2010年「ツアー・オブ・ターキー」総合6位土井雪広が現役引退を発表 日本人初のブエルタ完走など国内外で活躍

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 マトリックスパワータグに所属する土井雪広が今シーズン(2018年)限りで現役引退することを発表した。土井は2004年にプロデビュー以降、日本を代表する選手の一人として国内外のレースで活躍。2011年にはブエルタ・ア・エスパーニャに日本人として初出場と完走を果たしていた。

今季限りでの引退を表明した土井雪広(マトリックスパワータグ)

 ジュニア時代から頭角を現し、全国大会で活躍してきた土井は、U23(23歳未満)となっても勢いそのままにインカレロード優勝などの成績を残した。その後、シマノとプロ契約を締結。以降は欧州を軸に活動の場を移し、UCI(国際自転車競技連合)プロコンチネンタルチームのスキル・シマノやアルゴス・シマノの一員として存在感を放った。

 上りが得意なオールラウンダーとして活躍した土井は2010年、UCIヨーロッパツアーのHCカテゴリーのステージレース「ツアー・オブ・ターキー」を総合6位で完走。さらに翌年からブエルタ・ア・エスパーニャに2年連続で出場し、エーススプリンターのマルセル・キッテル(現カチューシャ・アルぺシン)のステージ勝利に貢献する献身的なアシストをみせるなど、欧州のトップカテゴリーで快走した。2012年には全日本選手権ロードレースで優勝を飾っている。

 2013年からは国内チームへと籍を移した。2016年からはマトリックスパワータグの一員としてJプロツアーやUCIアジアツアーで活躍。自らのリザルトを求めるとともに、後進の育成にも寄与していた。

ブエルタ・ア・エスパーニャに初出場し、逃げを決めた土井雪広 Photo : Yuzuru SUNADA
スプリンターへのアシストも献身的に貢献した Photo : Yuzuru SUNADA

 本人のコメントは下記のとおり。

自転車のレースに出始めてから26年、プロ選手としては15年の時間を自転車に費やしてきました。まずは関わった皆さまに心から感謝を申し上げたいと思います。

日本へ帰国してから、日本の若手選手の育成や所属チームの結果を第一に考え、まだまだ出来ると自分に言い聞かせて走ってきました。

チームUKYO、マトリックスパワータグではジャパンプロツアーの年間総合チャンピオンチームになることができました。しかし高いモチベーションを保つことの難しさや体力の低下を2018年シーズンは強く感じることとなりました。

それに伴い、2019年シーズン以降トップ選手として走り続けるのは厳しいと判断し、引退を決断しました。

今まで数々のワールドツアー、ヨーロッパツアー、アジアツアー、アメリカツアー、オセアニアツアーと世界中のトップカテゴリーで走り続けられたのは、これまで関わった全ての皆さまあってのことです。皆さまには感謝しかありません。

今後の活動は現時点では発表は出来ませんが、2019年以降もレース会場で、ファンの皆さまと目線を揃え、今後の日本の自転車ロードレースを応援し、盛り上げていきたいと思っています。

皆さま長い間沢山の応援ありがとうございました。

●経歴

2004年 シマノとプロ選手契約
2005年 チームシマノメモリーコープ
2006年-2011年 スキルシマノプロフェッショナルサイクリングチーム
2012年 チームアルゴス・シマノ
2013年-2015年 チームUKYO
2016年-2018年 チームマトリックスパワータグ

●主な戦歴

2001年 全日本選手権自転車競技大会ロードレースジュニア 優勝
2003年 門田杯U-23ロードレース 優勝
2003年 全日本学生選手権個人ロードレース 優勝
2003年 全日本大学対抗選手権 自転車ロードレース(インカレロード) 優勝
2003年 ツール・ド・北海道 新人賞
2003年 全日本選手権自転車競技大会ロードレース U-23 2位
2003年・2004年 チャレンジサイクルロードレース U-23 優勝
2006年 UCIアジアツアー2.2 Tour of Siam 個人総合2位
2007年 UCIアジアツアー2.HC Tour of Langkawi 個人総合8位
2008年 ジャパンカップサイクルロードレース アジア人最優秀賞
2010年 UCIヨーロッパツアー2.HC Presidential Cycling Tour of Turkey 個人総合6位
2010年 世界選手権自転車ロードレース オーストラリア大会 完走
2010年 UCIアジアツアー2.HC Tour of Hainan 個人総合8位
2011年 UCIワールドツアー ブエルタ・ア・エスパーニャ (ツール・ド・スペイン)※日本人として初出場・完走
2012年 全日本選手権自転車競技大会ロードレース エリート 優勝
2012年 UCIワールドツアー ブエルタ・ア・エスパーニャ (ツール・ド・スペイン)※2年連続出場・完走
2013年 UCIアジアツアー2.2 ツール・ド・熊野 個人総合5位
2013年 UCIアジアツアー2.2 Tour of East Java 個人総合4位
2013年 ジャパンプロツアー 年間個人総合ポイントランキング2位
2014年 UCIアジアツアー2.1 Tour of Iran 個人総合10位
2014年 世界選手権自転車ロードレース スペイン大会 出場
2014年 アジア選手権自転車ロードレース カザフスタン大会 出場
2015年 UCIアジアツアー2.1 ツール・ド・台湾 個人総合6位
2017年 UCIアジアツアー2.2 ツール・ド・栃木 個人総合10位
2017年 ジャパンプロツアー大分大会 優勝
2017年 ジャパンプロツアー 年間個人総合ポイントランキング4位

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