安全な自転車選びも重要に生徒の自転車事故は整備で未然に防ぐ! 福島県で教員向け「通学指導セミナー」

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教員向けの自転車通学指導セミナーで講演する、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏 Photo: Bicycle Safety Committee

 福島県内の高等学校教職員を対象とした「文部科学省後援 自転車通学指導セミナー」が12月5日、福島県郡山市の郡山ユラックス熱海で開催された。他県でこれまでにも行われてきたセミナーだが、福島県で教員向けの開催は初。自転車の安全利用促進委員会と、自転車協会が、福島県教育庁高校教育課の協力のもと実施し、県内の高等学校の教職員30人が参加した。

 セミナーではまず、自転車の安全利用促進委員会メンバーである自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏が、通学時の自転車事故状況を他県の事故実例も交えながら解説。福島県は通学中の高校生の自転車事故ランキングにおいては、47都道府県中26位と比較的少ない状況だが、毎年重傷・死亡事故が発生していることから、決して気は抜けない状況だという。遠藤氏は事故実例から、事故要因はルール・マナーの順守ができていないことだけに起因するのではなく、自転車の性能やメンテナンスの有無も関わっていることを説明した。

東北6県における通学中の、高校生の自転車事故状況 © Bicycle Safety Committee
購入時に「安全な自転車」が一目でわかるBAAマーク © Bicycle Association (Japan)

 続いて自転車整備のポイントについては、注意点を具体的に伝えるため、県立平工業高等学校教諭で自転車安全整備士である大樂郁仁さんが、実際の自転車を用いてレクチャーした。昨年の車両自体の不具合による事故は全国で413件発生しており、そのうち約2割が中高生の事故であることに触れ、日々の点検の重要性や、自転車選びのポイントについても紹介。遠藤氏と大樂教諭は、「安全な自転車を選ぶためには、サドルの下に貼られているBAAマークが目印になります。ぜひ注目してください」と話した。

 講演後の意見交換会では、日々の自転車通学指導に関する悩みや、実施して効果のあった指導例などを教職員同士で共有・相談し合い、遠藤氏が個別にアドバイスも行った。参加した教職員からは「今日教わった内容を学校・生徒に還元したい」「自転車事故の発生割合や整備・点検についてとても勉強になった」などといった感想が上がっていた。

自転車安全整備士の資格も持つ大樂郁仁教諭が自転車整備のポイントを解説 Photo: Bicycle Safety Committee
グループディスクッションで通学指導に関する情報を交換 Photo: Bicycle Safety Committee

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