UCIアジアツアーランキング1位の真価が問われるキナンがニュージーランドサイクルクラシックに初出場 オセアニアツアーでシーズン開幕 

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
  • 一覧

 国内外を転戦し5年目のシーズンを迎えるキナンサイクリングチームが、1月23日から27日までニュージーランド・ワイカト地方で行われるステージレース「ニュージーランドサイクルクラシック」(UCIオセアニアツアー2.2)に初出場する。2019年シーズンはオセアニアツアーから好スタートを狙っていく。

トレーニング前に記念撮影。シーズン初戦を6選手で戦う Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

スピードレースに対応できる6選手を選出

 今年で32回目を迎えるこの大会が行われるのは、同国北島中西部のワイカト地方。最大の都市であるオークランドから約150km南に位置するケンブリッジを拠点に、全5ステージ・総距離700.6kmで争われる。なお、同地は1月18日から20日まで、UCIトラックワールドカップが開催されており、ニュージーランドにおけるサイクルスポーツの中心地の趣き。

 例年、スピード感のあるハイレベルのレースが展開される傾向にあり、今回も4ステージは平坦コースにカテゴライズ。いずれもスプリント勝負となることが予想される。

レースに向けたトレーニングに出発する選手たち Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 一方で、第4ステージは2つの丘越えを経て、最後に待ち受けるマウンガカワ・ヒルの頂上フィニッシュを目指して一気の上り。最後の3kmは高低差にして200mを駆け上がるレイアウトとなっており、総合争いにおける最重要ステージとの見方が強い。

トレーニングを終えた選手たちが揃ってランチ。キッチンやテーブルなどが備えられ、選手・スタッフが共同生活の趣き Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
選手のバイクを洗車する中山直紀メカニック。笑顔で作業を進める Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 キナンサイクリングチームはシーズン初戦にあたり、椿大志、大久保陣、山本大喜、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大と、スピードレースへの対応力のある6選手をセレクトした。スプリントで頼りになる大久保と中島を軸に、レース展開に合わせて逃げや集団内でのレース構築を椿、山本、新城が担う。そして、総合争いはルバを中心にトライ。いずれのステージでも勝負に加わることが計算できる布陣を敷き、上位進出を図っていく。

 チームは21日に現地入りし、開幕前日にあたる22日は午前中に最終調整のトレーニングを実施した。約2時間、レースコースの試走を兼ねてのライド。そして午後にはチームプレゼンテーションに臨み、大会関係者や現地の人たちから歓迎を受けた。

チームプレゼンテーションに臨んだキナンの6選手。左からトマ・ルバ、新城雄大、山本大喜、大久保陣、椿大志、中島康晴 Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
多くの人が集まったチームプレゼンテーション Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 なお、大会には5カ国から19チームがエントリー。過去の個人総合優勝者には、ロビー・マキュアン(オーストラリア、1995年優勝)のほか、現役のトップライダーであるジョージ・ベネット(ニュージーランド、現ユンボ・ヴィスマ所属、2011年優勝)といった名前が連なる、伝統と格式あるニュージーランド唯一のUCI公認ステージレースだ。キナンサイクリングチームにとっては初となるUCIオセアニアツアー参戦だが、昨年のUCIアジアツアーチームランキング1位であることが現地でも広く知られており、注目度も上昇中。その真価が、シーズン初戦から問われることになる。

チームを代表してインタビューを受けたトマ・ルバ Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 23日に行われる第1ステージは、ケンブリッジからリーミントンまでの132.5kmで争われる。スタート直後のニュートラル区間を経て、67kmの周回コースをおおよそ2周。フィニッシュ手前400mで最終の左コーナーが待っており、ここでのポジショニングやコーナーリングが勝負を分けることになりそうだ。レーススタートは、現地時間午前10時(日本時間午前6時)。フィニッシュは現地時間午後1時25分頃と見込まれている。

■キナンサイクリングチーム陣容

【出場選手】
・椿大志
・大久保陣
・山本大喜
・トマ・ルバ
・中島康晴
・新城雄大

【帯同スタッフ】
・スポーツディレクター:石田哲也
・マッサー:森川健一郎
・メカニック:中山直紀
・メディアオフィサー:福光俊介

■ニュージーランドサイクルクラシック レーススケジュール

・第1ステージ 1月23日(水):ケンブリッジ-カイパキ-ロトオランギ-レミントン/132.5km

・第2ステージ 1月24日(木):ケンブリッジ-ロトオランギ-プケアトゥア-レイク・カラピロ/129km

・第3ステージ 1月25日(金):テ・アワムトゥ-パラウェラ-ファレパパ・サウス-コラコヌイ-ファレパパ・サウス-コラコヌイ-ワイケリア-テ・カワ-ポクル-テ・アワムトゥ/152km

・第4ステージ 1月26日(土):ケンブリッジ-プケモレモレ-リッチモンド・ダウンズ-ホビントン・ムービーセット-カラピロ・ロード-マウンガカワ・ヒル-テ・ミロ-マウンガカワ・ヒル/143.8km

・第5ステージ 1月27日(日):ケンブリッジ・サーキット/143.3km

関連記事

この記事のタグ

キナンサイクリングチーム

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載