e-BIKEの動向や整備方法など紹介自転車協会が「SBAA PLUSブラッシュアップ講習会」 注目技術の知識をショップが共有

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 自転車協会が「SBAA PLUSブラッシュアップ講習会」を3月6日、東京・渋谷区のTKPガーデンシティ渋谷で開催した。スポーツ用自転車ショップの販売員を対象に、最新の技能・知識を共有するもので、100人を超える参加者が受講。注目のe-BIKEの市場動向や整備方法、ほかにも落車時の処置方法などが解説された。

ミヤタサイクルの添田英雄さんが、e-BIKEコンポーネント「STEPS」の整備を実演 Photo: Kairi ISHIKAWA

e-BIKE市場活性化に「遊び方の提案を」

 自転車協会が認定する「SBAA PLUS」は、スポーツサイクルの知識や取り扱い経験が豊富な販売員を対象に、同協会が主催する講習を受け、試験に合格すると与えられる資格だ。今回のブラッシュアップ講習会はSBAA PLUS認定者を対象に、ユーザーへのサービス向上を目的として、大阪・名古屋・東京の3カ所で実施された。中でも注目度が高かったのはe-BIKEの情報だ。

e-BIKEについて語る栗村修さん Photo: Kairi ISHIKAWA

 日本自転車普及協会の栗村修さんは、e-BIKE市場の動向について解説を行った。栗村さんはe-BIKEの動向について、「ヨーロッパでは以前ブームが継続中で、今後も広がりを見せるでしょう」と推察。特にe-マウンテンバイク(MTB)の売れ行きが好調で、世界規模で見ても約8割がe-MTBタイプで占められているという。

 日本では、e-BIKEは売れてはいるものの、動きが鈍い状況。このヨーロッパと日本市場の違いについて「スポーツサイクル文化が根付いていない」と指摘した。その原因は、移動手段として自転車を使用する文化が根強く、ひとくちにe-BIKEといっても、軽快車(ママチャリ)にモーターが付いた電動アシスト自転車のようなイメージが定着している点を挙げた。

 そのため、日本でe-BIKEの市場を活性化させるには、ショップがユーザーに対して「使い方・遊び方を提案し、国内独自のメリットを提示する必要がある」と指摘。また、ショップ間の情報交換や、ユーザー同士の交流を図るコミュニティの重要性も訴えた。

解説しながら分解を行う Photo: Kairi ISHIKAWA
モニターでも作業の様子が映し出された Photo: Kairi ISHIKAWA

 その後はミヤタサイクル・ブランドマネジメント部の添田英雄さんにバトンタッチ。e-BIKEのメンテナンス講座に移り、シマノ「STEPS」を搭載したe-MTB「リッジランナー」を用いて、メンテナンス方法を紹介した。ユニット部の分解・組み立てを実演しながら、細かく解説。また、六角レンチの長さを例に、工具によって作業効率が変わること、トラブルの少ないねじの締め方など、仕事で役に立つ情報も共有した。参加者の中にはモニターに映し出された作業画面を真剣に聞き入ったほか、中にはスマートフォンで動画撮影を行う参加者もいた。

落車を“ポジティブ”に

自転車競技の指導サービスを展開する安藤隼人さん Photo: Kairi ISHIKAWA

 e-BIKE講座以外ではスマートコーチングの安藤隼人さんが、「落車をポジティブに考える」をテーマに講演。落車時の安全な転び方、走行方法、ブレーキングなど、多岐に渡って解説。また、自転車の重大な事故事例を紹介し、ファーストエイドでは、2次被害を防ぐ安全確保や、適切な処置の重要性を唱えた。

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