前田公平が男子3位野辺山1日目はクラーク、ルーネルズのSquid勢が男女ダブル優勝 Raphaスーパークロス

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 ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズの第6戦となる「Raphaスーパークロス野辺山」の第1日目が11月17日、長野県南牧村の滝沢牧場で開催され、UCI-Class2にランクされる最高峰カテゴリーのエリートで、男子はアンソニー・クラーク(アメリカ、Squid Squad)、女子はサマンサ・ルーネルズ(アメリカ、Squid Squad)がそれぞれ優勝。Squid Squad勢が表彰台の頂上を独占した。

男子エリート表彰式。左から2位のヘケレ、優勝のクラーク、3位の前田公平 Photo: Nobumichi KOMORI

今年は完全ドライコンディション

 近年、国内で大きな盛り上がりを見せるシクロクロスの中でも、トップクラスの知名度と人気を誇るレースとして認知されているRaphaスーパークロス野辺山。コースは舗装路やテクニカル区間が効果的に配される中で、パワーとテクニックの両方が要求される泥区間が例年であれば見せ場を作っている。しかし、今年は好天に恵まれた影響もあり、路面は風が吹けば砂埃が舞うほどの完全なるドライコンディション。テクニカルなハイスピードコースとなってレースが開催されることになった。

 98人が出場した男子エリートは、昨年同大会を制したエミール・ヘケレ(チェコ、GALAXY CYKLOSVEC STEVENS)や一昨年優勝のギャリー・ミルバーン(オーストラリア、MAAP ENVE CX Team)、前週の第5戦「弱虫ペダルスターライトクロス」を制したクラークらの海外選手のほか、全日本王者の小坂光(宇都宮ブリッツェン シクロクロスチーム)、前田公平と織田聖(ともに弱虫ペダルサイクリングチーム)、沢田時(チーム ブリヂストンサイクリング)、竹之内悠(Toyo Frame)、横山航太(シマノレーシングチーム)ら日本人トップ選手のほとんどがスタートリストに名を連ねた。

スタートの瞬間を待つ男子エリートの選手たち Photo: Nobumichi KOMORI

序盤から海外勢の先頭争いに

 レースはミルバーンがホールショットを決めて第1コーナーに進入し、その後方に有力選手勢が続いていく形でスタート。1周目を終える頃になるとクラーク、ヘケレ、ミルバーン、前田、織田の5人が先頭パックを形成し、その後方に沢田、小坂らを含む追走パックが形成される展開で2周目へ。2周目に入ると先頭パックからクラークとヘケレの2人が抜け出して先頭パックを形成し、その後方では取り残される形となった3人に追い上げてきた沢田、小坂らが合流して3番手パックを形成する展開になった。

序盤からクラークとヘケレが先頭パックを形成する展開になる Photo: Nobumichi KOMORI
軽快にシケインをクリアしていくクラークに対し、ヘケレは苦しそうな表情 Photo: Nobumichi KOMORI
少しずつクラークとヘケレとの差が開き始める Photo: Nobumichi KOMORI

 順調に後続とのタイム差を広げていく先頭パックの2人は、クラークが積極的に前を引き、ヘケレが後ろにピッタリとついていく状態。ベテランのヘケレが冷静に勝負どころを探っているのかとも思われたが、周回を重ねるにつれてクラークとヘケレの差がじわじわと広がっていく状況となり、5周目になるとクラークがヘケレから5秒程度のリードを奪って独走する状態に。その後も着実にリードを広げていったクラークが、2位のヘケレに30秒差をつけて独走勝利を飾った。

前週の第5戦に続き、クラークが独走で優勝を飾った Photo: Nobumichi KOMORI
2位のヘケレは「クラークが強かったし、今の自分の調子では2位でもうれしい」と表彰式で語った Photo: Nobumichi KOMORI
前田公平、ミルバーン、小坂光の3人に絞られた3番手パックが最終周に入る Photo: Nobumichi KOMORI

 一方、3番手パックは織田がバギーコースでの落車でまずは遅れ、さらに沢田も遅れてミルバーン、小坂、前田の3人に。この時点で先行する2人に追いつくのは厳しい状況で、熾烈な3位争いが繰り広げられることになった。最終周に入って小坂がアタックを仕掛けてペースを上げると、ミルバーンがドロップして小坂と前田の一騎打ちに。「スプリントにしたくなかった」とレース後に語った小坂がペースを上げて引き離しにかかるが、前田も落ち着いた対応でついていき、勝負はスプリントへ。先行してスプリントを開始した小坂の動きにきっちり合わせた前田が差し切って3位表彰台を獲得した。

小坂光とのマッチスプリントを制した前田公平が3位表彰台を獲得した Photo: Nobumichi KOMORI

女子もルーネルズが独走で連覇

 30人が出場した女子エリートは、見事なスタートダッシュでエミリー・カチョレック(アメリカ、Squid Squad)がホールショットを決めてスタート。その後、カチョレック、ルーネルズ、今井美穂(CO2bicycle)、松本璃奈(TEAM SCOTT)の4人が先頭パックを形成したが、その中から前年優勝のルーネルズと同3位今井美穂(CO2bicycle)が抜け出し、マッチレースに。中盤を過ぎるとルーネルズが今井を振り切って独走状態になり、最後まで力強い走りを見せたルーネルズが2位の今井に26秒差をつけて連覇を達成した。

レースはルーネルズと今井美穂のマッチレースとなる Photo: Nobumichi KOMORI
力強いペダリングで今井美穂とのタイム差を広げていくルーネルズ Photo: Nobumichi KOMORI
女子エリート表彰式。左から2位の今井美穂、優勝のルーネルズ、3位のカチョレック Photo: Nobumichi KOMORI

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