22チームが宇都宮で顔見せファンの心を掴むチームプレゼンテーション 各選手がジャパンカップ開幕へ向け抱負を語る

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ジャパンカップを開幕を目前にした10月19日、宇都宮のオリオンスクエアで出場チームによるプレゼンテーションが開催された。国内外合せて22チームが集結し、詰めかけた観客に向けてレースへの抱負を語り、顔見せした。

ウィリーで登場し、会場を沸かせた別府史之(トレック・セガフレード) Photo: Yuu AKISANE

“ネタ”を仕込んだ国内チーム

 口火を切ったのはジャパンナショナルチーム。前週に開催された「おおいたアーバンクラシック」で優勝を果たした石上優大を筆頭に、U23(23歳未満)の選手で構成されたチームで結果を狙う。石上は「明日は僕の誕生日なので頑張りたいです」と意気込んだ。

地元の声援を浴びた宇都宮ブリッツェン Photo: Shusaku MATSUO
栃木県内の地元チームとして臨む那須ブラーゼン Photo: Shusaku MATSUO
「優勝を狙いたい」と明かした雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO

 この後は続々と国内コンチネンタルチームが登場。地元チームの宇都宮ブリッツェンが壇上に上がると、集まった観客からは歓声が上がった。昨年、ロードレースで3位入賞を果たした雨澤毅明は「優勝を狙う」と断言。清水監督は「選手のコンディションも上がってきている」と明かし、チーム一丸でレースに臨むと抱負を述べた。

風物詩となったマイクパフォーマンスで会場を沸かせたマトリックスパワータグの安原監督 Photo: Shusaku MATSUO
人一倍声を張り上げてアピールした中田拓也(シマノレーシング) Photo: Shusaku MATSUO
バラエティ豊かなメンバーでレースに挑むクリテリウムスペシャルチーム Photo: Shusaku MATSUO

 プレゼンテーションではお決まりとなった個性的な“ネタ”を仕込んだチームも多く登場した。マトリックスパワータグは「インザスカイSANO」こと佐野淳哉が奇抜ないでたちで現れると、安原監督が名物のマイクパフォーマンスを披露。ヨネックスがスポンサーにつくキナンサイクリングチームはバドミントンラケットでシャトルを飛ばしながら入場し、チーム ブリヂストンサイクリングは大久保陣がウィリーやジャックナイフで抜群のコントロールをアピールするなど、チームのキャラクターを前面に出したプレゼンテーションが続いた。

全日本チャンピオンジャージを纏った山本元喜(キナンサイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO
奇抜な格好で登壇した“インザスカイSANO”こと佐野淳哉 Photo: Shusaku MATSUO

 全日本チャンピオンジャージを纏った山本元喜(キナンサイクリングチーム)は「ジャージに恥じない走りをしたい」とコメント。今年度のJプロツアーで年間個人ポイント王者に輝いた窪木一茂(チーム ブリヂストンサイクリング)は「クリテリウムで優勝を狙う」と宣言した。ジャパンカップを引退レースに選んだオスカル・プジョル(チームUKYO)は集まったファンに向け「キャリア最後のレースはここでなければならないんだ」と語った。

ジャパンカップをもってレースを引退するオスカル・プジョル(スペイン、チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO
「今シーズンの全てを注ぎます」と誓った金子大介(セブンイレブンクリック・ロードバイクフィリピン) Photo: Shusaku MATSUO

 海外チームはコンチネンタルチームからスタート。セブンイレブンクリック・ロードバイクフィリピンでは金子大介、岡泰誠の2人の日本人選手がエントリーしている。金子は「今シーズンの全てを注ぎます」と意気込み、宇都宮ブリッツェンの岡篤志の兄である岡泰誠は「兄弟対決にも注目してください」とアピールした。

 プロ選手への登竜門として知られるツール・ド・ラブニールで個人総合優勝を飾ったタデイ・ポガチャー(スロベニア)擁するリュブリャナ・グスト・ザウラムは、マスコットのアタ吉を引き連れて登壇。ぬいぐるみを観客に投げてプレゼントするなど、各チームはファンサービスに余念がない。

“伊達男”フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア)の登場に黄色い声援が飛ぶ Photo: Shusaku MATSUO
昨年のクリテリウム、ロードレースの覇者であるマルコ・カノラ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Shusaku MATSUO
ツール・ド・ラブニールで総合優勝したタデイ・ポガチャー(スロベニア、リュブリャナ・グスト・ザウラム) Photo: Shusaku MATSUO

クネゴがクリテリウムに出走

 プロコンチネンタルチームで注目が集まったのはNIPPO・ヴィーニファンティーニだ。昨年のクリテリウムとロードレースを制したマルコ・カノラを筆頭に、日伊の強豪選手でレースに臨む。引退を発表しているダミアーノ・クネゴ(イタリア)も急きょクリテリウムを走ることが発表された。初山翔は「欧州のハイレベルなレースで引きずり回されてきました。中根英登選手とともに実力を上げてきたので頑張りたいです」と述べた。また、今レース初出場となるウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリアの“伊達男”フィリッポ・ポッツァート(イタリア)が登場すると会場からは黄色い声援が飛んだ。

別府史之を筆頭に優勝を狙うトレック・セガフレード) Photo: Shusaku MATSUO

 UCIワールドチームに紹介が進むと、より一層声援が増した。トップバッターを務めたのは別府史之が率いるトレック・セガフレード。怪我から復帰し、今年のツール・ド・フランスでステージ勝利を挙げたジョン・デゲンコルプ(ドイツ)はクリテリウムで別府と協調したいと明かした。

 “どんちゃん”の愛称で親しまれるジョー・ドンブロウスキー(アメリカ、チーム・EFエデュケーション・ファースト・ドラパック )は、日本の女性ファンに人気だと司会の栗村修さんから伝えられると、顔を赤くしてはにかみ、より一層ファンの声援を浴びた。

自身のラストレースをジャパンカップで飾るサイモン・ゲランス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) Photo: Shusaku MATSUO
ツール・ド・フランス総合4位になった経験を持つロベルト・ヘーシンク(オランダ、ロットNL・ユンボ) Photo: Shusaku MATSUO
“どんちゃん”の愛称で人気のジョー・ドンブロウスキー(アメリカ、チーム・EFエデュケーション・ファースト・ドラパック ) Photo: Shusaku MATSUO
クライマーとして活躍が期待されるブライヤン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット) Photo: Shusaku MATSUO

 豪華メンバーで挑むロットNL・ユンボはチームバイクであるビアンキ「オルトレXR4」のスペシャルペイントを用意。ヘッドチューブには日本国旗や富士山が描かれたもので、クーン・ボーマン(オランダ)が駆る。トップレースで数々の勝利を挙げたサイモン・ゲランス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)は、ジャパンカップが引退レースであることを発表。会場からは拍手が起こった。

 宇都宮の目抜き通りを封鎖して開催されるジャパンカップクリテリウムは翌20日、午後3時40分からスタートする。

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