来季もアジアツアーが主戦場にキナンサイクリングチームが2019年体制を発表 大久保陣、荒井佑太、福田真平が加入

  • 一覧

 和歌山・三重県の熊野地域を拠点とするUCIコンチネンタルチーム「KINAN Cycling Team」(キナンサイクリングチーム)が12月16日、2019年シーズンの体制を明らかにした。大久保陣、荒井佑太、福田真平の3選手が新加入。今年より1人増えた選手12人体制になり、ロードレースを中心に、トラック、シクロクロスにも参戦する。

現ロード日本チャンピオンの山本元喜 =おおいたいこいの道クリテリウム、2018年10月13日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU

選手の平均年齢は28歳に

 大久保陣はチーム ブリヂストンサイクリングから移籍。国内外での経験が豊富なスピードマンで、スプリンターとしてフィニッシュ前での絶対的な強さをもちつつ、コースレイアウトや展開に合わせて逃げや要所でのアタックなど、レース巧者としての一面も持ち合わせる。キナンサイクリングチームのホームレースであるツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)では、2016年の第3ステージで優勝した実績もある。30歳を迎え、豊富なキャリアを若い選手の多いチームに落とし込むことが期待される。

大久保陣 =ジャパンカップ クリテリウム2018、2018年10月20日 Photo: Midori SHIMIZU
荒井佑太 =神宮外苑クリテリウム2017、2017年3月12日 Photo: Satoru KATO

 23歳の荒井佑太は、UCIコンチネンタルチーム初所属。法政大学卒業後、福井県を拠点に競技活動を行い、地元開催となった今年の福井国体ではトラック競技・ポイントレースで2位入賞。県民の期待に応え、大会のヒーローとなった。大学時代には同競技で日本代表に選出された経験があり、ピストバイクで培ったスピードを、キナンサイクリングチーム加入を機に本格的に取り組むロードレースに生かしていく。

 今年7月に競輪選手としてデビューした福田真平は、かつてUCIコンチネンタルチームにも所属して、ロードレースで実績を残してきた31歳。競輪選手としての活動と並行して、2019年から本格始動するトラックレースシリーズ「バンクリーグ」にキナンサイクリングチームの一員として出場する予定だ。

福田真平 =トラックフェスティバル'18、2018年8月24日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
2018年はツアー・オブ・ジャパンで個人総合優勝を獲得したマルコス・ガルシア =ツアー・オブ・ジャパン2018第6ステージ、2018年5月25日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU

 今年からの継続は、現ロード日本チャンピオンの山本元喜ほか9選手。新加入選手を加えた全12選手の内訳は、日本人ライダー9人、スペイン人ライダー2人、フランス人ライダー1人で、平均年齢は28歳。サイクルロードレースでは30歳前後の選手がキャリアのピークを迎えている例が多く、キナンサイクリングチームでも多くの選手が脂の乗った時期に差し掛かっており、ビッグレースでの好結果につなげていく意気込みだ。

トマ・ルバ =ジャパンカップ サイクルロードレース2018、2018年10月21日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
サルバドール・グアルディオラ =ツール・ド・シアク2018第4ステージ、2018年9月21日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU

【継続選手】

山本 元喜(やまもと げんき)1991年11月19日生まれ
椿 大志(つばき ひろし)1991年5月18日生まれ
マルコス・ガルシア(国籍:スペイン)1986年12月4日生まれ
山本 大喜(やまもと まさき)1996年1月8日
サルバドール・グアルディオラ(国籍:スペイン)1989年7月22日生まれ
雨乞 竜己(あまごい たつき)1992年1月4日生まれ ※シクロクロス並行
トマ・ルバ(国籍:フランス)1985年12月14日生まれ
中島 康晴(なかじま やすはる)1984年12月27日生まれ
新城 雄大(あらしろ ゆうだい)1995年7月3日生まれ

【新加入選手】

大久保 陣(おおくぼ じん)1988年10月8日生まれ
福田 真平(ふくだ しんぺい)1987年11月22日生まれ ※トラック並行
荒井 佑太(あらい ゆうた)1995年7月19日生まれ ※トラック並行

【スタッフ】

ゼネラルマネージャー:加藤 康則(かとう やすのり)
監督:石田 哲也(いしだ てつや)
メディアオフィサー:福光 俊介(ふくみつ しゅんすけ)
アドバイザー:鈴木 新史(すずき しんじ)

ツール・ド・熊野の個人総合優勝が最大目標

 多彩なメンバーでのチーム編成が実現したことにより、2019年シーズンからは選手の専門種目に応じてロード、トラック、シクロクロスの3部門にパート分けを行う。ロードを基本としながら、荒井と福田がトラックに、土や芝といった不整地を走るシクロクロスには雨乞竜己を配し、幅広くレース活動を行う。

中島康晴 =ジャパンカップ クリテリウム2018、2018年10月20日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
新城雄大 =ツール・ド・シアク2018第3ステージ、2018年9月20日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU

 2018年シーズンは、チームの悲願であったツアー・オブ・ジャパン制覇、日本チャンピオンの輩出と、大きな成果を挙げた。続く2019年シーズンもこれまで通り、UCIアジアツアーを主戦場に活動する。2018年の同ツアーでチームランキング1位を獲得したことから、来季は多くの大会での招待・参戦が期待できる状況。アジアでのレース出場を積極的に行い、シーズン11勝を挙げた昨年、同じく9勝を挙げた今年を上回る成績を目指す。

椿大志 =シャールジャ・ツアー2018第3ステージ、2018年1月26日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
山本大喜 =JBCF 広島クリテリウム、2018年7月1日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
雨乞竜己 =東海シクロクロス2018-2019第3戦「IRC CUP」、2018年12月2日 Photo: KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU

 具体的には、メインスポンサー「株式会社キナン」のお膝元である熊野地域を舞台に開催されるツール・ド・熊野での個人総合優勝者の輩出を最大目標とする。並行して、国際レース出場を通じた選手の強化、イベント開催・参加を通じた熊野地域や自転車界への貢献、自転車安全教室の実施、ホストレースである「KINAN AACA CUP」の開催など、多岐にわたって活動に取り組む。

関連記事

この記事のタグ

キナンサイクリングチーム 移籍情報2018-19

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載