世界遺産・熊野路をめぐる4日間の戦い「ツール・ド・熊野2019」プレゼンに山本元喜ら登場 コース・出場チームなど概要が明らかに

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 今年で21回目を迎える国際サイクルロードレース「ツール・ド・熊野」の開催プレゼンテーションが3月1日、大阪市のシマノスクエアで行われた。レースコースのほか、すでに決定済みの出場チームも明らかに。参戦が期待される選手たちも出席し意気込みを語るなど、本番へ向けてボルテージが高まっている。

大阪市内で開催されたツール・ド・熊野2019開催プレゼンテーション。出場チームを代表して出席した4人も意気込みを口にした。左からマトリックスパワータグ・安原昌弘監督、愛三工業レーシングチーム・岡本隼、キナンサイクリングチーム・山本大喜、キナンサイクリングチーム・山本元喜 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

荘厳な熊野路でのレースに海外からも注目

 国際自転車競技連合(UCI)公認のステージレースであり、UCIアジアツアーでは2.2クラスにカテゴライズされるこの大会。ツール・ド・とちぎ(3月)、ツアー・オブ・ジャパン(5月)、ツール・ド・北海道(9月)とならぶ「国内4大ツアー」の1つとされるほか、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる地域が戦いの舞台となることも相まって、近年は日本国内はもとより海外での注目度も高まっている。

2019年大会のコース全容が明らかになった Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 ステージ編成は、例年通り全4ステージ。和歌山県新宮市でのプロローグ(0.7km個人タイムトライアル)で幕が開けると、同じく新宮市での第1ステージは113.2kmのスピードコースで争われる。

 総合争いを大きく動かすのは、三重県熊野市と御浜町にわたる熊野山岳を走る第2ステージ。レース距離こそ109.3kmと短いが、2回登坂する丸山千枚田、10%を超える勾配を複数回こなす札立峠と、その難易度は大会のハイライトとなること必至。プレゼンテーション内で「UCIアジアツアー指折りのテクニカルなダウンヒル」と称された、丸山千枚田頂上からの下りも勝負を分けるポイントとなりうる。

 そして、和歌山県太地町での第3ステージでフィナーレを迎える。104.3kmのコースは、集団スプリント・逃げ切りどちらも可能性を秘める魅惑のレースだ。4日間の総距離は327.5km(パレード区間をのぞく、レース距離が変更となる場合あり)と予定されている。

日本王者・山本元喜らが意気込みを語る

 プレゼンテーションでは、同地域を本拠地とするキナンサイクリングチームから現・ロード日本王者の山本元喜と、山本大喜、さらには岡本隼(愛三工業レーシング)、安原昌弘・マトリックスパワータグ監督が出席。

ツール・ド・熊野本番へ意欲を語る山本元喜 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 山本元喜は「チームにとってシーズン最大目標のレースで、個人総合優勝者を輩出することが至上命題。所属メンバー全員がこの大会への出場を目指していて、チーム内選考も激しく、日本王者だからといって出場できるとは限らない」と気を引き締める。また、トレーニングに励む選手たちに代わってプレゼンテーションに臨んだマトリックスパワータグ・安原監督も「わがチームの選手たちがこの場にいないのは、熊野で勝つために激しいトレーニングを行っているから」と理由を説明。「キナンが熊野を狙っていることは分かっているが、私たちだって負けるわけにはいかない。すべては“熊野”のために!」と力説すると、会場は大きな盛り上がりとなった。

ユーモアたっぷりに大会への思いを語ったマトリックスパワータグ・安原昌弘監督 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 大会は5月30日から6月2日までの日程で開催。すでに国内外から10チームの出場が決定済みで、近日さらに数チームが出場決定となる見通し。また、同日に大会公式ウェブサイトがリニューアルオープンしたほか、初の試みとして大会オフィシャルの観戦バスツアーが企画されるなど、これまで以上に魅力あるイベントへと進化を遂げようとしている。

ツール・ド・熊野2019

●ステージ
5月30日 プロローグ 0.7km個人タイムトライアル 和歌山県新宮市
5月31日 第1ステージ 113.2km 和歌山県新宮市
6月1日 第2ステージ 109.3km 三重県熊野市・御浜町
6月2日 第3ステージ 104.3km 和歌山県太地町
※レース距離は変更になる場合あり

●出場チーム(3月1日現在)
トレンガヌInc・TSGサイクリングチーム(マレーシア)
HKSIプロサイクリングチーム(香港)
アモーレ&ヴィータ・プロディル(ラトビア)
KFCサイクリングチーム(インドネシア)
ソウルサイクリングチーム(韓国)
ジョッティビクトリア(ルーマニア)
キナンサイクリングチーム
チームUKYO
マトリックスパワータグ
チーム ブリヂストンサイクリング
宇都宮ブリッツェン
シマノレーシングチーム
愛三工業レーシングチーム
イナーメ信濃山形
チームユーラシア・IRCタイヤ
AACA選抜チーム

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