渾身のスプリントで競り勝ち男子は前田公平が優勝 UCIクラス1に昇格のラファスーパークロス野辺山2日目

by 小森信道 / Nobumichi KOMORI
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 ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズの第7戦となる「Raphaスーパークロス野辺山」の第2日目が11月18日、長野県南牧村の滝沢牧場で開催され、男女ともに今年からUCI-Class1に昇格したエリートカテゴリーで、男子は前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝。女子は前日に引き続きサマンサ・ルーネルズ(Squid Squad)が優勝して連勝を飾った。

クラークを見事に捲って先着した前田公平がUCI-Class1昇格初レースを制した Photo: Nobumichi KOMORI

クラス昇格でUCIポイントが倍増

 前日の快晴に引き続き、薄日が差す中での開催となったRaphaスーパークロス野辺山の第2日目。この日もJCXシリーズの各カテゴリーのレースのほか、メインレースとの呼び声も高いキンダーガーデン(幼児)のレースも開催され、全日にわたって大盛り上がりの一日となった。その中にあって、男女の最高峰カテゴリーは今年からUCI-Class1へと昇格。獲得できるUCIポイントが倍になるということもあり、各選手ともにより高いモチベーションでレースに臨むことが予想された。

毎年、大盛り上がりを見せるキンダーガーデンのレース Photo: Nobumichi KOMORI
日本全国、世界各地から100人の選手が集結した男子エリート Photo: Nobumichi KOMORI

前田公平が先頭パックに

 前日よりも微増となる100人の選手が出場した男子エリートは、前日同様にギャリー・ミルバーン(オーストラリア、MAAP ENVE CX Team)がホールショット決める形でスタート。舗装路から芝生区間に入ると前日優勝のアンソニー・クラーク(アメリカ、Squid Squad)、前日のスタートでペダルを踏み外して遅れた小坂光(宇都宮ブリッツェン シクロクロスチーム)が次々に先頭を奪う、序盤から出入りの激しい展開になった。

クラークの横からポジションを上げる小坂光が先頭を奪う Photo: Nobumichi KOMORI

 それでも、1周目を終える頃には、ミルバーン、クラーク、前田、小坂、エミール・ヘケレ(チェコ、GALAXY CYKLOSVEC STEVENS)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、沢田時(チーム ブリヂストンサイクリング)、ケヴィン・ブラッドフォードパリッシュ(アメリカ、SET/Coaching.com)という8人の先頭パックが形成されることになった。

この日も好調を維持するクラークが力強い走りで先頭パックをリードする Photo: Nobumichi KOMORI
バギーコースを進む先頭パック Photo: Nobumichi KOMORI

 8人の先頭パックは程なくして、クラーク、ヘケレ、前田、ミルバーンという4人の先頭パックと、織田、小坂、沢田、ブラッドフォードパリッシュの追走パックに分かれる状況に。その後、追走パックからブラッドフォードパリッシュが単独で追走に飛び出したことで、レースは4人の先頭パック、1人の追走、3人の追走パックという状態になった。

競り合いながらフライオーバーをクリアしていく先頭パック Photo: Nobumichi KOMORI

前日の3位から表彰台中央へ

 しばらくの間は上記の状態で進んだレースも、折り返しを過ぎる頃になると動きが出始め、4人の先頭パックからはクラークが先行する一方でミルバーンが遅れ、6番手パックの沢田と小坂には後方から横山航太(シマノレーシングチーム)と竹内遼(深谷レーシング)の2人が合流する展開に。その後、クラークにヘケレと前田が追いつき先頭は3人のパックになって、レースは最終周を迎えることになった。

この日もクラークが強烈にプッシュするが3人も離されずに続く Photo: Nobumichi KOMORI
ミルバーンがドロップして先頭は3人のパックになる Photo: Nobumichi KOMORI
勝負はクラークと前田公平のゴールスプリントに Photo: Nobumichi KOMORI

 最終周に入ると、先頭の3人の中でも脚の残り具合を探り合うように互いに攻撃を仕掛け合う状況が続いたが、積極的な動きを見せていたヘケレがトラブルに遭い脱落。先頭はクラークと前田の2人になって、勝負はゴールスプリントに持ち込まれた。先行してスプリントを開始するクラークに対し、前日のレースでもスプリントで3位表彰台を獲得した前田が渾身のスプリントを見せてクラークを捲り、先着。UCI-Class1に昇格して初となるレースで見事に優勝を飾った。

表彰式後、フォトグラファーたちの要望に応じてポーズをとる男子エリートの上位3選手 Photo: Nobumichi KOMORI

女子はルーネルズが連勝

 32人が出場した女子エリートは、海外選手勢に勢いを見せつけられた前日のお返しとばかりに、宮内佐季子(Club La.sista Offroad Team)がホールショットを決めてスタート。しかし、すぐに前日の優勝者ルーネルズが先頭を奪い、その後方にチームメートのエミリー・カチョレック(アメリカ、Squid Squad)、そして今井美穂(CO2bicycle)が続く展開に。

宮内佐季子(Club La.sista Offroad Team)がホールショットを決めてレースがスタート Photo: Nobumichi KOMORI

 レース中盤にはルーネルズとカチョレックが肉薄する場面も見られたものの、終始ルーネルズの優位は動かず。最後は2位のカチョレックに9秒差をつけて優勝し、前日に続いて連勝を達成。2位のカチョレックはUCIクラスで最後となるレースを表彰台入りで飾った。3位には前日2位の今井、4位に序盤から積極的にレースを展開した宮内が入った。

チームメートのカチョレックが迫る場面もあったが、ルーネルズの優位は変わらず Photo: Nobumichi KOMORI
終始安定かつ力強い走りを見せたルーネルズが連勝を飾った Photo: Nobumichi KOMORI
女子エリート表彰式。左から2位のカチョレック、優勝のルーネルズ、3位の今井美穂 Photo: Nobumichi KOMORI

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