選手数は1人減宇都宮ブリッツェンが来季のチーム体制を発表 堀孝明と小坂光が復帰し8人で2019年へ

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 日本籍のUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム「宇都宮ブリッツェン」が12月10日、栃木県庁で会見を開き、2019年度のチーム体制を明らかにした。堀孝明(チーム ブリヂストンサイクリング)と小坂光(宇都宮ブリッツェン シクロクロスチーム)が加入し、8人体制となる。

体制発表会に出席した、宇都宮ブリッツェンの2019年選手8人 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 2019年度のチーム体制は以下の通り。

宇都宮ブリッツェン2019年度チーム体制

【ロードレース】
増田成幸(残留)
鈴木譲(残留)
阿部嵩之(残留)
小野寺玲(残留)
岡篤志(残留)
鈴木龍(残留)
【シクロクロス】
小坂光(残留)

【加入】
堀孝明(チーム ブリヂストンサイクリング)
小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)※シクロクロス専属からロードレース兼任選手として契約

【退団】
雨澤毅明(リュブリャナ・グスト・ザウラムに移籍)
馬渡伸弥
飯野智行

 チームの所属選手は2018年から1人減って8人体制となった。来シーズンも残留する選手は、増田成幸、鈴木譲、阿部嵩之、小野寺玲、岡篤志、鈴木龍の6人。ベテランと若手がバランスよく在籍する。11月に発表された通り、雨澤毅明、馬渡伸弥、飯野智行はチームを離れる。雨澤はリュブリャナ・グスト・ザウラムへ移籍し、海外レースを主戦場とすることが発表されている。

 今回加入が発表された堀は26歳。ブリッツェンの下部育成組織ブラウブリッツェンから、トップチームに昇格した選手第1号として2012年にプロデビュー。2016年までブリッツェンに所属した。その後2年間はチーム ブリヂストンサイクリングに在籍。この度古巣へ戻ることになった。

 同じくチームに復帰となる小坂は30歳。ロードレースの選手としてブリッツェンに復帰するのは2011年以来7年ぶり。Jプロツアーの本格参加は那須ブラーゼンを離れた2016年以来、2シーズンぶりとなる。

選手コメント

●増田成幸
宮城県仙台市出身 1983年10月23日生(35歳)176cm/61kg

増田成幸 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 チーム創設10周年という節目の年にJプロツアーで4年ぶりに総合優勝できて、チームとしては良かったのではないかと思います。個人的には甲状腺疾患のバセドウ病で療養していた状態から、ようやく身体が動くようになってきた1年でした。徐々に体調が回復してきているのも実感していますし、走れるようになってきていることがレースを通じ、徐々に感じているので、来シーズンに向けて明るい材料になったかなと思っています。来シーズンは、今年にチームとしてたくさんの勝利を挙げたぶん、さらなる期待を背負うことになると思います。だからこそ、多くの勝利を挙げた2016年の翌年、2017年のようにならないようにしなければいけないな、と。たくさんの勝利を挙げた次の年は、ベテランでも若手でもどこかに気の緩みが出てしまうことが少なからずあると思うので、そこはしっかり気を引き締めて臨むべきだと思いますし、個人的には東京五輪に向けてUCIポイントをとにかく稼ぐということにフォーカスしてやっていきたいと思っています。

●鈴木譲
神奈川県川崎市出身 1985年11月6日生(33歳)170cm/57kg

鈴木譲 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 今シーズンはチーム全体として、年間を通して安定した結果を出せたと思います。ただやはり、年間を通して安定したパフォーマンスを出せたかというと、6月の落ち込みがどうしても目立ってしまっているな、と。来シーズンに関しては、そういう落ち込む部分をなくして、チーム全体としてもう少し安定したシーズンにしたいと思っています。個人的にも、今シーズンは6月に最大のピークを持ってくるつもりでいましたが、チーム事情もあって少し前倒しになり、ツアー・オブ・ジャパンやツール・ド・熊野にかなりの集中力を使うことになりました。来シーズン、チーム全体が安定してパフォーマンスを発揮できれば、自分としても6月にピークを持ってくることができると思います。東京五輪に向けて重要なシーズンでもあるのでツアー・オブ・ジャパンもチームとしては重視すると思いますし、自分としても5月、6月にしっかりとピークを持ってこられるよう、シーズン前半からいい勢いで6月までいきたいと思います。

●阿部嵩之
北海道古字郡出身 1986年6月12日生(32歳)177cm/66kg

阿部嵩之 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 今シーズン、個人的には非常に苦しいシーズンとなりました。なので、来シーズンはまず怪我をせず1シーズンを走り切るという単純なことを目標にしなければいけないと思っています。レースの目標としては、ツール・ド・熊野プロローグで3勝目を挙げることをはじめ、全日本選手権個人TT、JプロツアーのTTチャンピオンシップなど個人タイムトライアル競技すべてでタイトルが獲れるようにやっていきたいと思います。

●小坂光
長野県佐久市出身 1988年10月21日生(30歳)172cm/62kg

小坂光 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 運営会社からロードレースチームへの加入の打診があり、自分としてもぜひチャレンジしたいと思って加入を決断しました。8年ぶりのロードレースチームになりますし、過去の経験はあるとは言っても長いこと離れてもいました。自分としてはそういった過去は一旦忘れて、本当に新人として挑むような気持ちで、まずはしっかりチームの歯車のひとつになれるように頑張っていきたいと思っています。そして、ロードレースでの活動をまた冬のシクロクロスにつなげていきたいと思っています。

●堀孝明
栃木県宇都宮市出身 1992年7月1日生(26歳)175cm/56kg

堀孝明 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 自分自身の成長を目指し、宇都宮ブリッツェンを離れるという決断をして2年間、ブリヂストンという企業チームで走ってきました。その間、外から宇都宮ブリッツェンというチームを見てきて、本当に多くの人に支えられ、愛されているチームだということを再認識しました。自分も26歳で選手としてはもう若いとは言えなくなってきた状況で、この先の1年1年をどう過ごしていくか?と自問自答した時、選手なので当然勝つために走るのはもちろんですが、喜びをより多くの人と分かち合いたいという気持ちにもなって、宇都宮ブリッツェンに戻るという決断をするに至りました。来シーズンのメンバーを見ると、自分だけタイトルというものを持っていないので、Jプロツアーのどこかのレースで優勝するということをまずは目標に来シーズンは走りたいと思います。また、地元出身選手として春先のツール・ド・とちぎ、そしてジャパンカップで結果を残すことを大きな目標にしたいと思います。

●鈴木龍
宮城県仙台市出身 1992年9月29日生(26歳)168cm/58kg

鈴木龍 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 今シーズンは、Jプロツアーでは優秀な成績を皆んなで収めることができたと思うのですが、UCIレースでは勝利を逃してしまったという感じのレースが多かったと思います。なので、来シーズンはUCIレースでの勝利と、あと、今シーズン一番上手くいかなかった全日本選手権でリベンジというか、再チャレンジをしたいと思います。個人的にも、全日本選手権を勝つことを一番の目標にしていきたいと思います。

●小野寺玲
栃木県鹿沼市  1995年9月3日生(23歳)176cm/67kg

小野寺玲 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 今シーズンは全日本選手権という大きな目標を達成することはできませんでしたが、シーズンを通して見ると自分の活躍の場も広がりましたし成績も残せたので、チームの中で必要とされる戦力になれてきたのかなと思います。来シーズンは、ロードレースで勝利を挙げるということを目標にしたいと思っています。ロードレースでアシストするのは苦ではないですし、むしろ好きな方です。チーム内の実力的に見てもアシストに回ることの方が多いと思いますが、今年のツール・ド・おきなわのように、いざ自分が勝負しなければいけないという状況になった時に、ちゃんと勝てる選手になってロードレースで勝利を挙げたいと思っています。

●岡篤志
茨城県つくば市出身 1995年9月3日生(23歳)163cm/57kg

岡篤志 Photo: Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 今シーズンはJプロツアーで2勝することもできましたし、昨年と比較しても力はついてきたと思いますが、全日本選手権やツアー・オブ・ジャパンなど狙っていたレースで成績を残せなかったので、その部分では非常に悔いの残るシーズンになったと思っています。来シーズンは、自分自身の実力を伸ばすということはもちろん、しっかり成績を残せるように準備していきたいと思います。個人的には、全日本選手権を狙っていきたいと思います。

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