初心者向けの講習会も実施「埼玉サイクルエキスポ2019」注目のe-BIKEや盗難防止デバイスをピックアップ

by 石川海璃 / Kairi ISHIKAWA
  • 一覧

 2月16日に、さいたま市のスーパーアリーナで開幕した「埼玉サイクルエキスポ2019」は、初日から多くのサイクリストが訪れ賑わった。国内外の人気バイクブランドのスポーツバイク試乗、サイクルウェアやサイクルアクセサリーなどの販売が行われ、昨年以上に電動アシストスポーツバイク(e-BIKE)の試乗車も増えた。その中からCyclist編集部の注目アイテムを紹介する。2日目の17日は午後4時まで行われる。

←「埼玉サイクルエキスポ2019」が開幕

ホダカが行っていた初心者講習。参加者は手足を動かしながら、アドバイスに耳を傾ける Photo: Kairi ISHIKAWA

e-BIKEの展示・試乗が目立つ

 「e-BIKE元年」とされた2018年は多数のメーカーがe-BIKEを展示していたが、2019年はそれを上回る勢いで展示・試乗車が目立っていた。スポーツサイクル・シティサイクルメーカーが出展するエリアの7メーカーがe-BIKEを扱っていた。

都市部での移動を考えたパナソニックサイクルテックの「XU1」 Photo: Kairi ISHIKAWA

 パナソニックサイクルテックも、e-BIKEを多くラインナップ。都市部での移動を考慮して、フェンダーやリアラックを標準装備した「XU1」やマウンテンバイクの「XM-2」など、5台ほどの試乗車がブースに並んでいた。用意されたバイクの特徴は、国内で組み立てられる電動アシストユニット。大阪府柏原市の工場で1つ1つの部品からモーターになるまで仕上げられ、海外自転車メーカーに供給した実績を持つ。

パナソニックブースはe-BIKE中心に試乗できる Photo: Kairi ISHIKAWA
あさひブース(写真奥)の隣に同社の取り扱うルイガノ・ガノーブースを設けた。 Photo: Kairi ISHIKAWA

 自転車販売店「サイクルベースあさひ」を展開するあさひは、ブース内にオリジナルウェアを展開。また、同社の取り扱うスポーツバイクブランド「ルイガノ・ガノー」ブースを設け、サイクルパーツ・アクセサリーの販売を行った。

ルイガノ「アセントeスポーツ」 Photo: Kairi ISHIKAWA

 そのほか、電動アシスト自転車を揃えるルイガノの「アセント」シリーズから、「アセントeスポーツ」の試乗車を用意した。街中で扱いやすい小径車に、シマノ製ドライブユニット「STEPS」を搭載。車体には前カゴやリアキャリアを搭載する溜めのダボ穴が設けられるなど、拡張性を考慮した意欲作だ。

「PS1」のエントリーモデル「PSA1」 Photo: Kairi ISHIKAWA

 外観を損ねない設計や奇抜な形状など、デザイン性に優れるバイクが魅力的な「BESV(ベスビー)」は既存7モデルを用意。クロス、ロード、MTBなど異なるジャンルのe-BIKEや、2014年にグッドデザイン賞BEST100を受賞した「PS1」にも試乗できる。

電動アシストユニットを搭載した小径車「ヴェクトロン S10」 Photo: Kenta SAWANO
電動アシストユニットを搭載しながらコンパクトに折りたためる Photo: Kenta SAWANO

 折り畳み自転車を主力とするターンは、小径車をメインに揃えた。中でも注目は、折り畳み自転車にボッシュ製の電動アシストユニットを搭載したe-BIKE「Vektron S10」(ヴェクトロンS10)。ハンドルは上下に可変するシステムで、慎重に合わせたサイズ変更が容易にできる。

3メーカーがコラボしたズイフト体験コーナー

 会場に入ってすぐに設置された「ズイフト」の体験コーナーでは、ホダカが展開するスポーツバイクブランドの「コーダーブルーム」と、xplova(エクスプローバ)のスマートローラー「ノザ」がコラボ。集まったサイクリストや、初めて体験に訪れた人々がコーダーブルームのロードバイクに乗ってバーチャルサイクリングを楽しんだ。

多くの人が楽しんだズイフト体験コーナー Photo: Kairi ISHIKAWA

 ホダカは付近のエリアで、スポーツサイクルに乗るのが初めての人を対象にした無料の初心者講習会も実施。参加者は手足を動かしながらアドバイスに耳を傾けていた。

主にネットショップで展開する「バレット」。この日は実物を見られる貴重な機会となった Photo: Kairi ISHIKAWA

 サイクルウェアメーカーの「バレット」では、同社の通常ラインナップ品に加え、新たに追加されるオーダージャージをアピール。インターネットショップを中心に展開するメーカーだけに、多くの人が製品を手に取っていた。ブースの片隅ながら試着が絶えなかったのは、4月頃発売予定のフットウェア「rig」(リグ)。「HALO」(ヘイロ)ヘッドバンドなどを輸入・販売する「メスタ」と共同開発した製品で、シューズに配される柔らかな素材がリカバリー効果をもたらすという。

4月頃発売予定のフットウェア「rig」(リグ) Photo: Kairi ISHIKAWA
足に柔らかい素材を使うことでリカバリー効果を発揮する Photo: Kairi ISHIKAWA

 また、IT企業のネクストスケープは、盗難から愛車を守るサービス「AlterLock」(オルターロック)を紹介。GPS機能などを備えた通信デバイスを自転車に取り付け、スマートフォンアプリを連動させることで盗難を未然に防ぐもので、興味津々の来場者がスタッフの説明に聞き入っていた。

ドライブ側の写真。位置情報の発信や、動きを検知してアラートを発する。 Photo: Kairi ISHIKAWA
ドライブ側は写真撮影をする機会が多いため、目立たない設計 Photo: Kairi ISHIKAWA

 ユーザーが自転車から離れた際、駐輪した位置から不用意に動くと警告音が鳴るなど、loT技術を使った次世代のアイテムとして注目が集まっている。

みきゃんが愛媛をPR、自転車協会はBAAマークを普及

 地方自治体ブースでは、愛媛県自転車新文化推進課がしまなみ海道をはじめとした28カ所のサイクリングコースをPR。同県のイメージアップキャラクター「みきゃん」と共に、ブースに訪れる人へ紹介していた。ちなみに、みきゃんに近づくと、さわやかな柑橘の香りがするので、会場で見つけたら是非交流してほしい。

みきゃんも愛媛県の自転車コースをPR Photo: Kairi ISHIKAWA
自転車協会ブースはBAAマークの普及活動に取り組んだ Photo: Kairi ISHIKAWA
埼玉県・上田清司知事(中央)が自転車協会ブースを訪れた Photo: Kairi ISHIKAWA

 自転車協会は、約90項目の厳しい検査を経て、安全基準を満たした自転車に張られる「BAAマーク」の認知向上と普及を呼びかけた。また、初めてスポーツサイクルに乗る人向けのパンフレットなども配布。イベントの途中では、埼玉県の上田清司知事が訪れる場面もあり、賑わいを見せた。

関連記事

この記事のタグ

埼玉県 自転車イベント

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載