ワールドツアーでチーム最上位ゴール與那嶺恵理がストラーデビアンケ女子で13位 終盤の勝負どころで「あと10m」

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與那嶺恵理がUCI女子ワールドツアー今季初戦で13位 Photo: Francesco CORTICCHIA

 アレ・チポッリーニの與那嶺恵理が3月9日、イタリアで開催されたUCI女子ワールドツアーの今季初戦「ストラーデビアンケ」に出場し、トップから3分33秒差の13位に入った。レース終盤まで先頭集団で展開し、チーム内最上位でのゴール。本場ヨーロッパでのシーズン序盤から好調な走りを展開している。

 ストラーデビアンケはイタリア語で“白い道”を意味し、その名の通りの白い砂利道(グラベル)をコースに何カ所も含む。女子は136kmのコース中に8カ所・合計31.6kmのグラベル区間があり、脚力だけでなくライディングテクニックも要求される名物ロードレースだ。

 1週間前のベルギー・セミクラシックに続くレースとなった與那嶺は、チームのエースとなるソラヤ・パラディン(イタリア)をフォローしながらも、自らも自由に動いて良いというチームオーダーで出走。レース後半まで先頭集団に残り、さらに一時12人に絞られた中に入る場面も見られた。終盤の勝負どころを前にエースが落車のアクシデントに見舞われ、與那嶺は先頭からやや後れながらも追走グループに入ったが、さらに後ろから追うエースを優先するためにチームからは「待て」の指示。そのままの位置でのゴールとなった。

ゴール後、チームメートと Photo: Alé Cipollini

 與那嶺の次戦は3月10日にベルギーで開催のワンデーレース「Danilith Nokere Koerse voor Dames」(UCI1.1)となる予定。その後24日にイタリアで行われるワールドツアー「トロフェオ・アルフレード・ビンダ」(ビンダ杯)に出場する予定だという。

 あの10秒にぎりぎり乗れず、悔しいです。

 今年もワールドツアーが始まりました。ストラーダ・ビアンカ。トスカーナ地方、グラベルを多く含むサバイバルなレースです。

 チームの作戦は、先日のスペインのステージレースで2位だったソラヤをエースとし、私は彼女のフォローをしながら、フリーで動いて良いとのこと。

 ワールドツアー初戦。願いが通じたのか快晴!(雨はブレーキが全く利かず本当に怖いのです) 選手たちの鼻息荒く、レースはスタートしました。

 そう、ワールドツアー。スタートから出入りも激しく展開が続きます。私の体調はちょっと良くない。長時間の移動が多く、身体が酔っているみたいに疲れ、消化が遅く気持ちが悪く、補給がとれない状況でした。フォローはチームメートにお願いをし、ソラヤの近くで。

 グラベルセクションごとに落車、メカニカルトラブルで多くの選手が次から次に脱落してきます。そしてシエナの強烈なアップダウン、ローリングセクションによって脚が削られていきました。

 中盤になっても体調がイマイチ良くなく、グラベルのダストで喘息のような呼吸と、胃もたれの状態。マズイなぁと思いながら、セレクションが始まるセクターに向けて徐々にポジションを上げていきます。

Photo: Alé Cipollini

 残り3つ。そろそろかなと感じながら。ローリングセクションで強烈に(アタックが)掛かり12人で抜け出すことに成功。メンバーも程よく、前待ちできるかなと思いましたが、さすがに人数が多く上手くローテーションが回りません。程なくして吸収。直後にカウンターアタックが掛かり、5、6人ほど。さすがに私はこれには乗り切れず。優勝どころと一緒に見送りました。

 そして残り20km。上りの一番きついグラベルセクション。入り口でソラヤはクラッシュしてしまい…。強烈にアタックが掛かり アナミエック、アンナ、アシュレイの攻撃に耐えきれず、6人ほどに付き切れ。ぎりぎり、ぎりぎり、あと10m、10秒、が詰められず、ここでドロップ。

 しばらく独りで粘りながら追走を続けるとBepinkの選手が追走集団から合流。追走モードに入ろうとしたのですが、チームカーが上がってきて、ソラヤが追走の第2集団にいるため、「エリ! ローテーションはするな!」と指示をされ難しい状況に。気持ちは前に追いつきたいのですが、チームの作戦も理解でき、今日のエースはソラヤ。当然Bepinkの選手は怒りますよね。

 煮え切らないまま、シエナの城内に入り、ゴールは彼女に譲ってゴール。追走のソラヤは私から3秒ぐらいまで詰めて集団のトップでゴール(汗)。

 まずは無事にゴールできたことにホッとし、そして昨年よりも遥かに走れる自分にもやっと納得し。ダイエットの効果は抜群で、体調が悪くてもワールドツアーで悪いなりに走れることも理解ができました。

 私がドロップした10m、10秒。このときあと一歩のパンチを打って前にギリギリ乗れれば、表彰台も見えてくる。これを改善する練習を、2週間後のワールドツアー、ビンダまでに行います。武井コーチも色々な意味でホッとしたようでした。良かったですね。

 次のレースは3月20日、UCI1のベルギークラシック。そして3月24日のワールドツアー、ビンダとなります

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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