あなたに最適な1台は?スタイルに合わせて選べる豊富な展開 ガーミンのサイクルコンピューター「エッジ」シリーズガーミン

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 GPSシステムを内蔵したガーミンのサイクルコンピューター「エッジ」シリーズは、スピードや距離、パワーや位置情報などの走行情報をライダーに向かって表示させるデバイスだ。エッジは現在「25J」「130」「520J」「820J」「1030」と5種類がラインナップ。個々に大きさや搭載する機能が異なっており、どれを選んでいいかわからない読者も多いはず。今回は、使用例と人物別にそれぞれの特徴をあらためて紹介していこう。

あなたに最適な1台は?スタイルに合わせて選べる豊富なエッジシリーズのラインナップ Photo: Shusaku MATSUO

ナビ機能と長時間バッテリーが自慢のエッジ1030

 3.5インチの大型ディスプレイが目を引くハイエンドモデルが「エッジ1030」だ。タッチパネルを用いた大型の画面はフルカラーとなり、サイクリング中に得られる情報を鮮やかに表示。バッテリーの稼働時間が長いことも特徴で、通常で最大20時間、別売りの拡張バッテリーをマウント裏側へと装着すると最大40時間もの稼働が可能となる。

「エッジ1030」のルーティング機能がお気に入りのCyclist編集部・大澤昌弘記者 Photo: Shusaku MATSUO

 エッジ1030の機能は多い。フロントライトの「Varia UT800」や、レーダー付きのリアライト「Varia RTL510リアビューレーダー」などのアクセサリーと同期して細かい設定ができるほか、パワーメーターの「ベクター」シリーズを使うと左右のペダリングをモニタリングすることも可能だ。

 サイクリングロードにも対応する昭文社純正の地図データが内蔵されており、高精度のナビを用いたポタリングから、長時間のライドが求められるブルべライダーにも人気だ。飲食店や駅などの目的地検索ができるのも特徴。ライブトラックやグループトラックも使用できるうえ(※Garmin Connect Mobileとの連携が必須)、簡易的な定型文を仲間に送れる機能も搭載されるなど多機能だ。

サイクリングロードもマップが認識。ナビルートにも組み込める Photo: Masahiro OSAWA
飲食店の検索もでき、目的地の距離や方角も表示される ©Garmin Japan

 Cyclist編集部の大澤昌弘記者は、エッジ1030の機能「ポピュラリティルーティングが面白いですね」と話す。初めて踏み入れた土地で世界中のガーミンユーザーがアップロードしたルートデータを元に、お勧めのルートを表示してくれる機能だ。「ルートを決めずに向かい、ふらっと遠くへ行ってみて、その場でエッジ1030任せに、知らない道を通るアドベンチャー感が味わえますね」と説明した。ナビゲーション機能が優れているエッジ1030は、一般道だけでなく、サイクリングロードもルートに組み込むことが可能。最短距離を最も快適に走れるルートを作ってくれるのが特徴だ。

フルカラーで現在位置を確認できる利便性の高さが魅力 Photo: Shusaku MATSUO
スマホのように直感的な操作が可能なタッチパネル Photo: Shusaku MATSUO

■ガーミン「エッジ1030」
税抜価格:86,000円(セット)
ディスプレイ:3.5インチ(フルカラータッチパネルディスプレイ)
本体サイズ:58mmx11.4mmx19mm
重量:123g
稼働時間:最大20時間(別売りの拡張バッテリー追加で最大40時間)

コンパクトながらナビ機能も搭載するエッジ820J

 国内最高峰のロードレースシリーズ「Jプロツアー」(JPT)を中心に参戦中の「弱虫ペダルサイクリングチーム」の選手たちもガーミンのサイクルコンピューターを使用している。ロードレースだけでなく、2018年度の全日本シクロクロス選手権で優勝という活躍ぶりをみせた前田公平選手は、エッジ820Jをチョイスしている。

エッジ820Jを愛用している前田公平選手(弱虫ペダルサイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO

 エッジ820Jは2.3インチ高解像度タッチパネルディスプレイを採用しており、グローブを着けたままの操作も可能。最大酸素摂取量(VO2max)や、1時間あたりの最大平均出力(FTP)を測定するレーサー向けの機能(※パワーセンサーが必要)はもちろん、ナビ機能も充実。住所や電話番号などで目的地を検索できるほか、有料道路を回避したり、「時間」や「距離」、「標高差」などを考慮した好みのルートを個別に設定できるのも魅力だ。ポピュラリティルーティングが無い以外は、上位機種のエッジ1030と同等の機能が搭載されている。レース志向の選手からロングライド派までカバーするオールマイティなサイクルコンピューターだ。

2.3インチ高解像度タッチパネルディスプレイは濡れた状態の操作も可能 Photo: Shusaku MATSUO

 特徴的なのは仲間が走行中の位置をリアルタイムで知ることができる「ライブトラック」機能を搭載していること。(※Garmin Connect Mobileとの連携が必須)マップ上に仲間のアイコンが表示されているので、待ち合わせで活用したり、ライドイベントではぐれないように位置を共有しておくのに便利な機能だ。

 前田選手は「タッチパネルがとても直感的です。スマホと同様に使いやすいのでエッジ820Jを選択しています。方向音痴なので、マップ機能には助けられることもしばしば。前作から比べるとコンパクトになったので、レースはもちろん、多用途に使えます」と選んだ理由を説明した。

■ガーミン「エッジ820J」
税抜価格:49,800円(単品)、59,800円(セット)
ディスプレイ:2.3インチ(高解像度タッチパネルディスプレイ)
本体サイズ:49x73x21mm
重量:67.7g
稼働時間:最大15時間(GPSトレーニングモード)

競技志向ならスタンダードなエッジ520J

 3.5x4.7cmのカラーディスプレイで、7つの物理ボタンを配し、競技志向のサイクリストに最適な機能を搭載した、2015年登場の人気モデルが「エッジ520J」だ。ANT+の通信規格を用いて、スピード/ケイデンスセンサーのほか、パワーメーターやライドなどの様々な機器との接続が可能。3つの衛星で位置情報を捉え、走行ルートをガーミンコネクトやストラバで確認することも可能。トレーニングやレースで必要な基本的なスペックを凝縮した、まさにエッジのスタンダードといえるサイクルコンピューターだ。

エッジ520Jを3シーズン愛用している織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO
Bluetoothを用いたログの自動アップロード機能が便利」が気に入っているという織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO

 同じく弱虫ペダルサイクリングチームでロードレース、シクロクロスで活躍する織田聖選手はエッジ520Jを選択した。織田選手は今年、JPTで年間を通して快走。U23(23歳未満)の選手に贈られるピュアホワイトジャージを獲得し、チームの活躍に貢献した。激しいレースが繰り広げられるJPTにおいて、エッジ520は織田選手の走りをサポート。物理ボタンの確かな操作性は、ラップ計測やページをめくる際に役に立ったという。

 「カラーの画面が見やすく、本体重量が軽いことも気に入っている理由です。また、毎日のトレーニングログの管理が楽なのもポイント。監督にデータを共有する際、練習終わりに自動でログをアップロードしてシェアできるので手間がかかりません」と織田選手はおススメポイントを教えてくれた。

■ガーミン「エッジ520J」
税抜価格:36,000円(単品)、49,800円(セット)
ディスプレイ:3.5 x 4.7cm(解像度:200 x 265pixels)
本体サイズ:49mm x 73mm x 21mm
重量:約60g
稼働時間: 約15時間(標準的な使用形態において)

エントリー層に最適なエッジ130

 「エッジ130」は今夏新たに登場したGPS搭載のエントリー向けモデル。小型軽量の本体には1.8インチのMIP(メモリインピクセル)モノクロディスプレイを採用。日中の日差しでもくっきりと文字を表示することができ、バックライトにより夜間のライドも視認性を確保している。

 エントリー向けのモデルではあるが、基本的な性能はしっかり押さえている。BluetoothやANT+の通信規格に対応しており、各種センサーとペアリングが可能。スマートフォンと同期して、クラウド上でデータを管理できるなど、上位モデルと遜色のないスペックを誇る。

女性サイクリストのもえさんは、エントリー向けモデルの「エッジ130」がお気に入り Photo: Shusaku MATSUO

 「エッジ520Jも持っていますが、機能が絞られていて使いやすい130を今ではメインに使っています」と話すのは女性サイクリストのもえさん。走り慣れた都内中心のライドが多いため、ナビ機能などは必要としていないという。しかし、どれだけの距離を走ったのか、どのルートを走ったのかは振り返りたいので、スマートフォン上でアプリ「ガーミンコネクト」を駆使しデータを管理。サイクリング向けSNS「ストラバ」にデータを同期することで、友達と交流している。

ボタンのクリック感ははっきりとしており、操作もシンプルでわかりやすい Photo: Shusaku MATSUO
シンプルな機能と、コンパクトな本体が特徴 Photo: Shusaku MATSUO

 「ボタンはクリック感が強く、寒い日にグローブをつけていても操作しやすいですね。小型でハンドル周りを邪魔しないですし、何よりシンプルなユーザーインターフェイスがお気に入りです。女性やビギナーには特におすすめですよ」と話す。

シンプルな簡易ナビ表示も可能 ©Garmin Japan
昼間でもくっきり見える画面が特徴。バックライトも搭載している ©Garmin Japan
「エッジ130」を愛用する長塚寿生選手(弱虫ペダルサイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO

 「エッジ130」はエントリー層だけでなく、プロにも愛用者も多い。弱虫ペダルサイクリングチームの長塚寿生選手も使用。「多くの機能があるのは便利ですが、どれを使うか迷っちゃいますよね。エッジ130は表示項目が絞られてるので、トレーニングに集中できます。コントラストがはっきりしており、見たいものがすぐ目に入るのでお気に入りです」と太鼓判を押した。

■ガーミン「エッジ130」
税抜価格:23,800円(単品)、29,800円(セット)
ディスプレイ:1.8インチ(MIPモノクロディスプレイ)
本体サイズ:41x63x16mm
重量:33g
稼働時間:最大13時間

(提供:ガーミン)

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