狙っていたレースで結果残せず與那嶺恵理はワールドツアー・ビンダ杯で27位 体調不良で動けず「とにかく悔しい」

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白と赤の日本チャンピオンジャージを着て、女子ワールドツアーのビンダ杯を走る與那嶺恵理 © Vélofocus

 アレ・チポッリーニの與那嶺恵理が3月24日、イタリアで開催されたUCI女子ワールドツアーのロードレース「トロフェオ・アルフレード・ビンダ」(ビンダ杯)に出場し、優勝したマリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ)から8秒差の27位でフィニッシュした。

 131kmで行われたレースは、後半17kmの周回を4周する。與那嶺は今季ワールドツアー2戦目、20日にベルギーで行われたレースから中3日での出場となった。

 このレースで上位を目指し、チームからエースの一人にも指名されていた與那嶺だが、スタートして直後、コンディションが良くないことに気付いたという。その中でも終盤まで先頭をうかがう集団に残ったが、攻撃をする余力はなく、集団内でのゴールとなった。レース後の與那嶺は「とにかく悔しい」と巡り合わせの不運を嘆く。

 ワールドツアー出場が続く與那嶺の次戦は、次週31日にベルギーで行われる「ヘント〜ウェヴェルヘム」。さらに翌週4月7日にベルギーでの「ロンド・ファン・フラーンデレン」に出場する予定だという。

 與那嶺のレースリポートは以下の通り。

 今年のワールドツアーはレベルが昨年よりさらに一段上がっています。今回の出走は130名ほど、完走は58名。半分以上がDNF(未完走)。とても厳しいサーキットです。

 結果はとても悔しいです。楽しみにしていたワールドツアー。スタートしてすぐコンディションが良くない事に気づきました。

 ワールドツアー2戦目。イタリアのマッジョーレ湖付近で行われるレース。水曜日のベルギークラシック3戦目を終え、少し疲労感はありますが身体は普通のはず。獲得標高は2200mを超えますが、道が広く高速で展開をするので、プロトンは毎年集団でゴールへなだれ込んでいます。

 前日のチームミーティングでソラヤと一緒に最後まで残ったら、ラスト3kmで攻撃して逃げ切りを目指せ とのこと。武井コーチも鼻息荒く、サクセス近いよと。やるしか無いです。

 天気は快晴。いつも私を応援してくださるイタリアのマリさんが来てくださり、やる気満々。

 しかしスタート後、すぐにかなり身体がだるい。コンディションが良くない事に気づきました。水曜日の疲労が抜けきっていないのか、生理なのか、軽い感じがなく困ったなあ。

 今日はワールドツアー。攻撃も激しくチェックをチームメートに任せながら、自分はのらりくらり、コンディションが戻ることを願って待ちます。

Photo: Paolo Dalla Costa

 最初のKOM(山岳賞)で動きがあり、まずは反応してみることに。今日の優勝候補、アマンダとヨランダが乗る動き。メンバーも良く、そのまま決めたいかなと思いましたが、良すぎるメンバーは当然許されず。そしてこれに乗ったとき、脚の重さを強烈に感じてしまい、ああ、今日はちょっと厳しいなと自覚しました。

 ラインを60kmほど走り、17kmの周回を4周。獲得標高はあるのですが、道幅が広いのと下りも長く、厳しいセレクションにはなりにくいコース。我慢の展開が続きます。集団はすぐに小さくなり50名ほど。毎周回、マリさんに応援され、徐々にポジションを上げながら、ソラヤは元気に先頭付近で、私も前で展開する時間が続きます。

 4周、3周、2周と周回を重ねるごとに集団は小さくなり、そして下りで追いつくを繰り返し。私も最初のセレクションはしっかり乗れたのですが、徐々に身体がきつくなり。集団は30名ほど。

 残り1周、ゴール手前での展開。まずは飛び乗り、そこで維持。が追走も強烈で吸収。そして最終回の鐘がなり、最後の上りでのセレクション。ソラヤが乗り、私はぎりぎり乗れず。ここで一度終わり。やはりコンディションは厳しい。前方で10名ほどが展開を始めます。

 乗り遅れたボーエルのシャンタルとサンウェブが上りを引き続けます。この集団は20名ほど。前は高速で展開が掛かっていて追い切れず。私は上手く隠れながら、本来は脚を貯めれるはずだったのですが…この時点でかなり身体がキツい。補給も身体に吸収されず胃に残る感じ。

 最後の上りを終え、7kmのダウンヒルをしながらゴールへ。追走のサンウェブも全開で引き続け前が見えてきたところで残り1km。もうチキチキで私は何も出来ず。

 そしてゴール。前ではマリアンヌの豪快なスプリントが決まり優勝。追走の吸収とほぼ同時になだれ込みました。ソラヤは9位。私は27位。うーん、狙っていただけにがっくり。

 今日は私が弱かった。前に乗れれば二人の波状攻撃、逃げ切り優勝のチャンスがソラヤにも私にも回ってきた。とにかく悔しい。コンディションが良くなかった。

 止まってはいられないのがワールドツアー。3月31日、次の日曜日はフランダースクラシックのヘント、そして翌週の日曜日はフランドルです。しっかり回復をして次に備えます。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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