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ロードバイクの特徴とは ツーリングからレースまで活躍

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 サイクリングウェアを上下ビシッと決めて風のように駆けていくロードバイクは、スポーツバイクの代表的イメージではないでしょうか。スピードへの憧れを具現化したストイックな造形と機能性は、独特のオーラを放ち、まさにスポーツバイクの王様と言ってもよいでしょう。

スピードだけでなく、サイクリングにも対応するロードバイクの特徴とは Photo: Shusaku MATSUO

多種多様なスタイルが流行

 ロード“レーサー”とも呼ばれることから分かる通り、3週間をかけフランスを一周する「ツール・ド・フランス」など、基本的にはロードレースを走るためのバイクです。プロのロードレースでは一度に100kmや200kmの距離を走り、レース時間は長いときは5時間以上。標高2000mの峠を越えたり、下りでは時速100km以上のスピードで疾走したりします。

空気抵抗を減らすエアロ形状のロードバイクが流行 Photo: Shusaku MATSUO

 このため、ロードバイクは「平地から峠道まで、さまざまな条件の道路を」「速く」「長い時間走り続ける」ことに特化しています。長時間の乗車とさまざまな地形やスピードに対応するため、何種類もの握り方ができるドロップハンドルがまず特徴的。走る以外の装備は可能な限り削って軽量化されるほか、走行抵抗を抑えるためタイヤの幅は2センチ少々と細く、空気抵抗も抑えるために深い前傾姿勢の乗車ポジションで、細かい段数の変速ギヤを装備します。近年はディスクブレーキ化やエアロ化(空気抵抗低減)、電動変速の導入などがトレンドになっています。

スピードを求めるだけでなく、サイクリングでの使用も Photo: Shusaku MATSUO
細いタイヤや細かい変速ギアが特徴 Photo: Shusaku MATSUO

 ロードバイクの魅力は、何と言ってもまず「スピード」。風と一体化して走るのは、とにかく気持ち良いものです。速いということは同時に「一日でより長い距離を走れる」ということでもあり、行動範囲が広く、いろんな場所に自転車で行けてしまうのも魅力の一つです。またフィールドが「道路」なので、自宅を出てすぐ楽しめるのも魅力です。レースはほぼ出ずに、サイクリングやロングライドでロードバイクを楽しむ人も多く、そういった人向けのバイクも近年多く出回るようになりました。

用途に合わせた選択を

 価格帯としては、入門用が10万円前後から。10万円を切ると装備面で妥協するポイントが多くなり、5万円を切る場合は、見た目だけでまるで走れないバイクが多くなるので注意しましょう。本格的に走るなら15万円前後以上のものがおすすめ。30万円くらいまでは、価格と性能は正比例していると思っていいでしょう。

形状や性能、素材によって価格が異なるロードバイク Photo: Shusaku MATSUO

 最高級モデルになれば100万円以上になるものも珍しくなく、もちろん一般論として高い方が良いバイクになりますが、30万円のバイクの3倍の性能ということはありません。むしろレーサー向けに特化したバイクは、ビギナーには使いにくい場合もあるので、専門家のアドバイスを参考に適切なモデルを選びましょう。

 ロードバイクのフレームの素材は、現在はアルミ、カーボン、スチール(クロモリ)の3種類が多く使われます。アルミフレームは大量生産に向くことから価格と性能のバランスに優れ、完成車で20万円以下のモデルに多く使われます。

細身で伝統的なスタイルのクロモリフレーム Photo: Shusaku MATSUO

 レースの最先端では、F1マシンでも使われるカーボン素材が主流で、軽くて高性能なバイクが目白押しですが、高性能なものはその分価格も高くなります。また伝統的なクロモリ(鉄にクロムとモリブデン等を添加したクロムモリブデン鋼)は、重量面ではやや不利なものの、芯のある独特な乗り心地や、細身のチューブを使ったスタイルに根強いファンがいます。

バイク選びやメンテナンスは豊富な知識を持つ専門店を利用しよう Photo: Shusaku MATSUO

 さて、幅広い人気と楽しみ方を誇るロードバイクですが、元がレース用であるという出自から、乗りこなすにはそれなりの技術と体力が必要です。前傾のきつい乗車姿勢で乗り続けるには訓練が不可欠ですし、普段着で乗るのはあまり快適ではなく、ピチピチのサイクリングウェアで着て乗った方がいい、というのは心理的ハードルが若干あるかも知れません。

 機材としても細部まで全てが繊細です。細いタイヤは油断していると簡単にパンクしたり、段差で転んでしまったりしますし、変速段数が多いため、調整もシビアで定期的なメンテナンスは欠かせません。バイク選びからセッティング、乗り方、メンテナンスに至るまで、確かな知識と技術を持つ専門店を自分の「ピット」として確保・利用するようにしましょう。

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