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「おおやようこの自転車あそび」<4>カジュアル?ピタピタ? どんなサイクルウェアを選ぶべき? 【動画あり】

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 こんにちは、おおやようこです。桜の花がほころび始め、すっかり春の陽気となってきました。清々しい季節、ウェアを揃えて気持ちも上げていきたいですね。今回はカジュアルに着こなせるサイクリングウェアと、機能性を重視したレーシー(レース仕様)なサイクリングウェアの2パターンを、サイクルウェアブランド「Kapelmuur」(カペルミュール)の吉田卓人さんに紹介していただきました。

カペルミュール渋谷cocoti店。カジュアル、レーシーどちらものサイクリングウェアも充実のラインナップ Photo: Yoko OYA

“要所”が自転車仕様なカジュアルウェア

 吉田さんは普段着を着て登場??…と思いきや、これは実は自転車ウェア。ややゆったりとしたサイクリングジャージの上に、ポケットサイズほどに小さく折りたためるパーカーを羽織っています。後ろの丈が長めにできているので自転車の乗車姿勢をとっても背面の裾が上がらず、しっかりバックポケットも付くなどサイクリングウェアの要所が押さえられています。手にもっているボトムスも普通のハーフパンツに見えますが、二重構造になっていて、ライド中にお尻が痛くならないようにパッド付きのインナーが取り付けられています。

吉田さん(左)が手にしているのも自転車ウェア。必ずしも“ピタピタ”なものばかりではないのです Photo: Yoko OYA

 吉田さんに女性向けのカジュアルウェアを選んでもらいました。可愛らしいややゆったりめのウェアに黒のパッド付きのロングタイツ、パンツ派の私はショートパンツを重ねました。MTBを楽しむ時や、自転車を収納して公共交通機関で移動する「輪行」(りんこう)を楽しむ時にもこのウェアが使えそうです。「日焼け防止や体温調節のためにアームカバーやウィンドブレーカーを合わせると良いですね」とのことです。

速く走ることが目的なレースウェア

 次は機能性を重視した、いわゆる“ピタピタ”のレーシーなウェアを紹介してもらいました。こちらはフィット感に優れ、ウェアのバタつきが気にならないタイプ。空気抵抗の軽減、つまり前から吹き付けてくる風を逃がすことができるので速度アップも期待できます。また、アンダーは「ビブショーツ」という肩紐をかけるタイプのレーシングパンツ(略してレーパン)なので、パッドのフィット感も上がり、ハードなライドでもウェアがずれないという特長があります。

レーシーなウェアは空気抵抗を削減するためにフィット感を高める作りになっています Photo: Yoko OYA

 どちらの魅力も分かったところで、「じゃあ一体自分はどっちのウェアを着た方が良いのだろう?」と思った方もいるかもしれません。それに対する吉田さんの返答は明快。「ウェア選びに『こうでなきゃいけない』という決まりはありません。ただ『こうであった方がいい』というのはあります。自分がどういう乗り方をしたいのかなど、目的をぜひお店のスタッフに相談してみてください」ということでした。

 ビギナーの方から「初めて乗るのにいきなりタイトなウェアは恥ずかしい」「まだ速く走れないのに本気っぽいウェアを着るのは不相応なんじゃないか」という話を聞くことがあります。また、経験者のサイクリングスカートへの賛否や「サイクリングスカートをはくのは日本人くらい」といった声に困惑する方もいらっしゃるようです。たくさんの情報が溢れていると、どれを選んだら良いのか分からなくなりがちですが、ウェアに関して「こうでなければいけない」という決まりはありません(ヘルメットとグローブは安全上ぜひ着用してくださいね!)。

春のサイクリングを、ウェア選びから楽しんでみては? Photo: Yoko OYA

 まずはどれが着たいのか、そして自分の楽しみ方にとってどのウェアが合っているのか、という視点を持つことが大事なようです。新たにロードバイクを始めてみたいという方も、冬眠から目覚めるサイクリストの方も、まずはウェア選びから春のサイクリングを楽しんでいきたいですね。

大宅陽子大宅陽子(おおや・ようこ)

自転車情報番組NHK BS1『チャリダー☆』で結成された「坂バカ女子部」メンバーとして出演。坂を上ることをこよなく愛する。2013年まえばし赤城山ヒルクライム大会年代別1位。また、ヨガインストラクターとして、サイクリストへのヨガレッスン「サイクリストヨガ」を提供している。Facebookページ

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