第1ラウンドはTOJステージ勝者がトップにズイフトが新たなeスポーツ誕生に向けプロリーグスタート 「KISS Super League」の今後の注目点

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 バーチャルサイクリングプラットフォーム「Zwift」(ズイフト)のプロリーグ「KISS Super League」(キススーパーリーグ)が1月23日に開幕し、ズイフトが目指す新たなeスポーツの誕生に向けた取り組みが本格的にスタートした。

ズイフトのプロリーグ「KISS Super League」が開幕©Zwift

ファーストラウンド勝者はイアン・ビビー

 キススーパーリーグは、UCIプロコンチネンタル4チーム、UCIコンチネンタル9チーム、ズイフトコミュニティからの2チームを合わせた15チームが争うリーグ戦。男子は3月27日まで、毎週水曜日に全10レースをこなしていく。そのファーストラウンドが23日米国太平洋標準時、1月23日に行われた。

 レースコースは「Volcano Climb After Party」(ボルケーノ クライム アフターパーティー)と呼ばれる仮想空間の火山地帯を走るコースで、距離は40.2km、獲得標高は286m、山頂フィニッシュとなる。55人のライダーが出走し、ファーストラウンドは、UCIコンチネンタルチーム「マディソン ジェネシス」のイアン・ビビーが勝利を飾った。イアン・ビビーは2018年のツアー・オブ・ジャパンの第1ステージの勝者でもある。レースの模様は、YouTubeにもアーカイブされており、視聴することが可能だ。

キススーパーリーグの位置づけ

 今回のリーグ戦については、新たなeスポーツの誕生に向けたシンボリックなイベントと位置づけられる。ズイフトのエリック・ミンCEOは「eスポーツに進出し、さらなる価値をプロサイクリング界に提供するときがやって来ました。私たちの目標は、プロサイクリストやアマチュアサイクリスト、世界中のサイクリングファンに愛される新しいスポーツを既存のスポーツ種目の中に作り出すことなのです」とコメントしており、2020年のeレーシング製品のローンチに向けた第一歩としても位置づけている。

 こうしたズイフトの取り組みは、プロサイクリング界への対抗と見られてもおかしくはない。しかし、同氏は「ズイフトの理念は、プロサイクリング界に新たなエネルギーを吹き込み、エンタテインメント性を高めてファン層を拡大し、ビジネスパートナーの参画を促すよう努めることにあります」としており、共存共栄を図っていきたい考えだ。

 キススーパーリーグの発展を考えるならば、すでにシーズンインをしているワールドチームの参加が待たれるところだが、実現のハードルは相当高そうだ。ただし、エリック氏が指摘するように、チーム側に多大なメリットを与えるプラットフォームになるならば、無視できない存在になっていくはず。そのパワーバランスの変化は参加チームの増減、出走メンバーの知名度など、細かなところから探ることができるだろう。わずかな変化がズイフトに対する既存のロードレース界の本音と受け取れそうだ。

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