世界選出場選手に活動資金を進呈宮城県で初開催UCIレース、東北シクロクロス第4戦蔵王ラウンド 小坂が独走、女子は今井が勝利

by 小森信道 / Nobumichi KOMORI
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 東北シクロクロスシリーズの第4戦蔵王ラウンドが1月20日、宮城県蔵王町の蔵王町総合運動公園で開催され、UCI(国際自転車競技連合)クラス2の「ざおうさまカップ」として行われた男女エリートカテゴリーで、男子は小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、女子は今井美穂(CO2 bicycle)がそれぞれ優勝を飾った。

世界選手権前の最後のレースをきっちり優勝で締めくくった小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) Photo: Nobumichi KOMORI

UCI公認レースにランクアップ

 福島県の猪苗代や山形県の寒河江などで、これまでも積極的にUCIレースを開催してきた東北シクロクロスシリーズ。今季は昨年10月28日の第1戦寒河江ラウンドに続き、第4戦の蔵王ラウンドも男女最高峰カテゴリーがUCI公認レースにランクアップ。宮城県では初めてとなるUCIレースの開催となった。

小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)がホールショットを決めて男子エリートがスタート Photo: Nobumichi KOMORI

 男子エリートは、2月3日にデンマークで開催される世界選手権の日本代表に選出された小坂を筆頭に36人が出走。スタートダッシュを決めた小坂がホールショットを奪うと、その後は中里仁(Speedvagen Family Racing)と斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)の3人が先頭パックを形成する展開となった。

 しかし、レースも3周目に入ると、中里と斎藤がともにミスをしたこともあって遅れ、安定した走りを続ける小坂が単独先頭に。「世界選手権を見据えてしっかりと追い込むことと、ていねいにバイクコントロールをすることを意識して走った」とレース後に語った小坂が一度も先頭を譲ることなく優勝を飾った。

運動場のテクニカル区間で早くも集団がばらけてタテに伸びる Photo: Nobumichi KOMORI
男子エリート表彰式。左から2位の山田大介(PAXPROJECT)、優勝の小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、3位の兼子博昭(スワコレーシングチーム) Photo: Nobumichi KOMORI

 また、後方の2位争いは、中盤過ぎに後方のパックからポジションを上げてきた山田大介(PAXPROJECT)と兼子博昭(スワコレーシングチーム)の2人が、中里と斎藤をパスしてマッチレースを展開。最後は山田が兼子を振り切って2位、兼子が3位となった。

女子は隙をついた今井が勝利

松本璃奈(TEAM SCOTT)のメカトラブルの間に先頭に立った今井美穂(CO2bicycle)が優勝を飾った Photo: Kensaku SAKAI

 8人が出走した女子エリートは、全日本チャンピオンの松本璃奈(TEAM SCOTT)が序盤からレースをリードする展開となったが、最終周後半の調整池の区間でタイヤが剥がれるアクシデントに見舞われてしまいペースダウン。その間隙を突いて先頭に立った今井が松本を振り切って優勝を飾った。

 全レースが終了した後に行われた閉会式では、世界選手権に出場する小坂、今井、松本、柳沢創(Team CHAINRING)、そしてメカニックとして帯同する諏訪孝浩氏が登壇し、大会オーガナイザーの菅田純也氏から活動支援のために募った募金が手渡された。

女子エリート表彰式。左から2位の松本璃奈(TEAM SCOTT)、優勝の今井美穂(CO2bicycle)、3位の西山みゆき(Toyo Frame Field Model) Photo: Kensaku SAKAI
閉会式では、世界選手権に出場する選手とスタッフに募金が手渡された  Photo: Nobumichi KOMORI

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