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マウンテンバイク(MTB)の特徴とは 街乗りやアウトドアで活躍するオフロードバイクの魅力

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 “道なき道”を走るマウンテンバイク(MTB)は、1970年代後半にアメリカで誕生したスポーツバイクです。野山を駆け回り遊ぶ若者たちが自ら作り上げた自転車が、徐々に新しいジャンルのバイクとなっていきました。アウトドアブームに乗って世界中に広まり、現在では代表的なスポーツ自転車の一つです。

山の未舗装路でも高い走破性を誇るマウンテンバイク(MTB) Photo: Satoshi MURATA

場所に合わせた豊富な種類

 特徴は悪路をものともしない走破性。土道をしっかりつかんで走るために、太くて表面がゴツゴツしたブロックタイヤを装備します。フレームは太く頑丈で、路面からのショックを吸収するために、サスペンション機構がフロント、もしくは前後に搭載されていることが多いです。悪路で暴れるバイクをしっかり抑え込むために、ハンドルは幅広のものが装備され、ブレーキは強力なディスクブレーキが主に使われます。ギヤ比も急勾配に対応するワイドなものになっています。

サスペンションやブロックタイヤを備えたマウンテンバイク Photo: Kairi ISHIKAWA

 走る場所、走り方に応じてさらに細分化され、大まかには「上り系」と「下り系」に分かれると言えるでしょう。両者の究極はやはりレースバイク。上り下り両方を含んだコースを最速で走破するクロスカントリーレースに使われるバイクは、軽量性や上りでパワーロスをしないような機構設計がされています。一方、下りに特化したダウンヒルバイクは上りの性能は度外視して、重くても頑丈なフレームやパーツ、高性能のサスペンションなどを装備しています(上りはリフト等に乗ったり、押して上がったり)。

坂を下るレース「ダウンヒル」 Photo: kenta SAWANO
専用コースを使ったレースも行われている Photo: Kenta SAWANO

 あとは上り・下り、あるいは速さ・快適性という、原則相反する要素をどこでバランスさせるか。クロスカントリーとダウンヒルの間を取った、トレイルバイク、エンデューロバイクといったジャンルも近年流行しています。

スキー場ではリフトを用いて運搬 Photo: Shusaku MATSUO

 マウンテンバイクを本格的に乗る場所は、未舗装の林道や登山道、山を切り開いて造成したコースなど。一方でその走破性とルックスを生かして、街乗り用に使われることも少なくありません。山で乗る場合、実際に走る場所(フィールド)までバイクをクルマなどに積んで移動して、その先で楽しむことが多いです。スキーやゴルフのような楽しみ方だと思えばいいでしょう。

ゆったりと走るサイクリングも人気 Photo: Kenta SAWANO

 オフロードを走る場合に気を付けたいのは、専用コース以外を走ったときに、その地域に住む人や地権者、またハイカーといった人たちと、しばしばトラブルが起きてしまうことです。スピードが出て重量もある自転車は、歩行者からは脅威に見えるもの。タイヤが道を荒らすこともあり、都市近郊ではマウンテンバイク通行禁止を掲げる登山道も出てきています。これに対し、ハイカーが入り込まず、安心してライドを楽しめる専用フィールドも徐々に増えてきています。首都圏であれば、まずは専用フィールドに行って走りを楽しみつつ、基本的なテクニックを磨くのがいいでしょう。

定期的なメンテナンスを

 マウンテンバイクを街乗りで使う場合についてもお話しします。マウンテンバイクを街中で使えば、段差の多い街中でも気にせずどんどん走れてしまい、サスペンションで乗り心地もフカフカです。ただし注意すべき点が2つ。まずオフロード用の頑丈でゴツゴツしたタイヤは、舗装路では重かったり、乗り心地がスムーズでないこと。これは舗装路向けのタイヤに替えましょう。

 もう一点は、本格マウンテンバイクの多くはハンドル幅が60センチより広いため、日本の道路交通法の「普通自転車」にあたらず、法令上は歩道の通行が完全禁止となることです。法令を順守するならば、歩道は走らないようにするか、ハンドルバーを狭いものに交換しましょう。

悪路を走る機材なので、メンテナンスは欠かせない Photo: Shusaku MATSUO

 マウンテンバイクの多くはサスペンションを搭載していますが、常に動く部分であることから、定期的なチェックが不可欠です。メンテナンスを怠ったことで破損し、不幸な事故に至ったケースもあります。本格的に未舗装路を走る場合はパーツなどの傷みも早くなるので、その都度専門店でのチェックとメンテナンスを受けるようにしましょう。

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