出場する全16チームが明らかにNTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパンの概要が発表 海外チームも日本人所属が中心に

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 5月19日に開幕する日本最大のステージレース「NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン」(TOJ)の公式記者発表が3月27日、東京都渋谷区の「SUBARU STAR SQUARE」(スバルスタースクエア)で開かれた。会見では大会に出場する国内外の全16チームの発表や、コース概要が紹介された。

「NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン」の公式記者発表が「スバルスタースクエア」で開かれ、出場チームや開催概要が発表された Photo: Shusaku MATSUO

ワールドチームは出場せず、日本人のポイント獲得を重視

 ツアー・オブ・ジャパンは大阪・堺市の堺ステージでスタートし、京都、いなべ(三重県)、美濃(岐阜県)、南信州(長野)、富士山(静岡県)、伊豆(静岡県)、東京の、全8ステージを8日間かけて巡るステージレース。今年で22回目の開催となる。総走行距離は765kmにおよび、日本最大の規模だ。レースはUCI(国際自転車競技連合)の1クラスに設定され、毎年国外からも強豪チームが集う大会となっている。

屋外ではスバル製のオフィシャルカーが展示された Photo: Kairi ISHIKAWA

 会見に先立ち日本自転車競技連盟(JCF)の橋本聖子会長は「五輪に出場する選手にとってTOJは重要な大会です。改革の結果が現れており、ケイリンは国際大会でメダルを獲得し始めています。今後の目標はオリンピック、パラリンピックで日本人選手が一番最初にゴールすること。あと一年、全力を尽くして大会と連携を取りサポートをしたい」と表明した。

 続けて、栗村修大会ディレクターから概要を発表。キャッチフレーズは「日本を元気にする美しくも過酷なレース」とし、強い日本人選手を生み出し、日本の地域を元気にする国際スポーツイベントであると説明された。

橋本聖子日本自転車競技連盟会長が冒頭に挨拶した Photo: Kairi ISHIKAWA
出場チームやコースを紹介する栗村修大会ディレクター Photo: Kairi ISHIKAWA

 今年のTOJは海外7チーム、国内9チームが出場することが発表された。国内からはUCIコンチネンタルチームが8チームと日本ナショナルチーム、海外チームはUCIプロコンチネンタルチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネを筆頭に、欧州・アジアのUCIコンチネンタルチームも6チームが集う。

海外7チーム、国内9チームの出場が発表された Photo: Shusaku MATSUO

 栗村大会ディレクターはチーム選考の基準のひとつに「日本人の活躍」としたと語った。2020年の5月31日、来年のツアー・オブ・ジャパンが終了する時点のJCFの個人ポイントで東京五輪へ出場する選手が確定するうえ、2019年10月27日時点の日本が持つUCIポイントで出場枠数が決定する。UCIワールドチームやUCIプロコンチネンタルチームを多く招致することを重視するのではなく、日本人がポイントを獲得できるチームラインナップとなった。

■ツアー・オブ・ジャパン出場チーム

■国内チーム
日本ナショナルチーム(NT)
キナンサイクリングチーム(CT)
チームUKYO(CT)
宇都宮ブリッツェン(CT)
マトリックスパワータグ(CT)
シマノレーシングチーム(CT)
愛三工業レーシングチーム(CT)
チーム ブリヂストンサイクリング(CT)
インタープロ・サイクリングアカデミー(CT)

■海外チーム
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ(PCT)
トレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム(CT)
チーム・ブリッヂレーン(CT)
HKSIプロサイクリングチーム(CT)
リュブリャナ・グスト・サンティック(CT)
ジョッティ・ヴィクトリア・パルマー(CT)
チーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKS・ジャーマニー(CT)

PCT:プロコンチネンタルチーム
CT:コンチネンタルチーム
NT:ナショナルチーム

伊豆ステージは1周8kmコースに

 注目は日本人が所属する海外チームが出場する点だ。出場チーム中最もカテゴリーが高いNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネには日本人選手が5人所属。リュブリャナ・グスト・サンティックには、昨年の京都ステージで区間勝利を飾った雨澤毅明が、また、ジョッティ・ヴィクトリア・パルマーには小林海が今年から所属している。現時点では出場選手は各チーム未定だが、多くの日本人選手の出走に期待がかかる。

「日本人に絶対勝って欲しい」と述べた浅田顕監督 Photo: Shusaku MATSUO

 各ステージの開催地は昨年と変わらないが、伊豆ステージはコースの変更が予定されている。会場となる日本サイクルスポーツセンターにおける東京五輪のトラック競技、マウンテンバイク競技における工事の関係で、昨年まで使用していた12kmではなく、8kmコースを使用する予定となる。UCIの規則では周回コースの場合、10km以上の距離が必要とされているため承認作業をUCIとの間で進めているという。確定次第ウェブサイトで発表予定となっている。

 また東京ステージでも、例年スタート地点となっている日比谷公園が要人警備の都合で使えないことが予想されており、大井ふ頭のみでの開催となる可能性があることも示された。

 各賞ジャージは世界最大のステージレース「ツール・ド・フランス」をサポートしているルコック製となり、総合首位ジャージはグリーン、ポイント賞はブルー、山岳賞はレッド、新人賞はホワイトのリーダージャージが用意される。また、公式グッズとして幾何学模様をモチーフとしたジャージやサコッシュのほか、様々なアイテムが販売されるという。

サイクルジャージなど各種公式グッズを展開する Photo: Kairi ISHIKAWA
各賞ジャージが披露された Photo: Shusaku MATSUO

 レース中継はインターネットの放送局「スポーツブル」で無料で配信される。台湾のGPSメーカー「ブライトン」社の技術が用いられ、集団の走行速度や残り距離などが画面上に表示され、より観戦を充実させる試みが実施される。

タイトルスポンサーは今年もNTNに

会場では、冠スポンサーの「NTNまわる学校」が披露された Photo: Shusaku MATSUO

 記者会見では各ステージで実施する企画も紹介された。昨年から引き続きタイトルスポンサーを務めるベアリングメーカーのNTNは「NTNまわる学校」を会見場でも開催。実験あり、クイズありの参加型プログラムで楽しく学べるイベントで、各ステージの会場内で展開する。子供から一般観客、自転車ファンなど幅広い層がベアリングを実際に触れられる機会となっている。昨年は約3000人が参加する人気イベントとなった。今年は「音楽」を取り込み、クリエイティブな屋外授業が用意される。

トークショーの最後に、一般観覧者約40人と記念撮影を行った Photo: Shusaku MATSUO

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