山崎統括店長が淡路島でインプレッションシルベストサイクルが「ワンメイクライド」を開催、キャノンデール「システムシックス」を堪能

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 大阪を中心にプロショップを4店舗展開するシルベストサイクルが11月11日、キャノンデールのエアロロードバイク「システムシックス」のみを使ったワンメイクライドを開催した。淡路島を舞台にした豪華なライドイベントで、参加者は新型バイクをじっくり乗り込み、優れた性能を堪能した。

ワンメイクライドを堪能した参加者たち Photo: SILBEST Cycle

ビギナーから登録選手まで

 今回行われた「ワンメイクライド」は、その名の通り統一した車種でライドを楽しむもの。シルベストサイクルはイベントを多く企画しているのが特徴で、パンク修理や輪行、掃除をテーマにした定期講習会に加え、ライドイベントやメーカー試乗会も毎週末開催している。今回のワンメイクライドもその一つとして行われ、公募で選ばれた8人が参加。車が少なく、絶景の海岸線が続く淡路島の西海岸を往復する110kmのライドとなり、ビギナーから実業団に登録している選手クラスまでが集まった。

 シルベストサイクルは大阪の梅田、難波、箕面と、京都の4店舗を展開。機材に詳しいスタッフだけでなく、レースで活躍した元プロ選手や現役で実業団レースを走るスタッフ、また、ビギナーや女性でも相談しやすい女性スタッフが在籍し、幅広い客層のサイクリストから支持を集めている。

キャノンデール初のエアロロード「システムシックス」 ©CANNONDALE

 ワンメイクライドの車種に選ばれたシステムシックスは、キャノンデール初のエアロロードバイクとして今年発表された。ステム一体型で、空力性能と剛性を両立したエアロハンドルや、64mmハイトのホイールなど、トータルスペックを求めて開発。UCI(国際自転車競技連合)ワールドチームのEFエデュケーションファースト・ドラパックの選手が、ツール・ド・フランスなどのビッグレースでシステムシックスを駆り、平坦ステージを中心に活躍した。

イベントを多く主催するシルベストが統一車種でライドする「ワンメイクライド」を開催した Photo: SILBEST Cycle

 この日はキャノンデール・ジャパンのサポートも充実した。サポートカーを囲むように、ディレクターチェアやメカニックブースが並び、開発秘話からバイクの特徴、乗り方のアドバイスも説明。温かいドリンクや軽食を口にしている間に、参加者の体格に合わせたサドル高が設定されるなど、至れり尽くせりのライドとなった。

 シルベストサイクル・山崎敏正統括店長のシステムシックのインプレッションは下記のとおり。

 風は微風で、湾曲した海岸線を往復すると僅かな追い風、向かい風、そして横風を繰り返す事になります。この点でもインプレ走には絶好の条件となりました。折り返してしばらくは広めの道路幅の直線、しかも追い風で、ここではスピードが上がります。エアロロードとしての本領発揮の場面です。参加者から歓声がここでも上がります。

開発秘話や乗り方が説明され、メカニックも帯同する至れり尽くせりのライドとなった Photo: SILBEST Cycle

 集団で先頭を交代しながらの走りは爽快そのもの、そもそもスピード域が高いのに、その速度維持が実に容易で、しかも、そこからの更なる加速も意外なほどに簡単にできてしまいます。徹底的に研究と実験を重ねた、従来のタイムトライアルマシンよりも低くなったという空気抵抗値の恩恵は想像以上でした。参加者に意見を聞いてみても…エアロロードだからある程度は予想していたのに、それを大きく超えるレベルの空力的な効果に驚く声が多く出されていました。

ずらりと並んだキャノンデール「システムシックス」 Photo: SILBEST Cycle

このコースには2、3カ所の丘越えの区間もあり、そこでは、4~6%くらいの勾配が最大1km程は続きます。やや向かい風、エアロロードにとっては苦手な“上り”にやや恐々として構えていたのですが、ここでも逆に驚かされる事になりました加速感が実に気持ちいいのです。64mmハイトのディープホイールが装着されているにもかかわらず、キビキビと軽快に上ります。

 このホイール「KNOT64」、外側31mmもあるワイドなリムに、意図的に23cのタイヤを選択、空気の流れの良さを追求しながら、空気圧も抑え目にして、転がりの軽さと快適性を両立させた設計になっています。その事が奏功しているのか、シッティングで軽々と上りますが、参加者から更に多くの賛辞が寄せられていたのがダンシングのしやすさでした。左右に振りやすく、踏めば踏んだだけグイグイ加速できる点もかなり高いトーンで驚嘆されていました。

ライドの注意事項を確認するミーティングののち、ライドが始まった Photo: SILBEST Cycle

 途中バイクの交換もはさみながら、その後も北上を続けます。横風が強めに吹く場面もありましたが、これだけのディープリムなのにハンドルを取られる心配すらありませんでした。クルマが少なくなる明石大橋の手前の区間では、どんどんスピードが上がり、このバイクの設計者が狙ったであろう速度域でのフィーリングを確かめることもできました。

様々な風向や平地、上りといったシチュエーションでバイクの性能を試す Photo: SILBEST Cycle

 私は今年も多くのバイクの試乗を行っています(今回のライドほどはしっかり走れていませんが)。そんななかでシステムシックスを選んだのは、この曲がる、止まる等の総合バランスが非常に高レベルにまとめられているからです。しっかりしたブレーキとフレーム前半部の剛性からくる下りの安心感。まるで数年間乗り慣れているかのような、ナチュラルで安定したハンドリング。そして、路面の状況が分かり易いのにそれでいて嫌な突き上げをうまく抑えた「安心な」快適性。勿論そのスピードは言うまでもありません。そのバランスは実に好感の持てるものでした。

快晴のなか、最新エアロロードの実力をじっくり試した参加者たち Photo: SILBEST Cycle

 同じバイクを揃えての全力走。まるでグランツールのチームタイムトライアルでも走っているかのような体験に、一同大満足、大興奮となりました。このように、最高のエアロロードと言えるインプレ結果も得て、丘越え程度の坂では十分な満足も得られたのですが、一つだけ提言があります。それは、このキャノンデール「システムシックス」にも、他社の今年のハイエンドエアロロードにも64㎜ハイトのディープホイールが装着されています。空力性能を見るとき、この選択はベストだと思いますが、35mmくらいの浅目で軽量なホイールをもう1セットスペアーに持っておくことを強くお勧めしたいと思います。今回のライドでも上りの後には曲がりくねった下りも待っていました。筆者の山崎は、50年近いロードバイクの経験から、自転車は「下れて、曲がれて、止まれての安全性能」がまず何よりも大切だ!と考えています。

 日本の路面状況など環境と照らしても、今後参加するであろうロングライド等のイベントやトライアスロンに照らしても、水を得たように活躍してくれる様がワクワクと目に浮かんできます。

 シルベストサイクルは今後も変わらず、イベントを開催していく予定だ。スケジュールは店舗ホームページに記載されているので、定期的にチェックしてほしい。

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