に就任したばかりの池田純氏(元横浜DeNAベイスターズ社長)の発言も注目された。

10月27日に開催が決定。写真はツール・ド・フランス さいたまクリテリウムを主催する一般社団法人さいたまスポーツコミッションの池田純会長(左)と清水勇人さいたま市長(右) Photo: Masahiro OSAWA

コースが2年ぶりに変更

 コースレイアウトは2年ぶりに変更される。スタート/ゴールはさいたま新都心を東西に横断する長い直線コース上に設置(商業施設コクーン1の斜向い)。これにより、前回に比べてコーナー数が減り、全体的にシンプルなコースレイアウトとなった。

2年ぶりにコースレイアウトをリニューアル。さいたまスーパーアリーナもコースに組み込まれた 

 さいたまスーパーアリーナがコースの一部として復活するのも特徴。場内はかつてのように有料観覧席などが設けられる予定になっている。昨年同様、コース脇に設置された観覧席の設置も検討していくという。また、コース全長は前年の約3kmから約3.5kmへと伸びた。延伸に伴う周回数の変化などについては今後調整していく。

 このほか、大会関連では、ツール・ド・フランス本大会のロゴの変更に伴い、さいたまクリテリウムのロゴデザインも一新された。

関連イベントも充実

 同日開催イベントとして、自転車関連商品の販売、体験イベントを楽しめる「2019サイクルフェスタ」やフランスとさいたま市の食が楽しめる「2019さいたまるしぇ in さいたまクリテリウム」も大会前日の26日(土)、クリテリウムレース当日の27日(日)に開催される。

 また大会に先立ち、一般参加者を対象にしたレースイベント「Road to さいたまクリテリウム 2019 in 埼玉スタジアム2002」を9月21日(土)に開催する。埼玉スタジアム2002を主施設とする埼玉スタジアム2002公園内に特設コースを設置。1周のタイムを競うタイムトライアルと規定時間内の周回数を競うエンデューロが開催される。大会の賞典として、クリテリウム当日に行われる個人タイムトライアルへの出場や一般体験走行などへの招待も予定している。募集は6月上旬開始予定。

2018年に行われた事前イベントの「Road to さいたまクリテリウム」 ©Saitama city
大会前日イベントではクリテリウム参加選手が日本文化に触れた ©Yuzuru SUNADA

 このほか、事前PR施策として、ツール・ド・フランス出場選手の安全と健康を祈念し、折った折り鶴をツール開催期間中に届ける「鶴 de France」を5月から開始。さらに昨年に続き、選手が日本文化などに触れるさいたま市内交流会を10月26日(土)に行う。

 新施策として「さいたまクリテリウム Dream Teacher」を行う。同イベントは、クリテリウムで来日する海外選手やフランス人スタッフにさいたま市内の学校を訪問してもらい、学生や生徒に海外のスポーツや自転車文化に関心を持ってもらうというもの。10月23日(水)~10月25日(金)頃を予定する。

注目の人物が主催者代表に

「さいたまがスポーツコミッションのモデルケースになるためにも健全経営を行うことが重要。そのためには組織作りが大切になる」とも話す池田純会長 Photo: Masahiro OSAWA

 もうひとつの注目ポイントとして、2019年大会から主催が一般社団法人さいたまスポーツコミッションに移ったことも挙げられる。さいたまスポーツコミッションは、スポーツや観光資源を活用して地域活性につなげることを目的とした団体。2018年12月に設立されたばかりで、その会長に横浜DeNAベイスターズを再生させた池田純氏が3月15日付けで就任している。

 今回の概要発表会のなかで、池田氏はさいたまクリテリウムの位置づけについて、トッププロが集うシンボル的な役割を果たすが、さいたま市に自転車文化を根付かせるには、別の視点からの取組みも同時に重要になると語る。「世界のトッププロが集まるクリテリウムは年に1回しか行われない。365日を通じてさいたまのなかに自転車文化をどう作っていけるかが大切。子供たちがロードレースに参加するまでにどういう道のりを歩むのか。普段から輪行を含めて自転車で回る文化を行政とともに作ることも課題になる」(池田氏)。

 2019年大会は池田氏にとって学びの時期。同氏は「ツール・ド・フランスが開催される7月に渡仏して現地で視察。フランス流の何かを日本に取り込めないか」などと語っている。同氏の手腕が色濃く反映されるのはまだ先となりそうだが、この先、さいたまスポーツコミッションを通じた新たな取組みが注目されるところだ。

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