日本ブースも活況台北国際サイクルショーが開幕 eバイクを前面に押し出すバイクメーカーで盛況

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 数多くの自転車メーカーが集まる台湾の台北で10月30日、台北国際サイクルショーが開幕した。メイン会場となった台北南港展覽館には台湾だけでなく世界中のブランドがブースを展開。最新の規格やパーツを発表する世界規模の展覧会として5日間の日程で開催している。初日から電動アシスト自転車(e-BIKE)を前面に打ち出したメーカーも多く盛況のスタートとなった。

eバイクが中心に展示された台北国際サイクルショー。GIANTブースではe-MTBが前面に並んだ Photo: Shusaku MATSUO

 台北国際サイクルショーはバイクブランドだけでなく、自転車に関わるパーツメーカーなど約1000の企業が今年も出展。シマノやジャイアント、メリダといった日本でもお馴染みのビッグブランドから、台湾国内の中小パーツメーカーがひしめき合っている。

広々とした会場に大小約1000のメーカーが軒を連ねる Photo: Shusaku MATSUO
eバイクメーカーも大きくブース面積を取る Photo: Shusaku MATSUO
日本ブースも活況 Photo: Shusaku MATSUO

 車体メーカーの出展で目立つのはe-BIKEの多さだ。ジャイアントはブース前面にマウンテンバイクタイプのe-BIKEを大きく構え、中小ブランドもフレーム内にバッテリーを仕込んだスマートな外観の新車種が並んでいる。台湾のバイクブランド「CKT」ではボトムブラケット部にモーターを内蔵したロードバイクを展示。5段階に調整できる出力は最大250Wにも及ぶ。台湾のブランド「AXMAN」(アックスマン)では今回、12車種を新たに発表。電動アシストユニットは5社のものを使い分けているという。

12種の新型eバイクを用意した台湾のアックスマン Photo: Shusaku MATSUO

 プロダクトのマネジメントを担当するカル・チャン氏はユニットについて語る。「台湾国内ではeバイクの需要はまだ高くありませんが、世界では急速に拡大しています。シマノやボッシュのほか、バーファといった台湾のメーカーも世界進出に野心的です」と現状を説明した。また、「近年では容量はそのままに、スリムな外観でフレームに内蔵できるバッテリーやモーターが増えています。スマートな製品を開発できるよう、バイクメーカーも日々努力しています」と続けた。

 ショーは主に一般向けではなく、メーカーと輸入代理店といった“BtoB”向けの展覧会として開かれているのが特徴だ。ブースでは商談が活発に行われており、次年度以降のラインナップへ向けたビジネスが各所で行われていた。日本の自転車産業振興協会が取り仕切る「日本ブース」エリアでは、日本の自転車ブランドが出展しており、さらなる世界進出の機会を求め、各国のバイヤーに自社商品をアピールしていた。

CKTはBBに内蔵したモーターでアシストする Photo: Shusaku MATSUO
ロボットを使用したオートメーションなフレーム作りも Photo: Shusaku MATSUO
欧米に目を向けているVELOの余彩雲社長 Photo: Shusaku MATSUO

 アクセサリーメーカーのVELO(ヴェロ)の余彩雲社長はショーの狙いに対し「我々が世界に送り出す製品の割合は約60%がアメリカ、30%がヨーロッパ、アジアは残りの10%となり、日本はその中の数%のシェアです。日本のマーケットが求める製品の価格と品質は欧州とは異なっている結果でしょう」と内訳を話し、アジアでの開催ながら欧米に目を向けた姿勢を示した。

日本にも多くのプロダクトを送り出しているEbon(イーボン) Photo: Shusaku MATSUO

 一方、OEMアクセサリーを多く手掛けるEbon(イーボン)のジェフ・リー氏は「日本に対しては我々が持つ工場だからこそできる、オリジナル企画の製品を多く出しています。サイクルアクセサリーだけでなく、ヨガマットといった幅広い分野の展開も広がり、お客様も増えていますね」と現状を語り、日本に対して熱い視線を送るメーカーも見受けられた。

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