グルメフェスも同時開催地域を丸ごと堪能する公道イベント 「かすみがうらエンデューロ」で325チームが快走

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 日本10名湖にも数えられる霞ヶ浦を舞台に10月14日、「かすみがうらエンデューロ」が開催された。多彩な種目や、ビギナーでも走りやすいコースが人気を博し、1151人がエントリー。眺望が開けた湖畔沿いを、325組のチームが快走した。

1151人、325チームが参加した「かすみがうらエンデューロ」 Photo: Shusaku MATSUO

公道を使ったエンデューロ

 大会は、前日に開催された「ツール・ド×かすいちmini」や、スポットを巡った獲得ポイントを競う「ライドハンターズ」に続き、かすみがうら市交流センターで行われた。朝方から冷たい雨が降りしきったが、スタートが近づくごとに雨脚が弱まり、晴れ間から覗く太陽が霞ヶ浦の水面を照らし始めた。

一斉にスタートを切る5時間エンデューロ Photo: Shusaku MATSUO
唯一の上り坂に挑む参加者たち Photo: Shusaku MATSUO

 エンデューロのコースは1周4.8kmで、一部公道を完全に封鎖した区間が取り入れられているのが特徴。挑戦しがいがある上りや、見通しの良い下り、開けた田園風景を抜けて霞ヶ浦を横目に走るバラエティ豊かなレイアウトだ。

ママチャリカテゴリーも用意。ビギナーでも参加しやすい空気 Photo: Shusaku MATSUO

 参加種目は5時間エンデューロやミニベロ(小径車)、また、ママチャリ(軽快車)と多彩。個人参加のカテゴリーはなく、参加者は2~6人のチームを組み、計測タグ入りのバンドを足首に巻いて走行する。5時間の部は、男女別のチームのほか「男女混成、また、車種を問わない多彩なカテゴリーが用意。入賞のチャンスも幅広く、豪華賞品を目指して多くの参加者がしのぎを削り盛り上がった。会場内にはピットレーンが設けられ、選手交代を待つ参加者が仲間の帰りを待ち、次のチームメイトを絶えず送り出す姿が見られた。

選手交代に向け、仲間を待つピットレーン Photo: Shusaku MATSUO
テントを張り、仲間を待つ間は思い思いに過ごす「 Photo: Shusaku MATSUO
レース前には初心者講習会も開催 Photo: Shusaku MATSUO

 大会主催者が“レースデビューにもってこい”と称することもあり、レースビギナーでも参加しやすいのも特徴のひとつ。レース前には、ゲストでMCを務めた宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正ゼネラルマネージャーによる初心者講習も開かれた。

 出走前に忘れがちなクイックリリースの閉め忘れといった基礎的な確認から、密集度が高いレース中の走り方や注意点を丁寧に解説。ピットの入り方といったエンデューロならではの質問や、雨で濡れた路面の走り方の疑問に対しても、わかりやすい回答で参加者を頷かせていた。

地元の特産品を使ったブースが人気を博した Photo: Shusaku MATSUO
大会テーマソングを歌うオニツカサリーさんのライブも開催 Photo: Shusaku MATSUO

 会場ではレースのほか、多くのイベントが開催された。「霞ヶ浦まるごとグルメフェス2018」もメイン会場内で併催しており、日本酒のほか、地元の肉を使った焼きそばや焼き鳥のブースも充実。気温が冷え込んでいたため、モツ煮や豚汁などが好評を博していた。また、大会のメインテーマを手掛けたオニツカサリーさんのライブや、お笑い芸人のアントキの猪木さんによるショーが開催。ピットで出番を待つ参加者や、応援に駆け付けた家族を楽しませた。

賞品は名産の果物を箱で用意

 レースが佳境を迎えると、応援に加えてコース内では、観客から「前の選手まで30秒差だよ!」といった応援が飛ぶなど、各カテゴリーで白熱した展開が繰り広げられた。順位は5時間終了の際、フィニッシュラインに到達した時点での周回数によって争われるため、なんとかもう一周したいと皆がペースを上げる。ついに5時間が経過し、レース終了のチェッカーフラッグが振られると、参加者は達成感に満ちた笑顔を浮かべながらゴールした。

霞ヶ浦の眺望を横目に快走する参加者たち Photo: Shusaku MATSUO
あゆみ太鼓が笛の音とともに応援 Photo: Shusaku MATSUO
田園風景から霞ヶ浦へと向かう Photo: Shusaku MATSUO

 表彰は各カテゴリーのほか、さまざまな賞を用意された。ゼッケン番号が「298」(ツクバ)ということで、協賛している筑波銀行賞が設けられたり、各カテゴリーの14位に「飛び賞」が贈呈されるなどチャンスが豊富。該当者チームにはかすみがうら市の名産である梨やぶどうが箱ごと贈られた。

笑顔でゴールする参加者たち Photo: Shusaku MATSUO
大会には5回目の参加という、ぺんてるの皆さん Photo: Shusaku MATSUO

 会社内の愛好家で結成された文房具メーカー「ぺんてる」チームは8人3チームで参加。近隣の小美玉市の茨城工場で勤務する社員を中心としており、週末は霞ヶ浦一周の『かすいち』に挑戦したり、合宿などをしてサイクリングを楽しんでいるという。「エンデューロはサーキットで開催されることが多いですが、この大会は普段走れない公道を使っているのがいいですね」と皆が感想を述べていた。他にも「一人で頑張るヒルクライムは苦手だけど、エンデューロは仲間と協力して走れるので飽きない。霞ヶ浦の景色も最高でした」という声も聞かれた。

ゼッケン番号「298」(ツクバ)に筑波銀行賞が贈られるなどユニークな表彰も用意 Photo: Shusaku MATSUO
かすみマルシェではサイクルポイントを利用し、お土産を求める参加者が多かった Photo: Shusaku MATSUO

 参加賞として、霞ヶ浦産の小女子やシラスの佃煮が振る舞われたほか、周回数に応じてもらえる「サイクルポイント」のチケットが配布された。サイクルポイントは特産品を取り扱う指定の店舗で利用することが可能。会場内にある「かすみマルシェ」では、ジェラートなどのデザートやお土産をサイクルポイントでお得に購入できた。大会を通して、かすみがうら市の魅力を存分に堪能できたイベントとなった。

かすみがうらを丸ごと堪能したイベントとなった Photo: Shusaku MATSUO

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