今治市と尾道市周辺地域が舞台世界的自転車イベント「サイクリングしまなみ 2018」開催 秋晴れの中、7215人が快走PR
瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)を走る国際サイクリングイベント「サイクリングしまなみ 2018」が10月28日に開催され、国内外から集まった7215人の参加者がサイクリングと美しい景色、地元のグルメを堪能した。
2014年から2年おきに開催
「サイクリングしまなみ」は、愛媛・広島県や関係団体などでつくる実行委員会によって2年おきに開催されるイベント。国内で唯一高速道路を走るイベントとして知られており、2014年の初開催から数え今年で3回目を迎える。

今回は、尾道から今治を目指す新設コース「IMABARI 70」や、今治をスタートして尾道までを往復する「COMPLETE SHIMANAMI 140」(約140km)など、走行距離の異なる7コースが用意。海外からの参加者も多く、ジャイアント・グローバルグループ最高顧問のトニー・ロー氏も台湾のサイクリストと「追風騎士」というチーム名でエントリー。国内外合わせ、7215人のサイクリストが参加した。
大会参加者は、尾道から今治に向かう約70kmのAコースが6時15分にスタートしたのを皮切りに、コースに合わせて今治と尾道間の旅をスタート。スタート後は少し肌寒い秋晴れの中、一般道と西瀬戸自動車道を含むサイクリングルートで走行を楽しんだ。


エイドステーションでは、地域住民など有志ボランティアがみかんゼリーなど地元グルメや飲み物を提供。サイクリストはコースの景色と共にグルメを堪能した。Aコースの参加者はスタートから約6時間かけ思い思いのペースでライドし、12時30分から13時頃にかけてゴールラインを通過した。
約70kmのサイクリングに挑戦した愛知県の会社員前田幸大さんは、学生時代の友人と参加。「高速道路を走るという大変貴重な体験ができましたし、走行中は地元の方たちの暖かい応援が印象に残っています。大会スタッフのサポートも手厚く大変満足です」と笑顔で振り返った。


大盛況のうちに幕を閉じたサイクリングしまなみ。次回はオリンピック開催年の2020年に行われる予定だ。