161号線拡張工事「山側にルート変更」要望でビワイチルート・白鬚神社周辺の国道が「観光、自転車向け道路」へ 滋賀県知事が国に要望

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 慢性的な渋滞が問題となっている滋賀県の白鬚神社(高島市鵜川)周辺で国土交通省が進める国道161号の拡幅をめぐり、三日月大造知事は、琵琶湖にせり出して道路を広げる現計画から神社西の山側を通るルートへの変更を検討するよう同省に要望した。景観維持などの面で難しいと判断した。

国道161号の白髭神社付近は、琵琶湖に立つ鳥居も見える絶景ポイント Photo: Kenta SAWANO

 同神社周辺を含む国道161号の大津市北小松―高島市勝野間(約6・5km)の拡幅は昭和45年度に事業化された。神社の北側など一部区間が開通し、現在はJR北小松駅周辺で工事が進められているが、神社周辺は未着工となっている。

 神社周辺は琵琶湖と山に挟まれて特に道路の幅が狭い箇所で、現在の計画では道路を琵琶湖岸側に広げ、道路を2車線から4車線に拡幅するとしている。これに対し、県は景観維持や環境への影響などから難色示しており、三日月知事は国交省に「琵琶湖埋め立てなど湖岸の改変が必要とされている現計画は極めて困難だ」との認識を伝えた。

琵琶湖岸側への道路拡幅が計画されている国道161号の白髭神社付近(撮影 川瀬 充久)
琵琶湖側から見た白鬚神社の鳥居 Photo: Kenta SAWANO 

 県によると、湖西地域の南北を結ぶ国道161号は交通量が多く、同神社周辺の平日の交通量は1日約2万台。週末には観光名所の同神社に多くの参拝客が訪れるほか、自転車で琵琶湖を1周する「ビワイチ」を楽しむ自転車の通行も増加している。福井県内で原発事故が起きた場合に県北西部からの避難経路にもなっており、渋滞の解消は喫緊の課題となっている。

 三日月知事は代替案として、同神社周辺の約2kmの区間について、山側ルートのバイパスを建設する案を提示した。ルートの一部はトンネル化も検討する。ルート変更に伴い、同神社前を通る現国道は観光、自転車向け道路として活用する方向で、引き続き国交省と協議を進める方針だ。

 国交省滋賀国道事務所は「ルート変更についての県の意向は把握している。計画については慎重に検討していきたい」としている。

産経新聞・滋賀版より)

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