「バンクリーグ」も見据えた布陣に新体制発表会で12選手が顔見せ 5シーズン目を迎えるキナンサイクリングチーム

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 来季でUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチームとして5シーズン目を迎えるキナンサイクリングチームが、2019年シーズンの新体制が発表になった12月16日、多くのファンが出席する中でチームプレゼンテーション(新体制発表会)を開催した。来シーズンに所属する12選手が勢ぞろいし、来るレース活動への活躍を誓った。

12人態勢で来シーズンを走る選手たち ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 発表会は愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で、サイクルエンデューロイベント「ヴェロフェスタ in モリコロパーク」内のプログラムとして実施。エンデューロを走り終えたサイクリストはもとより、プレゼンテーションに合わせて来場するファンも多数集まり、チームへの注目度の高さをうかがわせるものになった。

2019年には新たに3選手がメンバーに加わる ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
現チーム ブリヂストンサイクリングから移籍する大久保陣 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 プレゼンテーションではまず、新加入選手3人が紹介された。トップバッターとなった大久保陣(現・チームブリヂストンサイクリング)は、「自分の勝利をどん欲に狙いつつも、上り(山岳)に強いチームに加わるので、アシストとしても貢献できるよう走りたい」と、早い段階でのチームカラーへの順応を目指す姿勢を見せた。

 トラック競技で日本代表の経験を持つ荒井佑太(現・福井県自転車競技連盟)は、これまで同様にトラックをメインとすると述べ、「キナンサイクリングチームの一員として走るトラックレースへの応援もしてほしい」とコメント。その走りで注目度を高めていく意気込みを見せる。

トラックで日本代表経験もある荒井佑太 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
バンクリーグで参戦が予定される福田真平 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 競輪での活動と並行してチームに所属する福田真平は、2019年から本格始動するトラックレースシリーズ「バンクリーグ」でのメンバー入りが予定されていることを説明し、「ロード、競輪と、自転車界を盛り上げていけるよう尽力したい」と語る。

 今年からの継続選手9人とともにステージへと上がった加藤康則ゼネラルマネージャーは、補強のポイントとして「平坦でのスピード勝負に対応できる選手」であることを挙げる。これまではスプリンターの雨乞竜己ひとりに頼らざるを得なかった局面が多かったが、大久保と荒井の加入でリードアウトトレインからエーススプリンターを発射してのフィニッシュまで、組織的に動くことができる可能性が高まり、「山岳だけではなく、平坦でもキナンが戦える、というところを見せていきたい」と宣言。

「シーズン9勝のことし以上の成績を」と来季に向けて語った中島康晴 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 最後に最年長選手の中島康晴がマイクを持ち、全12選手を代表しあいさつ。シーズン9勝を挙げた今年を上回る成功を収めたいといい、「それができ得るだけのメンバーがそろった。あとは、僕たちがみなさんの応援に対して結果で返していくだけ」との力強い言葉に、場内は多くの歓声と拍手が上がった。

 チームはこれまで同様、UCIアジアツアーを主戦場に戦っていくことになる。2019年のレーススケジュールについては、決まり次第随時メディアリリースやチームウェブサイトなどで公開予定。国内外問わず、積極的なレース参戦で2017年の11勝、2018年の9勝を超える成果を求めていく。

中西健児の退団セレモニーを実施

今シーズン限りで退団する中西健児 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

 チームプレゼンテーションに先立ち、2018年シーズンをもってキナンサイクリングチームを退団する中西健児のセレモニーを行った。メインスポンサー「株式会社キナン」角口賀敏会長による花束贈呈、トレーニー(研修生)としてチームに加わった2016年シーズン後半から今年までの活躍を振り返るムービーの上映に続き、中西が退団のあいさつ。「チームスポンサー、サプライヤー各社、チームメートやスタッフに支えられて本当に素晴らしい競技生活を送ることができた」と述べると、客席から多くの拍手。

 今後も自転車競技に携わることを明かし、レース活動で得た経験をサイクルスポーツの普及や地域貢献に役立てていきたいとした。

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