不調の2シーズンを乗り越え「結果で示したい」萩原麻由子が2019シーズン、スペインの新UCI女子プロチームと契約 来季も欧州で活動

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6月に島根県で行われた全日本選手権ロードレースに出場した萩原麻由子(アレ・チポッリーニ)。今季も不調に苦しんだ Photo: Ikki YONEYAMA

 プロサイクリストの萩原麻由子(アレ・チポッリーニ)が来季、2019年に新たに誕生する、スペインのカスティーリャ・イ・レオン州を拠点とするUCI公認の女子プロチーム「Eneicue Cycling Team」(エネイク サイクリングチーム)と1年間の選手契約を結んだ。萩原が12月13日、自身のホームページで明らかにした。

 これまで5度の全日本ロード女王に輝き、ジロ・ローザ(女子版ジロ・デ・イタリア)で日本人初のステージ優勝を挙げるなど、本場欧州でも活躍してきた萩原。しかし2017、2018シーズンはコンディションの低下に苦しみ、思うような結果を出せない厳しいシーズンを送っていた。しかし「絶対に諦めない」という強い気持ちのもとでチャンスを掴み、引き続きヨーロッパを拠点に活動する。

 エネイク サイクリングチームは現在、萩原を含む10人の選手と契約を交わしたとされ、地元メディアでは大きな期待をもって報道されている。ツアー・オブ・ジャパン総合優勝2連覇等、日本で活躍したオスカル・プジョル氏の妹であるアンナ・プジョル(スペイン)もチームメートとなる。

 萩原は今年9月、練習中の交通事故で骨折など負傷。春頃の競技復帰に向けて、東京のJISS(国立スポーツ科学センター)でリハビリを行っている。

萩原麻由子のコメント

 こんにちは、萩原です。

 大変長らくぶりですが、近況と来季の報告をさせてください。

 この度スペインの新UCIチーム『Eneicue Cycling Team』と、一年契約を結ぶに至りました。過去2シーズン不調に苦しみ、低迷したリザルトと年齢でチーム探しは難航を極めました。それでも根気強くチームを探していたところ、追い討ちをかけるかの如く、9月上旬にイタリアで練習中、交通事故に遭い、腰椎と手首を骨折、一時は全てを諦めそうになりました。

 しかしイタリアの現地家族(ステイ先のブロンジーニご一家)や友人たちの多大な協力のもとで、順調に入院、回復の日々を過していたところ、ありがたくもこのスペイン新チームのGMから彗星の如くオファーをいただきました。

 新天地での新チームとあり、未知のことだらけではありますが、欧州プロ初年(2013年)に入団した『Wiggle Honda』も当時は新チームでしたし、私自身新しい環境に飛び込むことに不安はありません。一時は競技続行すら危ぶまれたことを考えると、この状況も理解した上で、自分を信じて契約を結んでくれたチームには心から感謝すると同時に、早く復帰して結果で示したいと思う毎日です。

 今シーズンを過ごした『Ale Cipollini』では、言われた結果が出せず悔しい年となりましたが、イタリアンスタイルの選手やスタッフ、チームと一年間過ごし、一生の思い出がたくさんできました。また帰りたいと思える場所、家族が増えたイタリアの地にも感謝しています。改めて、一人では何事もなし得なかったと痛感するこの頃です。

 現在は赤羽の国立スポーツ科学センターを中心に、地元群馬でもリハビリに専念する日々です。必ずまた強くなって帰って来るとここに約束します。今後もご声援頂けましたら幸いと思います。

 お世話になったブロンジーニご一家やイタリアの友人たち。彼らの助けなくして、この事態は越えれなかったと言えます。Grazie mille, la famiglia di Bronzini e gli amici di Piacenza !

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