「ワセリン」「ジョーブレーカー」「ズイフト」等々「花粉対策どうしてる?」 Cyclist編集部の花粉症記者2人が読者に“救援”アンケート

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 ようやく冬将軍が去った…、と思ったところに襲いかかってきた次なる敵、花粉。猛暑、厳冬に続いて春までも…。しかし、これに怯んでいてはサイクリストが走る季節は秋しかなくなってしまう! ということで『Cyclist』編集部では読者の皆さんと花粉症対策を共有しようと緊急アンケートを実施しました。3日間の集計で寄せられた延べ150件もの回答の中から花粉症の重症記者・大澤昌弘と軽症記者・石川海璃(かいり)が吟味し、「取り入れたい」と思った対策や「本当に効くの?」と思った方法を勝手にピックアップ。皆で知恵を共有し、少しでも快適に花粉の春を乗り切るための“Cyclist助け合い企画”です。

『Cyclist』の花粉症ブラザーズ(左から大澤昌弘、石川海璃)。花粉の侵入を防ぎ、呼吸も楽と評判が高いナルーマスクを装着 Photo: Kyoko GOTO

「ワセリン」で作る第2の粘膜!

大澤(以下、大):石川くんはどんな症状で、どんな対策をしてるの?

石川(以下、石):走ってると目が痒くなって鼻水が垂れてきます。でもとくに対策はしてなくて、流しっぱなしで走ってます。「またこの季節がやってきたなぁ」って、もう慣れですかね。

:俺も石川くんと同じ25歳のときはそういってたよ。風邪かと思ってたけど、俺も悪化してきてさ。いまは鼻水と目が痒いのに加えて咳まで出るようになって。走ってる間はそんなにひどくないんだけど、問題は就寝前。ライドで花粉にさらされた日の夜はとくにひどいんだよ~。石川くんもあと何年かしたらそうなるよ。

:大澤さんは寒さにも弱いし、必然的な「ズイフター」なんですね。

:否定しないよねー。実際ズイフターだし。でもアンケート結果を見ると、色々な花粉症対策があるんだな。

対策を探ろうと、真剣な表情でアンケート結果を見る2人 Photo: Kyoko GOTO

:薬+マスク+めがねという基本的な対策がやっぱり大半ですね。「舌下免疫療法」ってなんだかすごそうだけど、これをやってる人も多い。薬以外も色々変わった対策がありますね。この中で大澤さんは気になった対策ありますか?

:俺の「やってみたいで賞」は「目と鼻の周りにワセリンを塗る」かな。書いてくれている人もけっこう多くて効果が期待できそう。「ワセリンを鼻の穴の中にびっしり塗って仮の粘膜を作る」ってすごいね(笑)。目の粘膜に塗るのはダメみたいだけど、鼻だけでも即効性が期待できるんじゃないかな。これなら手軽に始められるし。「メンソレータム」を塗ってる人もいるけど、シャモワクリームじゃダメかな?(笑) 石川くんは?

:僕は「乳酸菌摂取」です。ヨーグルトとかで腸内環境を強くするっていう、あれですよね。これも回答が多いということは効果を実感している人が多いってことですよね。半信半疑でしたけど、美味しくできるし、数年後の悪化予防のために今から始めてみようかな。

:切実さがないな~(笑)。

★やってみたいで賞

大澤イチ押し:「白色ワセリンを鼻の穴の入り口とその周りと、目の周りに塗る。花粉をキャッチしてくれて症状が少しマシになります」
石川イチ押し:「乳酸菌摂取で腸内環境の改善」

定番スタイル?ナルーマスクとジョーブレーカー

:マスクの着用は必須という回答がやっぱり多いけど、中でも今回のアンケートでも賞品になっている「ナルーマスク」の人気が一番高い。もはや「花粉症サイクリストの常識!」ってくらいの回答数だね。かけてみたけど耳が痛くならないのがよさそう。

この日、編集部が遭遇したGIANT JAPAN斎藤さんも花粉症対策の定番!?ナルーマスクとジョーブレーカーを完璧装着 Photo: Kenta SAWANO

:ナルーマスク以外でも絶妙なマスク使いがチラホラありますね。ワークマンの防塵マスクっていう回答もありますよ。でもどんなマスクでも食事とかで一度外すと効果が下がるそうなので、花粉症用の薬との併用が前提なんでしょうね。マスクだけってわけにはいかなそう。

 あとはメガネ。意外にも、花粉の侵入を防ぐゴーグルのような「花粉症用メガネ」という回答はそんなに多くなけれど、オークリーの「ジョーブレーカー」押しの意見がいくつかあったのが気になりました。たしかに、風の抵抗を減らすエアロ系のギアは引いては花粉を逃がす効果があるのかもしれませんね。

★ギア使いが秀逸で賞

・「マスクを2枚使い、その間に濡れたティッシュを入れてます」
・「ワークマンで売っている排気弁付の防塵マスク(使い捨て)を使用。見た目が目立つため、その上からさらにフツーの使い捨てマスクをしています」
・「呼吸しやすいPittaマスクを着用して口をカバー。その上に花粉を飛ばすスプレーをかける」
・「3Mの使い捨て防じんマスクを着用」
・「高機能サングラス(オークリー:ジョーブレーカー)の風の巻き込み軽減効果で目が保護されている。通勤でも使用」
・「色々試したが、目は水泳ゴーグルが最強!」

花粉から逃げる!

:もはや「花粉から逃げる」っていう回答もあるよ。敵前逃亡、これは賢い方法かもしれない。ちなみに「避暑地」ならぬ「避粉地」というエリアがあるらしいよ。例えば沖縄。寒さも花粉症もない世界は本当に憧れる! 「避粉地マップ」とかあったらいいのになぁ。

寒さに弱く、花粉に弱い大澤昌弘。「もう僕にはズイフトしかないんです」と切実 Photo: Kyoko GOTO

:手近なところでも標高1000m以上を超えれば避粉地になるらしいですよ。平地で花粉にさらされるか、高所でヒルクライムか。なかなかの選択肢ですけどね。

:他に「なるほど」と思ったのは、花粉がつかないようにツルツル生地のウェアを着用するという回答。花粉を家の中に持ち込まないようにするのは“二次災害”予防としてとても大事! 。

★賢いで賞

・「朝のニュースで花粉症の飛散予報と風の強さを見て、外に行くか室内で練習するかを決める。外に行くときはしっかりと薬を飲んでなるべく山側に行かず、海側で花粉から逃げるように走ってます」
・「なるべくツルツルのウェア着用で帰宅したらドアの前で体全体をはたく」

花粉症サイクリストの救世主「ズイフト」

:これ本当?って意見もけっこうあるんだけど、心強かったのは「鼻水をすすらなくていい」っていう新発想。逆になぜ俺はいままで垂れないようにしていたんだろうって、ハッとさせられた(笑)。あと「止まると鼻水が出るから止まらない」って、これはある意味新しいトレーニングスタイルだよね。

:「生トマトがダメ」っていう回答がありましたけど、僕は初めて聞きました。あと、べにふうき茶?よくわからないけど、食で改善できるものなら試したいです。

★それ本当ですか?で賞

・「止まると鼻水が大変なことになるので止まらない」
・「鼻水はすする必要はない。すると詰まらず、呼吸も楽であまり苦しくありません。垂れないようにしようと懸命になるから苦しいのです」
・「生トマトはやめてます。必ず加熱」
・「目が痒くなってきたら目薬とマスクと、べにふうき茶」

大澤に反して「とくに何もしていない」というナチュラリスト石川。そもそも最近ロードバイクに乗っていないという指摘も Photo: Kyoko GOTO

:あとは、もう極論だけど外に出ないのが一番! ということでやっぱり「ズイフト」支持派が多かったね。俺もこれに一票。室内ローラーはもはや文明の利器だよ。色々な対策があって参考になったけど、無理しないのが一番。俺はズイフト道を突き進むよ。で、たまに外に行きたくなったらワセリンを塗ると。

:結局、大澤さんはズイフトなんですよね。僕はこの「ひたすら耐える」に賛成です。あるがままを受け入れます。

:石川くんは乗ってないだけでしょ。

:ぎく…。

★共感できるで賞

大澤:「外で走らず、室内でZWIFT。色々試しましたが、これが一番でしたw」
石川:「ただひたすら耐える。夏よ、来い」

 ※アンケートへのご協力ありがとうございました。賞品「ナルーマスク」(F5s)の当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。

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