トーマスら世界のトップ選手6人が参加バルベルデ画伯の誕生? スーパースターの知られざる一面が見えた「さいたまクリテ前夜祭」

by あきさねゆう / Yuu AKISANE
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 さいたま新都心を舞台に開催される「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」は、大会を翌日に控えた11月3日夜、スター選手たちが登場するJ SPORTSの番組「2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム 前夜祭王決定戦〜前夜の盛り上がり半端ないって〜」の収録イベントが開催された。イベントには抽選に当選したファン約70人が招かれた中で行われ、早押しクイズやお絵かき対決などで盛り上がった。

「箱の中身は何だろな」に挑戦中の、不安そうな表情を浮かべるゲラント・トーマス Photo: Yuu AKISANE

全6チームから6選手が出演

 今年は初めて出場ワールドチーム全6チームから選手が出演した。マイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)、現世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスターチーム)、欧州チャンピオンのマッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)、ツール第21ステージ勝利のアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチーム・エミレーツ)、3大グランツール全制覇のヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、昨年ツールでステージ5勝のマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)といった超豪華メンバーが招かれた。

さいたま市大宮区役所内で開催されたイベント。会場には抽選で選ばれた約70人のファンが駆けつけた Photo: Yuu AKISANE

 トーマス、バルベルデ、トレンティンが「チーム チャンピオン」、ニバリ、クリストフ、キッテルが「チーム 世界選抜」に分かれて、全3ステージのクイズに挑戦した。

 第1ステージは、動画・写真を見てお題に答えるクイズ。お馴染み番組特製のハットをかぶって、早押しクイズに挑んだ。

「チーム チャンピオン」のトーマス、バルベルデ、トレンティン Photo: Yuu AKISANE
「チーム 世界選抜」のニバリ、クリストフ、キッテル Photo: Yuu AKISANE

 写真を見て、誰か当てるクイズでは、イギリス生まれの双子、イェーツ兄弟のどちらかが写った画像が出題。この難問にバルベルデは正解できず、消去法でキッテルが答えを当てる一幕があった。

早押しクイズに正解したキッテルが、クリストフとグータッチ Photo: Yuu AKISANE
イェーツ兄弟の判別は「無理」と語るマッテオ・トレンティン Photo: Yuu AKISANE

 イェーツ兄弟とチームメイトのトレンティンは、2人の見分け方を聞かれると即答で「無理だよ」と言っていた。「顎のキズで判断できるけど、『イェーツ』と呼べばどちらでも振り返るので、そうしてる」と内幕を語っていた。

 さらにライバルのニバリは「集団内でも2人の見分けに困っている。シューズの色とゼッケンナンバーで判断している」と視聴者と同じ悩みを持っていることが明らかになっていた。

恐怖の箱の中身当てクイズにトーマス・キッテルが挑戦

 第2ステージは、「正解はなんだろな」のコーナー。いわゆる「格付けチェック」のようなクイズだ。

 市販のミネラルウォーターと、エリザベス女王の84歳の誕生日で振る舞われた名水「ヒルドン」。1本200円以上という高級品だ。この問題はイギリス人のトーマスを含むチーム チャンピオンが難なく正解。しかし、英語が母国語ではないチーム世界選抜は不正解だった。

真剣にテイスティングを行うトーマスとバルベルデ Photo: Yuu AKISANE
3人で話し合って答えを出すも不正解だったニバリ、クリストフ、キッテル Photo: Yuu AKISANE

 そして第2問は「箱の中身は何でしょう」だった。視聴者にだけ箱の中身が見える形で、外から中に置かれたものを触って、何かを当てるゲームだ。

 最初に例題として、うなぎの入った水槽をMCの栗村修さんが挑戦。欧米人には見た目の時点で好き嫌いが分かれるいわくつきの生物である。これを見ていたニバリは露骨に拒否反応を示していた。

エキシビションの「うなぎ」を見て、やや引き気味の選手たち Photo: Yuu AKISANE
ニバリはじゃんけんせず、クリストフとキッテルの負けた方が挑戦することに Photo: Yuu AKISANE

 実際に選手たちが挑戦するお題はツールの表彰台でプレゼントされる「ライオンのぬいぐるみ」だった。各チームの代表者1人が挑戦する形式だったが、ニバリは「絶対に無理」と言ったかどうかはわからないが、クリストフとキッテルがじゃんけんして、負けた方がチャレンジする決め方をしていたので、どうしても無理だということを2人に伝えたように思われる。

 そうして、チーム チャンピオンからはトーマスが、チーム 世界選抜からはキッテルが挑戦。トーマスはぬいぐるみにわずかに触れた瞬間に飛び跳ねるほどビビっていたものの、徐々にぬいぐるみを掴んで触感を確かめていた。答えを確信しながら、席に戻った。

正解の確信を得た瞬間のゲラント・トーマス Photo: Yuu AKISANE
箱の中身を探っているマルセル・キッテル Photo: Yuu AKISANE

 キッテルはトーマスの反応がそこまで大変ではなかったためか、割と早めに触感を確かめることができ、十数秒で答えを確信しながら席に戻った。

 トーマスは「ツール・ド・フランスのライオン」と回答したが、キッテルは「さいたまクリテリウムのマスコット」と回答。トーマスは見事に正解し、キッテルは惜しくも不正解となった。

ぬいぐるみというところまでは当たっていたマルセル・キッテルは、答えを聞いてのけぞっていた Photo: Yuu AKISANE

 トーマスは「9個から10個くらい持っている。人にはプレゼントせずに、全部ベッドのそばに並べているよ」とコメントしていた。

芸術作品の誕生?画伯の誕生?

 第3ステージは、恒例の「お絵かき対決」だった。

バキューンポーズを見せたアルベルト・コンタドール氏 Photo: Yuu AKISANE

 ここで大会アンバサダーのアルベルト・コンタドール(スペイン)が登場。お題はコンタドールの似顔絵で、しかもお馴染みのバキューンポーズをしている姿をお題とし、「難易度を上げるためにヒゲも生やしてきたんだ」ととてもご機嫌の様子だった。

 6人の選手たちは5分間の時間内に、コンタドールの似顔絵を描いた。トーマスはまわりの選手たちが書いている絵が面白かったのか、その様子をスマホで撮影して、自身のSNSに投稿していた。

持ち時間5分でコンタドールの似顔絵を書く選手たち Photo: Yuu AKISANE

 そしてお披露目の時間がやってきた。

 トーマスは独特のタッチでコンタドールと似てはいないが芸術性の高い作品を仕上げた。「何年後かには価値が上がっていると思うよ」ともコメント。バルベルデは衝撃的な絵を披露し、トレンティンはなぜかハットをかぶせた絵を書き上げた。

衝撃的な絵を披露し、爆笑するバルベルデとトレンティンと、笑いをこらえきれない通訳さん Photo: Yuu AKISANE
イメージだけでハットをかぶせたと思われるトレンティン作のコンタドール肖像画 Photo: Yuu AKISANE

 ニバリはバキューンポーズに関しては精密な絵を描き、クリストフは上半身ムキムキでヒゲが2倍盛りのコンタドールとなっており、キッテルは顔を正確に書き上げていた。

走りと同じくそつのない絵を披露するヴィンチェンツォ・ニバリ Photo: Yuu AKISANE
見事な逆三角形の上半身を描いたアレクサンドル・クリストフ Photo: Yuu AKISANE

 勝者は観客の拍手の大きさで決める予定だったが、あまりにも接戦だったため、最終的にはモデルを務めたコンタドールがジャッジ。自身の顔を正確に描いたキッテルが勝者となった。

決選投票に残ったゲラント・トーマスの芸術性の高い絵 Photo: Yuu AKISANE
もっと拍手を要求するマルセル・キッテル Photo: Yuu AKISANE

 これにて、チーム 世界選抜が「前夜祭王者」に輝いた。勝利チームには、マイヨジョーヌをモチーフにした法被「はっぴじょーぬ」を贈呈。さらに全員に日本限定発売のツール・ド・フランス公式扇子もプレゼントし、イベントは終了となった。

6選手が参加したことで、前夜祭イベントは例年よりさらに大盛り上がりとなった Photo: Yuu AKISANE

 ファンにとっては普段はレースでしか見ることができないスーパースターたちの、意外な一面が知れる貴重で興味深いイベントとなった。

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2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

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