サポーターズクラブも発足自転車特化型施設「山中湖サイクリングベース」が誕生 地域とチームを支える拠点に
山梨県山中湖村を拠点に活動するチーム「山中湖シクリスムフォーマション」が3月31日、山中湖村平野地区で自転車特化型の総合施設「山中湖サイクリングベース」の発表会を開催した。入場自由の休憩スペースやショップのほか、会員専用のトレーニングスペースも完備。自転車で地域を盛り上げていく拠点として運営される。
5月の連休からオープンを予定
山中湖サイクリングベースは体験型レストラン「ダラスビレッジ」に隣接。山中湖沿いの国道413号からもすぐの場所に誕生した。ショップではチームグッズなどが販売され、営業時間中に誰もが訪れることのできるスペースが用意される。会員専用ペースでは固定ローラーやウェイトマシン、バイク整備が可能なスペースが設置。チーム所属選手の合宿拠点としても利用され、選手と交流できるスペースとしても機能する。

チームは今後、施設を中心に自転車の事業を展開していく。自転車教室では地域の学校からスキルアップを図るサイクリストまで、自転車に乗るうえで必要な技術や知識を選手がレッスンし、公道で問われる走行技術やマナーを浸透させていく。また、サイクリングガイド事業では、自転車の楽しみと地域の魅力を発信していく。個人から団体まで、安全確保や道案内を請け負い、サービスを展開していくという。

レースをメインに活動していくチームがある一方、誰もが入会できるサポーターズクラブも今後立ち上がる予定だ。一般の自転車愛好者や、自転車に乗らない人でも応援できるコミュニティとなり、チームの活動を支える形だ。クラブ会員は「5合目」「8合目」など富士山にちなんだクラスに分かれており、上級会員になると選手が使用するジャージがプレゼントされるなどの特典が増えるという。
施設のオープンは5月の連休中を予定しており、ショップやクラブの運営といったサービスは徐々に開始する予定となっている。