古座川、那智、熊野の絶景を堪能コンタドール氏が和歌山のサイクリングルートを体験 「ワカハチ」をアピール

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 和歌山県のサイクリング事業「WAKAYAMA800〜サイクリング王国わかやま〜」を幅広くPRするため、和歌山県と県観光連盟、ジェトロ和歌山が共同で11月5日、世界的に有名な元プロロードレーサー、アルベルト・コンタドール氏(35)を県に招聘した。コンタドール氏は県内のサイクリングコースを自ら走って体験。豊かな起伏と美しい景色に恵まれたサイクリングコースを楽しんだ。

アルベルト・コンタドール氏が和歌山県を訪れて「WAKAYAMA800〜サイクリング王国わかやま〜」のコースを体験した Photo: Ikki YONEYAMA

 スペイン出身のコンタドール氏は、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(フランス一周レース)をはじめ、これと並び称されるジロ・デ・イタリア(イタリア一周)、ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン一周)の、グランツール(世界3大ステージレース)全てで総合優勝の経験を持つ。

「急にトレーニングをやめると体に悪いし、太らないように気を付けている」と現在もサイクリングを楽しむ Photo: Ikki YONEYAMA

 トップ選手の座にありながら昨年限りで現役を退いたが、引退後も「サイクリングは自分にとってパッション(情熱)」と精力的に活動。若手育成のチーム運営や、各種自転車関連のアンバサダーなど、世界各国を飛び回る。フェイスブックのフォロワーは100万人を超え、和歌山県への来訪もSNSを通じて世界中のファンが知ることになった。

 コンタドール氏は一枚岩や滝の拝が知られる古座川町、那智滝など那智山周辺などでサイクリングを体験。「私たちサイクリストにとっては天国のような場所。景色もとても素晴らしい」と和歌山の道と景色を堪能した。

国の天然記念物「古座川の一枚岩」の前を走るコンタドール氏 Photo: Ikki YONEYAMA
滝の拝(古座川町) Photo: 和歌山県・和歌山県観光連盟・ジェトロ和歌山
高池の虫喰岩(古座川町) Photo: 和歌山県・和歌山県観光連盟・ジェトロ和歌山
那智滝(那智勝浦町) Photo: 和歌山県・和歌山県観光連盟・ジェトロ和歌山

 和歌山県では昨年、県内全域で総延長約800kmのサイクリングコースが完成。ルート上には案内となるブルーラインが引かれた。このほか空気入れや工具などを備えた、サイクリストが休憩できる「サイクルステーション」を県内に200カ所以上、自転車を室内に保管できるなどサイクリストを歓迎する「サイクリストに優しい宿」を50カ所、それぞれ登録・認定するなど、サイクリング環境の整備に注力している。

サイクリングルート上には、目印となるブルーラインが引かれている Photo: Ikki YONEYAMA
2日間かけて県内の絶景コースを巡ったコンタドール氏 Photo: Ikki YONEYAMA

 国内では著名なサイクリングルートとして、広島県の尾道市と愛媛県の今治市を結ぶ「しまなみ海道」や、滋賀県の琵琶湖を一周する「ビワイチ」などが広く知られている。和歌山県も豊かな自然を生かした「ワカハチ」を国内外にアピールして、県全体のサイクリングを通じた観光振興につなげる考えだ。

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