動画でチェック・編集部松尾が一気乗り<後編>スマートトレーナーは実走感や収納性も重要 ドライヴォⅡ、KAGURAの性能をチェック

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 スマートトレーナーを一気に試す企画の後編では、エリートの「ドライヴォⅡ」とミノウラ「SMART TURBO KAGURA LST 9200」の性能をチェック。前編に引き続き、騒音計を用いてズイフト中のパワーと連動した音量や、実走した使い心地をレビューした。

エリート「ドライヴォⅡ」とミノウラ「KAGURA」を実走チェック Photo: Kairi ISHIKAWA

エリート「ドライヴォⅡ」

 エリートのドライヴォⅡは、2019年の春に発売が予定されている最新機種。現行ラインナップで、インタラクティブトレーナー(※エリートのラインナップ中、双方向通信、自動負荷装置付きのトレーナーのもの)最上位機種「ドライヴォ」がブラッシュアップを果たした。前モデルでは2000Wまでだった対応パワーが2300Wまで増加。誤差1%だった制度も、0.5%までさらに研ぎ澄ました。

エリートの最新インタラクティブトレーナー「ドライヴォⅡ」 Photo: Kairi ISHIKAWA

 比較的大型の本体には6kgのフライホイールを内蔵。持ち手のハンドルはあるものの、動かそうと持ち上げるとかなりの重量を感じた。しかし、バイクをセットし、乗り始めると抜群の安定感でライディングが可能となった。

 200W程でペダリングを続けた場合は62~63dBAの間を指し、シッティングで500W強までパワーを上げると70dBAに迫る値を騒音計が表示した。体感として唸り音は出力があるごとに増していったので、静粛性としては星3つ。素晴らしかったのはその再現性の高い実走感だ。脚へと伝わる負荷は、屋外で走っているような自然さを演出してくれる。

 エリート純正のアプリ「My E-Trainig」では、世界中にある実際のコース映像も仮想でライドも可能。精度の高さを生かしてペダリング分析ができるのも魅力の一つだ。バーチャルサイクリングへシリアスにのめり込みたいライダーに最適なトレーナーだろう。

静粛性:★★★☆☆
持ち運び:★★☆☆☆
レスポンス(再現性):★★★★★
収納性:★★☆☆☆

エリート「ドライヴォⅡ」概要
税抜価格:187,810円
対応ホイールサイズ:20 “、24″、26 “、27.5″、29 “、650、700
無線通信:ANT+FE-C、Bluetooth
対応デバイス:iOS、Android、PC(Mac、Windows)
最大出力:2300W(40km/h)
付属品:クイックリリース、スペーサー、組み立て工具、130mm および 135mmクイックリリース用アダプター、142mmスルーアクスル用左右アダプター

ミノウラ「神楽」

 ミノウラのスマートトレーナー「SMART TURBO KAGURA LST 9200」(神楽)は、昨今増加するダイレクトドライブ式に対し、従来のマグネット式固定ローラーでタイヤドライブタイプのトレーナー。同社が培ってきたノウハウを生かしたメイドインジャパンの逸品だ。

ミノウラスマートトレーナー「SMART TURBO KAGURA LST 9200」(神楽) Photo: Shusaku MATSUO

 タイヤドライブ式の一番のメリットは、ホイールを外さずにトレーニングに臨めることだろう。もちろん、ヘビーなインドアトレーニングユーザーは普段用とは別にローラー用タイヤとホイールは用意しているだろうが、「雨の日だけ使いたい」というユーザーならそのままの装備でセットしたいところ。実際、長年親しんできたタイプだけあってスムーズに準備ができた。

 正直、ダイレクトドライブタイプの方が静かなのではないかと思っていたが、走行してみるとあまり変わらない。200W近辺では57~50dBAほどだ。パワーを上げると値は上昇し、500W強で70dBA弱を指したが、他のダイレクトドライブタイプと遜色のない数字であった。

 レスポンスも良く、踏んだ値がすぐに画面上で反映されるし、自動負荷に不自然さはない。ただ、タイヤドライブの宿命として、瞬発的な力をかけてしまうとタイヤが一瞬滑るので、ペダリングはスムーズに行いたい。

 価格は税抜8万2500円と今回比較したなかでは最安となる神楽。スリムでコンパクトなので収納にも困らないだろう。手軽にスマートトレーニングを始めたいサイクリストへおすすめしたい。

静粛性:★★★☆☆
持ち運び:★★★☆☆
レスポンス(再現性):★★★☆☆
収納性:★★★★★

ミノウラ「SMART TURBO KAGURA 神楽 LST 9200」概要
MINOURA「SMART TURBO KAGURA 神楽 LST 9200」
税抜価格:82,500円
重量:17.6kg(ACアダプター込み)
サイズ:480×510×430mm(固定モード)
対応ホイールサイズ:650C、700C、26″、27.5″
対応タイヤサイズ:570~710mm(自重モード)、610~710mm(固定モード)
無線通信:Bluetooth Smart、ANT+
対応デバイス:iOS、Android、PC(Mac、Windows)
※App / Programにより、すべての機器が一律に使えるわけではありません。
最大出力:2000W(手動100W、200W、300W)
※40㎞/h走行時の目安:タイヤの空気圧や模様により異なります
付属品:前輪固定台、専用クイックリリース

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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