グランカナリア島でトレーニングキャンプ中2013シーズンに挑む NIPPO・デローザのバリアーニと早川朋宏に聞く

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 世界を舞台に活動するロードレースのコンチネンタルチーム、チームNIPPO・デローザが2013年シーズン前半戦のレーススケジュールを発表した。
世界で活躍できる日本人選手を育成 チームNIPPOがシーズン前半戦のスケジュール発表

 現在、2月から始まるレースシーズンに向けて、チームキャプテンのバリアーニは、若手の早川朋宏や新加入となるイタリア人のアレッシオ・カミッリ、仲間のサイクリストたちと、1月17日~31日までの2週間、寒いイタリアを飛び出して、温暖な気候のスペイン領グランカナリア島でトレーニングキャンプを行っている。トレーニングのメニューは3日サイクルで、最初の2日間は5時間のトレーニングを行い、次の日は2時間という具合で、1週間で約900km乗り込むというものだ。

グランカナリア島でトレーニングを行う(左から)早川朋宏、フォルッナート・バリアーニ、アレッシオ・カミッリグランカナリア島でトレーニングを行う(左から)早川朋宏、フォルッナート・バリアーニ、アレッシオ・カミッリ
2013年仕様のチームキットに身を包み、トレーニングに打ち込む選手たち2013年仕様のチームキットに身を包み、トレーニングに打ち込む選手たち
グランカナリア島の雄大な自然のなかオフトレーニングに集中するグランカナリア島の雄大な自然のなかオフトレーニングに集中する
バリアーニを中心とした総勢10名のグループでのトレーニング。早川朋宏以外はすべてイタリア人バリアーニを中心とした総勢10名のグループでのトレーニング。早川朋宏以外はすべてイタリア人
グランカナリア島は常春の島だ。一年を通して温暖な気候に恵まれるグランカナリア島は常春の島だ。一年を通して温暖な気候に恵まれる
昼間の気温は20℃~25℃とトレーニングには最適な気候昼間の気温は20℃~25℃とトレーニングには最適な気候

バリアーニ「ランカウイとコッピバルタリで勝ちたい」

チームキャプテン、フォルッナート・バリアーニ。ジロ・デ・イタリアなどトップレースで活躍した経歴をもつクライマーチームキャプテン、フォルッナート・バリアーニ。ジロ・デ・イタリアなどトップレースで活躍した経歴をもつクライマー

 キャプテンのバリアーニに、今シーズンのチーム、そして自身の抱負を聞いた。

 「去年はマックス(マッシミリアーノ)・リケーゼやジュリアン・アレドンド、佐野淳哉選手といった非常に強い選手たちと一緒にレースを走れて、シーズン5勝することができ、とても満足できるシーズンだった。今季はマックスや佐野は他のチームへと移籍してしまったけど、他の選手も非常に強いし、才能豊かなマックスの弟も加入するので、今季も昨年と同じような強いチームになると思っている。

 今年の目標は、まずは2月下旬から始まるツール・ド・ランカウイ。今年は2つの山頂ゴールが組み込まれているので、クライマーである自分は、総合優勝を狙っていきたい。過去に4回ほど出場した経験があり、ゲンティンハイランドとキャメロンハイランド、勝負所となる2つの山岳コースをよく知っているんだ。それに、グランカナリア島は暖かくて、山があって、ランカウイを念頭においたトレーニングには最適なんだ。あとは3月末のコッピバルタリでも勝ちたいと思っている。

陽気でチームのムードメーカーでもあるキャプテンのフォルッナート・バリアーニ。38歳のベテラン選手陽気でチームのムードメーカーでもあるキャプテンのフォルッナート・バリアーニ。38歳のベテラン選手

 今年で42歳になる福島晋一選手がチームに加わるが、自分と同じような経験豊富な選手の加入を嬉しく思っているよ。彼はとくに若い日本人選手にとって、とてもいい存在になるだろうね。何度も同じレースを走っているから、彼の実力はよく知っているんだ。同じチームで走るのを楽しみにしている」

早川朋宏「最高の環境で、多くのことを学んでいる」

プロ2年目のシーズンを迎える早川朋宏。たくさんのレースに出たい、と話すプロ2年目のシーズンを迎える早川朋宏。たくさんのレースに出たい、と話す

 今年でプロ2年目となる早川朋宏は、登坂を得意とする法政大学出身の若手選手。去年は、本場の環境や言葉に早く慣れるためにと、シーズンを通してイタリアに滞在し、ヨーロッパのレースに打ち込んだ。そして今年の目標をこう話す。

 「プロ1年目だった去年は、シーズンの途中で不慣れな練習やイタリアでの生活から膝を壊してしまい、思ったとおりのシーズンを送ることができませんでした。今年は去年以上の結果を残したいと思っています。具体的には、去年は『逃げに乗るように』との指示があっても、なかなかうまく乗ることができませんでした。今年はどんどん乗っていきたいと思っていますし、ダメだったときは、チームのエースが勝てるようにしっかりとアシストができるといいと思っています。

 新しく自分よりも若い選手が加入するということもあって、もっと責任感をもつようにと監督に言われていることもあり、現在はいい緊張感と高い気持ちをもってトレーニングに打ち込めています。バリアーニのような一流選手と一緒にトレーニングができる最高の環境で、多くのことを学んでいます。

早川は一昨年のインカレロードチャンプ。プロ2年目の今年、その活躍が期待される早川は一昨年のインカレロードチャンプ。プロ2年目の今年、その活躍が期待される

 まだレーススケジュールは未定ですが、今年はイタリア中部のフォリーニョに1人で住む予定です。もうイタリアの生活には慣れ、今季はたくさんのレースを走りたいと思っています。シーズンが始まるのが楽しみです!」


チームNIPPO・デローザ ウェブサイト

(文・写真 田中苑子)

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