編集部コラム【先頭交代】<2>自転車系同人イベント「第11回やっちゃばフェス」に初参加 オタク編集部員のレポート

by 石川海璃 / Kairi ISHIKAWA
  • 一覧

 Cyclist編集部員がリレー形式で担当する不定期連載コラム『先頭交代』。イベントの参加レポートや流行の話題について、本格的にレースに出場する本格派から、緩くマウンテンバイクに乗るメンバーまで、それぞれの目線で書いていきます。第2回目は、約5カ月間先頭を引き続けた松尾に代わり、編集部・石川海璃が初めて自転車と飲食がテーマの同人イベント「第11回やっちゃばフェス」に参加した模様をお届けします。

開場後賑わいを見せる自転車ショップ「ラモーンバイクス」のブース Photo: Kairi ISHIKAWA

自転車系同人イベントに初参加

 アニメや漫画が大好きな”オタク”でサイクリストの私は、今年の夏に取材したコミックマーケット(コミケ)を中心に、男性・女性向け問わず、数えきれないほど同人イベントに参加してきました。しかし今まで経験してきたのは、アニメやゲーム、漫画など、サブカルチャーが中心となるものばかり。それ以外のコンテンツに焦点を当てた同人イベントは未経験です。

会場の前にはイベント開始を待つ大勢の参加者 Photo: Kairi ISHIKAWA

 今回参加した「第11回やっちゃばフェス」は、自転車と飲食がテーマの同人イベント。11月17日に東京都千代田区・秋葉原の通運会館で開催されました。

 会場となった秋葉原通運会館は、秋葉原中央通りから少し裏手のPCパーツショップやメイドカフェが立ち並ぶエリアに位置する建物。銀座線末広町から徒歩1分、JRと日比谷線の秋葉原駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。イベント当日、会場に到着したのは午前9時半。イベント開始時刻まで1時間ほど早く到着しましたが、会場付近の通り沿いには、すでに大勢のイベント来場者が列を作っていました。

会場には自転車漫画「はやめブラストギア」の作者、竹山祐右さんの姿も Photo:Kairi ISHIKAWA
同人イベントではおなじみの最後尾札。沢山の人で会場が埋め尽くされても、これを目印にお目当てのブースに並ぶ Photo: Kairi ISHIKAWA

小規模でもかなり混雑

 イベントが開始になると、会場内の地下と2階の同人ブースに吸い込まれていく来場者。あっという間に多くの人で埋め尽くされ、一時は人気サークル列の最後尾を示す最後尾札が掲げられるほど混雑しました。

荒サイ周辺のコンビニ調査本を頒布した八木法美さん Photo: Kairi ISHIKAWA

 各ブースには独自の視点で書かれた同人誌が多く並びます。メジャーなレースを4コマ漫画で分かりやすく振り返るものや、パリ~ブレスト~パリなど海外ブルベの情報誌など、一般受けしやすいものからかなりニッチなものまでありました。

ツールやジロを振り返った「いとしのマイヨジョーヌさま」 Photo: Kairi ISHIKAWA
酩酊女子製作委員会ブースでは、自損事故の体験談や特定の食品に合うよう開発された〇〇専用日本酒の調査・研究本などが並んだ Photo: Kairi ISHIKAWA

 飲食関連の同人誌では、特定の食品に合うよう開発された専用日本酒の調査・研究本、秋葉原界隈のグルメスポットをテーマにした本など、自転車系同人誌と同じくらい内容がマニアック。そのほか、不要になったサイクルパーツの販売をするフリーマーケットのようなブースもありました。

来場者は男性が中心。年齢層は様々だ Photo: Kairi ISHIKAWA

 また、会場にはサークルのブース以外にも、自転車ショップ「RAMON BIKES」(ラモーンバイクス)や、キャラクターウェアメーカーの「AURORA」(アウローラ)、コミック・同人誌ショップ「COMIC ZIN」(コミック ジン)など企業やショップブースの姿も。アイテムの展示・販売が行われ、同人ブースと違った形で賑わいを見せていました。

大型同人イベントとの違い

 今回、自転車と飲食の2つにジャンルを絞った同人誌即売会に参加して気が付いたことは、大型同人即売会と比較して出展側と来場者の交流の時間が長いという点です。大型イベントでは会場の規模も桁違いに大きくなりますが、その分出展側・来場者の人数も増え、会場が常に混雑します。その上、来場者は複数のブースを回るため、1つ1つのブースにかける時間がかなり、短くなるのではないでしょうか。

秋葉原の肉料理店「牛舎」とやっちゃばフェスのコラボメニュー。イベント限定の特製ハンバーガー Photo: Kairi ISHIKAWA
イベントの最後に行われたビンゴ大会の様子。カメラを向ける目元を駄菓子で隠すイベント参加者。実は金子選手もイベントに来ていました Photo: Kairi ISHIKAWA

 私のコミケでの経験になりますが、大型イベントだと交流よりも購入に重点を置くため、各ブースにかける時間はほんのわずか。また、広い会場内に点在するブースをいくつもまわるため、かなり疲れます。さらに購入したものの整理の時間を含めると、なかなか交流に時間は割けません。しかし、小規模イベントであれば会場規模の縮小に加え、出展・来場者も少なくなります。そうなると回るブースと購入するアイテムや疲労具合、荷物整理の時間も減るため、1つのブースにかける時間は自ずと長くなるのではないでしょうか。

有志によって提供されたビンゴの景品。サイクルキャップやお酒など、ラインナップはかなりカオス Photo: Kairi ISHIKAWA

 コミケの記事でも書きましたが、自転車系の情報があつまる同人イベントでは、自分が知らない自転車の楽しみ方を知るきっかけになると考えています。やっちゃばフェスの様な小規模イベントであれば、そういったメリットに加え、自分が知らない遊び方を熟知したサイクリストと交流でき、じっくりと話を聞いたり、意見交換をしたりできます。

 もし同人イベントで自転車の新たな楽しみを模索しようとする方がいるならば、交流の時間が長く取れる小規模イベントで探してみるのもいいかも知れませんね。

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

自転車協会バナー
新春初夢プレゼント2019

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載